2021年10月07日(木) 更新

【SPIの点数とは?】就活生が知りたい合格ラインについて解説

SPIは点数ではなく偏差値で結果が出る

SPI対策は順調に進んでいますか。対策をしている際、どのように評価されているのか気になる人は多いでしょう。

SPIは点数ではなく、偏差値として結果が出ます。偏差値方式なので、●●点以上を取れたら合格できる、●問正解したら選考を突破できるというのはありません。SPIは20~80の偏差値で結果がでます。

企業側は合格の偏差値を公表していない

SPIは、点数ではなく偏差値で結果が出ていますが、選考基準に「偏差値が●●以上であること」という文言はみなさん見たことがないでしょう。

これは、企業側は合格ラインである偏差値を公表していないからです。なぜかというと、先述したように「●●点以上で合格」という明確な基準は存在しないからです。そして、合格ラインは企業ごとに違います。

企業は採用試験を通して、就活生の能力が備わっているか、会社に適している人材かどうか、会社が求めている性格や思考であるかがチェックされます。また、就活の選考はSPIだけではありません。書類選考や面接を通して行われます。多くの企業がSPIの試験を、あくまでも選考判断の材料としての1つとして捉えています。そのため、合格偏差値を公表していません。

全体の7割以上の正解率はとるべき

SPIの合格ラインは企業ごとによって違いますが、おおよその正解率は知りたいと思う方が多いでしょう。

SPIは全体の7割以上の正解率を目指すことをおすすめします。最低でも6割以上は取得するべきですが、選考を確実に突破したい人は7割以上の正解率を狙ってください。

企業ごとに合格ラインは違うものの、どのような試験でも半数以上の正解率は必須です。正解率が半数以下の場合は望ましい結果とはいえません。全体の7割以上の問題は正解できていないと、次の選考に呼ばれることはないと思ってください。

このように、SPIは7割以上の正解率が取れるよう対策をしておいた方が得策です。

個人によっても合格ラインは異なる

ここで重要なのが、企業ごとに合格ラインも違えば、応募者個人によっても合格ラインは違うということです。例えば、Aさん、Bさんの2名の応募者いた場合を想定します。

どちらもSPIで同じ偏差値でしたが、Aさんは合格、Bさんは不合格になりました。この場合、なぜ同じ偏差値の2名とも選考通過をしなかったのかというと、個人の適性を見られたからです。

まず同じ偏差値であっても、書類選考で、どちらが企業の求める人材にふさわしいのかを見られ、Aさんの方が総合的に評価がよかったことが挙げられます。

他にも、SPIの性格適性検査で、Aさんの方が職務の適性があると判断されたケースもあるでしょう。このように、同じ偏差値であっても個人によっても合格ラインは異なるので、合格する場合もあれば、不合格になってしまう場合もあります

テストセンター受験では問題の難易度も異なる

SPIは、在宅で受験可能なWEBテスト形式と、テストセンターと呼ばれる会場で受験するテストセンター形式があります。他にもマークシート形式やインハウスCBTと呼ばれる形式もありますが、近年はWEBテストとテストセンターが主流です。

テストセンター形式は、他の形式よりも比較的難易度が高いといわれています。SPI自体は小学生~高校生レベルの問題が出されますが、その中でもテストセンター形式が難しい理由は、人によって出題内容が異なるからです。

試験が開始されると、受験者の正答率によって問題の難易度が変わっていきます。正解が続くごとに問題は難易度が高くなり高得点を狙えますが、不正解が続くと難易度は低くなっていきます。そのため、正解した数で合否が決まるわけではないのです。

企業がSPIで見るのは個人の能力と自社との相性

企業は、SPIの点数だけを見ているわけではありません。個人の能力はもちろんのこと、会社との相性も見ています。業種として正確性が求められる場合計算が正しくできているかや、性格として几帳面な性格であるかなどを見ています。

