2018年03月27日(火) 更新

【就活で大活躍】IR情報の見方を徹底解説~業界の最新動向もチェック~

企業研究には客観的な視点が必要

就活を攻略するためには企業研究が必須であり、上手に進めるためにはIR情報の見方を知っておくことが大切です。企業研究の方法としてはインターンや説明会に参加したり、企業のホームページをチェックするなどの方法がありますが、企業研究には客観的な視点が必要です。

企業情報を得るために企業のホームページなどを閲覧している人は多いですが、これは企業の広報媒体なので、企業にとって都合の悪い情報はないのが基本になります。しかしIR情報には企業側の視点を排した客観的数字が記載されているため、より企業の実態を見抜きやすいです。客観的な視点を持って企業研究を進めることで企業への理解もさらに深まりますので、IR情報を活用して就活の成功を目指しましょう。

IR情報を確認する前に、業界動向把握してる?

就活するうえで、企業のIR情報を調べる人は多いです。IR情報を見ると、事業内容や従業員数、求めている人材など、企業の情報をくわしく知ることができます。そのため、企業研究で役に立つIR情報を確認しない人と確認する人とでは、就活で大きく差が開いてしまうのです。
IRと関連した話ですが、あなたの志望している企業はどの業界で、どのような動向か把握していますか?もし、業界の種類や動向を把握せず就活しているなら、それはもったいないです。キャリアパークでは、就活生に人気のある21業界の情報を無料で提供 しています。下記のサムネイルからチェックしてみてはいかがでしょうか。多くの業界について知ることは就活の幅を広げたり、ライバルと大きく差をつけたりすることにもつながります。

そもそも「IR情報」とは何なのか?

「IR情報」はすべての企業のHPにあるというわけではないですが、有名な会社や大企業は公開していることが多いです。このIR情報は、実は就活生に有益な情報をもたらしてくれます。しかし、就活生の中には、そもそもIR情報が一体何なのか分かっていない方も多いはずです。

IR情報とは

IR情報の「IR」は、「インベスター・リレーションズ」の略です。つまりIR情報を日本語に直すと、「投資家のための情報」となります

IR情報とは「企業の財務・経営状況などを正確に知るための情報」

IR情報とは、簡単にいえば投資家向けに作成された「企業の財務・経営状況を正確に分かりやすく伝えるための情報」のことです。そして、このIR情報は投資家のためだけでなく、就活生が企業研究をする際にも非常に役に立ちます。

メリット:企業の本当の実態を知ることができる

それでは、企業研究でIR情報を利用するメリットは何なのでしょうか?それは、企業の本当の実態を知れることです。企業の説明会やパンフレットでは知ることのできない情報が多く公開されています。説明会などの表向きの場では、いいところやキレイなことしか言いませんが、IR情報では、企業が抱えている問題や財務状況を知ることができます。 IR情報から仕入れた情報は、その企業を志望するかどうかの判断材料になるでしょう。

就活における企業研究で重要になるのが「有価証券報告書」

IR情報で特に重要となってくるのが、「有価証券報告書」や「決算説明会資料」です。そのため、就活で企業研究をおこなう際は、「有価証券報告書」に必ず目を通すようにしましょう。 しかし、企業研究に役立つ有価証券報告書とは一体どんなものなのでしょうか。

有価証券報告書とは企業の現状を外部へ開示する資料

有価証券報告書は、企業の現状を外部へ開示する資料のことであり、上場している株式会社などには提出義務が課せられています。 報告書に記載されている内容は様々であり、「事業の内容」「研究開発活動」「財政状態」「設備の概要」「経理の状況」など、平均150ページ程度で作られています。すべてに目を通すのは難しいので、ポイント絞ってみることをおすすめします。

特に企業の課題と解決策に注目する

有価証券報告書を読み解く際は、特に企業の「課題」と「解決策」に注目しましょう。会社が今後どういった経営戦略で成長していくのかを知ることができます。 また、課題と解決策は、面接対策にも役立ちますし、自分の考えを述べやすいかと思います。面接で、課題に対する新たな解決策を提案しても良いですし、述べられている解決策に対する自分の考えを伝えても良いでしょう。 それらは、結局は自分が企業に貢献できることに繋がりますので、採用担当者にいい印象を与えることができます。

