デベロッパーのインターンシップの内容｜必ず知っておきたい実施の意義やメリット

デベロッパーの主な業務は不動産の開発

この記事の主題であるデベロッパーでのインターンシップ内容について確かめる前に、どのような業務をおこなうのかについて見てみましょう。デベロッパー（Developer）を日本語で訳すと「開発者」を意味するのですが、日本では不動産の開発をおこなう人を指します。不動産開発の仕事は多岐にわたり、以下の業務を行います。

・開発用地の取得
・役所との協議
・各種設計
・施工管理
・広告活動
・マーケット需要調査
・物件引き渡し

上記はあくまでも業務の一部ではありますが、インターンシップではこの中のいずれかの業務を体験できるでしょう。

インターンシップは職業を体験できる貴重な機会

インターンシップとは、学生が一定期間、企業などの研修生や訓練生として働き、その企業での仕事を体験できる制度のことです。いわば、本格的な職業体験といえますね。特に大学3年生の夏や冬に行われることが多いです。殆どの企業が1～2周間程度のインターンシップを実施しますが、他にも1dayインターンシップや1ヶ月間の長期インターンシップなど、内容が充実している点が特徴でしょう。なお、この記事で紹介するデベロッパーであれば、期間が1週間程度に設定されています。

アルバイトとの違いは学びたい姿勢が学生にある点

職業体験という意味であれば、アルバイトでもいいのでは？と思う方もいるでしょう。アルバイトの場合、学生の「お金を稼ぎたい」というニーズと企業側の「人手がほしい」という考えがマッチしています。一方でインターンシップの場合、企業側うんぬんではなく、学生の「学びたい、仕事を知りたい」という強い姿勢で行うでしょう。そのため、アルバイトよりも専門的な知識が身に付き、将来に繋がるといってもいいでしょう。デベロッパーのインターンシップでは、仕事現場を見せてもらったり、グループディスカッションを通したりして、社会人になる前に大きな力が身につきます。

インターンシップは学生の段階で仕事のイメージを掴める点がメリット

では、インターンシップを経験する学生には、どういったメリットがあるのでしょうか。インターンシップでは実際の業務を体験できるため、学生自身がその企業にあっているのか、前もって確認することができます。また、その学生が働くときのイメージが湧き、就活の意欲を高める材料にもなります。デベロッパーであれば、インターンシップへの参加で、業界全体の内面について詳しく知ることができます。

企業側にとっては良い人材を見つける機会であり企業のPRにもなる

もちろん、インターンシップを開催することで企業側にもメリットがあります。たとえば、自分の企業を志望しているのはどんな学生なのかを把握する、大きな材料になります。そして、企業によっては、良い学生を見つけたら先に内定を出し、良い人材を確保するところもあるでしょう。そして、企業のPRにもなります。デベロッパー業界でもそれは同様で、他の企業との違いを学生側に伝え、志望者を増やす機会になります。

デベロッパーのインターンシップの流れ

それでは、デベロッパーのインターンシップはどういった流れで行われるのでしょうか。ある1社を例にとると、以下のプログラムになります。

・1日目…インターンシップの概要説明
・2～5日目…企業の各現場へ配属され、現場担当者とともにデベロッパーの業務
・6日目…これまでの振り返り

上記にもありますが、1種間程度で体験できる形になっています。他にも、グループでのディスカッションでまちづくりについて考えたり、職員と学生が話す機会を設けたりする企業もあり、会社の事業によって異なる点は意識しておいたほうが良いでしょう。

デベロッパーのインターンシップは夏に開催されるケースが多い

では、デベロッパーのインターンシップはどの程度の規模の企業が行い、時期はいつになるのでしょうか。デベロッパーの場合、大手の不動産や、その子会社にインターンシップに行く学生が多いです。そのため、大手企業へのインターンシップの競争率が高いため、確実に行きたいのであれば、地元の不動産や、大学に来ている求人情報などを活用がおすすめでしょう。時期については、夏の長期休暇の方が、開催している企業が多いです。

不動産開発を体験できるデベロッパーのインターンシップは学生段階で仕事のイメージがつかめるメリットがある

ここまで、インターンシップの内容についてデベロッパー業界に絞ってお話しました。デベロッパーには大手不動産が多く、仕事をしてみたいと憧れる学生も多いでしょう。実際に仕事に就く前に、自分にあっているのか、志望している企業はどんな業務をしているのか知りたいときは、ぜひインターンシップに行って確かめてみてください。