また、SPIでは何度も同じ問題が出てくることがありその際に答えが異なっていることがあると、正確性があまりないと考えられてしまいます。

SPIでは点数のみに気持ちが行きがちですが、点数以外の観点でもテストが行われているため、一つ一つの問題によく考えて回答する必要があります。

性格検査で落ちる場合もある

SPIの得点が高くても、試験に落ちてしまうことはあります。SPIでは計算などの得点がつくものの他に、性格診断もあります。

業種によっては、社交性があり落ち込むことがあまりない人を欲している場合があります。

そういった業界に対し、性格診断で「内気」「神経質」などの判断が出た場合落ちてしまうこともあるでしょう。例えば「神経質」と判定された場合でも、ミスが許されないような精密なことをする会社ではマッチしています。

SPIは、ウェブで何度も練習することができるので点数だけではなく、性格診断も事前に行って自分の特性をよく理解しておくことが重要です。

無料の模試&問題集で対策しよう

SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

SPIで高い点数を取るためには構成を把握する

さて、次は、どうしたらSPIで高得点を狙えるのか解説します。皆さんは、そもそもSPIはどのようなジャンルの問題が出題されるか把握していますか。ただ小学生~高校生レベルの問題が出題されると思っていませんか。

SPIで高得点を取るためには、もう少し詳細に、どのような分野の問題で構成されているのかを知る必要があります。何事も事前準備が功を成します。

どのようなジャンルの問題が出るのかを知っておくだけで、SPIは有利に受験することができます。

SPIの能力検査は言語と非言語の2種類

SPIは2つの分野から問題が出題されます。言語と非言語と呼ばれる能力検査です。言語は、その名の通り日本語の力を試す検査です。非言語は計算や図形といった数学の力を試す検査です。

言語は熟語や二語関係、語句の用法、長文問題などが出題されます。例えば、熟語や二語関係、四字熟語などは暗記をすることで語彙が増え問題が解きやすくなりますが、長文問題は読解力、内容理解、接続詞、文章の挿入といった多様な日本語能力が試されます。

非言語は、推論、場合の数、確率の問題から、表の読み取り、資料の読み取りなど幅広く出題されます。数学的な思考が求められる問題が多様に出題されます。また、多くの企業では、言語と非言語の検査の他に、性格の検査である性格適性検査も加えて実施します。

手問題を克服し正解率を上げる

SPIは、テストセンターなどによって難易度の差はありますが、基本的な出題パターンは決まっています。

そのため、何度も練習をすれば得点を上げることができます。問題にはさまざまな種類があり、人によっては苦手な分野があります。そういった場合は、その分野の問題を集中的に練習しましょう。

正答率をあげてSPIの得点を上げることで、採用される確率をあげることができます。また、SPI試験はテストセンターや企業内のブースなどで行われることがあるため家でウェブだけの練習ではなく、出来れば本番に近い環境でテストに慣れることも重要です。

大学や企業が主催している、テスト対策に行くのも良いでしょう。SPIは何度も練習すれば結果はついてくるので、根気強く練習しましょう。

時間配分に気を付ける

SPIのテストセンターでの点数の上げ方は、事前にパソコンでSPIの受験を体験できる「テストセンター体験受検」です。問題形式や時間配分が分かります。

テストセンターでもペーパーテストでも共通しているのは、とにかく時間配分に気をつける点です。一問にかけられる時間は5分ほどなので、勉強するときは常に時間を計り、本番で時間が足りないといったことのないようにしましょう。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

SPIは点数ではなく偏差値で結果が出る!結果を残すために対策が大事

ここでは就活生が知りたいSPIの合格ラインについて解説しました。SPIは偏差値として結果が出ること、合格ラインは企業によって異なることがわかりました。

企業が求める偏差値にたどり着くためには、効果的な対策を重ね、正解率を上げることは必須です。ぜひ今回ご紹介した対策方法を参考に、企業が求める合格ラインを目指しましょう。

入社したい企業が明確な人は、その企業や業界の傾向をさらに読み取り、対策するべき分野の問題を何度も解いて、しっかりと問題に慣れていきましょう。

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