就活生必見!IR情報で重要になる各項目の見方

上記では、有価証券報告書の見方を紹介しました。 ここからは、志望している会社の経営がどうなっているのか、将来性が見える注目すべきIR情報の見方のポイントをご紹介します。経営が安定している企業に就職したいと思う就活生の方が多いと思いますので、企業研究をおこなっている学生の方は必見です。

IR情報から企業の利益を把握する

企業のHPによって表記は様々ですが、まずは「業績ハイライト」や「財務諸表」を開いて、利益を把握しましょう。「売上高」や「営業利益」、「経常利益」などが公開されており、企業が得ている利益を年次で知ることができます。 それでは、詳しい見方を紹介していきます。

売上高の総額は直近2~3年の数字の大きさを見る

まず、売上高の総額とは、ある期間に企業が商品やサービスを販売した総額です。実際に企業が手にしたお金のことではありませんので、よく覚えておきましょう。 この項目の見方としては、数字は大きければ大きいほど良いです。直近2〜3年で、どのように推移しているのか見ておきましょう。増加傾向であればほぼ問題ありませんが、下落傾向であれば経営が上手くいっていない可能性があります。ですので、その理由をしっかり押さえておく必要があります。理由は上記で紹介した、「有価証券報告書」にも記載されているので、見ておきましょう。

当期純利益の高さで赤字か黒字かが分かる

次に注目すべきなのは、当期純利益です。当期純利益とは、総売上高から売上原価や製作コスト、税金などのすべてが引かれて、最終的に手元に残る金額のことです。簡単に言えば、企業が最終的に稼いだお金になります。
当期純利益がプラスであれば黒字、マイナスであれば赤字であると読み取れるのです。赤字続きになっている企業は、事業撤退やリストラなどがおこなわれる可能性があるでしょう。企業研究でしっかりと確認しておいてください。

売上高だけでの判断は危険!

総売上高がプラスでも、コストが大きくかかっていれば当期純利益がマイナスになることがあります。売上高だけで判断しないようにしましょう!

当期純利益だけでは企業の実態はわからない

志望する企業を決める際には企業の売上をチェックすることが大切ですが、当期純利益だけでは企業の実態はわかりません。その事業年度だけの特殊要因である特別利益や特別損失を計上したのが当期純利益なので、これだけで判断するのは時期早尚だと言えます。その年度のみ高い利益を獲得している、あるいは損失を出しているという可能性もありますので、この数値だけで判断してしまうと企業選びに失敗する可能性が高いです。

純利益を見る場合は、当期の利益だけを見るのではなく、前期以前から遡って確認することが大切です。過去に遡って確認することで、これまでの利益や損失が明らかになりますし、純利益の推移なども知ることができます。当期だけを見て判断しないようにしましょう。

営業利益と経常利益もチェック!

IR情報で企業の利益を確認する場合は、売上高や純利益だけではなく、営業利益と経常利益もチェックしておくことが大切です。営業利益は粗利ともいい「売上−原価」で表わされるものです。本業でどれだけ儲けているかをみることができますので、営業利益が高い=本業での売上が多いことを表します。

経常利益は、本業を含めた事業全体から会社が経常的に得た利益のことで、これが真の企業実態を表します。経常利益は企業全体の利益と損失を計上し、算出する利益であり、企業が上げた利益を見るのであれば経常利益を見ることが大切です。
本業でいかに利益を上げても、その他の事業で損失があればマイナスになりますし、反対に本業が悪く、その他の事業でカバーするケースもあります。企業実体を正しく知るためにも、経常利益に注目しましょう。

IR情報のセグメントからどの事業に力を入れているのかを知る

また、IR情報の項目には「セグメント」があります。セグメントでは、その企業がおこなっている売上比率を、事業別に把握することができます。ここでは、三菱電機のセグメントを例にみてみましょう。

三菱電機は、【産業メカトロニクス】と【重電システム】に最も力を入れていることが分かります。その企業の看板事業になるので、具体的にどんなことをおこなっているのかしっかりと押さえておきましょう。
セグメントを直近過去5年間で比較して、売上比率が上がってきているものは、その企業が新たに注力している事業になります。 企業が注力して売上が伸びてきているということは、需要があり、事業としての成長に将来性があるということにつながるので、看板事業とあわせて、こちらもあわせてしっかりとチェックしておいてください。

他にも見るべきIR情報の項目はたくさんあるので要チェック!

ここまで、色々とIR情報で注目すべき項目について紹介してきました。有価証券報告書や売上に関する情報ばかりに目がいきがちですが、他にも見るべきIR情報のチェックポイントは多くありますので、詳しくみていきましょう。

【中期経営方針(計画)】
中期経営方針からは、目標を達成するために何が必要なのか、何をクリアすべきなのかを知ることができます。企業が現状において取り組んでいることになるので、知っておきましょう。

【事業等のリスク】
たとえばアサヒでは、「税制改正」「食品の安全性」「原材料価格の変動」などのリスクを常に抱えながら事業をおこなっています。リスクを伴わない事業はないので、志望する企業にはどんな問題がついてくるのか理解しておきましょう。

【社債】
社債とは「借金」のことです。社債を抱えていない企業は少ないですが、きちんと返せているかが重要になります。格付投資情報センター(R&I)や日本格付研究所(JCR)で格付けがされているので、そちらで確認してみるのも良いです。

新聞社各社のデータベースでさらに企業研究を深める

企業研究の方法としてはIR情報を参考にするのもいいですが、それだけではなく新聞社各社のデータベースを利用するのもおすすめです。新聞社のデータベースでは過去の記事を閲覧することができ、そこから業界や企業についての情報を得ることができます。新聞は事実に基づいての報道になりますので、企業の有利になるようには書かれていませんし、事実のみが記されています。新聞社のデータベースも利用しながら、さらに企業への理解を深めていきましょう。

大学図書館を利用しよう

新聞各社のデータベースで企業研究をおこなうのであれば、大学図書館を利用するのがおすすめです。大学図書館が提携している新聞DBサービスにアクセスすることで過去の記事などを閲覧することができますし、業界や企業についてさらに理解を深めることができます。データベースにはさまざまな情報がありますので、まずは業界についての記事を探し、そこから志望する企業へと絞り込んでいくのがおすすめです。
データベース内の記事は膨大な量になりますので、上手に絞り込むことができなければ有益な情報を得られなくなってしまいます。志望する業界、企業と少しずつ条件を絞り込んでいき、就活に役立てられる記事を探していきましょう。

まず『日経テレコン』21を検索!

新聞各社のデータベースはさまざまありますので、どれを利用するか悩む人は多いです。何を利用していいのか分からない場合は、まず『日経テレコン21』を検索してみましょう。企業研究としては、日経新聞の過去記事を検索・閲覧できるデータベース『日経テレコン21』がおすすめであり、企業に関するさまざまな情報を閲覧することができます。
日経新聞を読んでおくことで企業について知れるだけではなく、経済について詳しくもなれますので、就活の対策としてもおすすめできます。就活対策の一環として日経新聞を読んでいる人も多いですし、企業研究も兼ねておこなえば一石二鳥です。利用するデータベースに迷えば『日経テレコン』を利用し、企業研究と就活対策をお得に進めていきましょう。

IR情報を読みこなして他の就活生に差をつけよう

就活攻略のためには企業研究は欠かせないものであり、どこまで徹底して研究できたかによって合否も大きく変わってきます。企業研究の方法はさまざまありますが、客観的な視点で企業研究をおこなうことが大切ですので、IR情報や新聞記事データベースの利用がおすすめです。IR情報や新聞記事データベースで、企業研究をより深くおこなうことで他の就活生に差をつけることができますし、客観的な視点から情報を得ることができます。
企業のホームページなどでは、企業に有利になるように良く書かれていることも多いため、100%信用できるとは限りません。公平性のある情報を得ることが大切ですので、IR情報や新聞記事など企業の主観が入っていない情報で企業研究を進めることが大切です。

IR情報を読めるようになったら、次は「就活力」だ

本ページでは、就活の企業研究で役立つIR情報の見方についてご紹介しました。IR情報の有価証券報告書に書いてある企業の課題と対策はしっかりと頭に入れましょう。また、キャリアパーク編集部おすすめの業界動向MAPで多くの業界を知っていれば、就活の幅が広がったり、ライバルと差を広げられることにつながるのです。
ちなみに、内定を勝ち取る人は「就活力」が高く、ほかの就活生よりも人一倍行動する人が多いです。あなたの就活力は何点でしょうか。下記の無料でDLできる就活力診断シートで、ぜひ、チェックしてみましょう。

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