インターンシップ先に提出する推薦状の書き方とポイント

インターンシップ先は参加者の人間性を見るために推薦状を求める

まず、なぜインターンシップ先が推薦状を求めるのか、その理由を考えてみましょう。インターンシップは、いわゆる職場体験ですので、正式な就職というわけではありません。とはいえ、インターンシップを受け入れる側としては、確かな人間であることを確認したいはずです。したがって、学生の志望動機に加えて、教授などからの推薦状を重視しています。

志望動機には目的とその会社を選んだ理由を書く

インターンシップをしたい場合には、志望動機に推薦状を添えるのが一般的です。では、そのインターンシップの志望動機はなにを書けば良いのでしょうか？答えは、インターンシップをやりたい理由と、なぜ他の会社ではなくその会社のインターンシップを志望したのか、の2点です。採用側もこの2点を重視しますので、自分の表現でうそがないように書きましょう。それに立派な推薦状が加われば、採用確率がアップします。

通過するエントリーシートを作成する

インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。

教授にインターンシップの推薦状の執筆をお願いする

インターンシップ先が推薦状を求める場合もありますが、そうでなくても教授からの推薦状があれば、それだけで採用される確率が高まります。インターンシップの志望動機に添えて推薦状を出すために、教授にお願いしてみましょう。ただし、教授の立場に立ってみると、あなたはその他大勢の学生の1人かもしれません。もし少数のゼミで顔なじみの教授などがいれば問題はないですが、そうでなければ断られたり、無難な推薦状になってしまう可能性もあります。

学生時代の過ごし方が大事

また、教授がどのような推薦状を書くかについては、学生時代にどのように過ごしたかが物を言います。もし講義を休んでばかりいたり、テストの成績が思わしくなければ、あまり良い推薦状を書いてもらえないかもしれません。クラブ活動など、なにか目立つ活動をしていれば、その点を教授にアピールすべきでしょう。また、推薦状の内容とインターンシップの志望動機が矛盾しないように注意してください。

自分でインターンシップの推薦状を書くケースもある

インターンシップに提出するために、自分で推薦状を書くこともあります。どういうことかというと、まずは自分で自分のインターンシップ先に提出する推薦状の原案を作成し、教授がそれをもとにして添削し、書き直したり、そのまま印鑑を押して提出するというものです。教授の側からすると、よく知らない学生の推薦状を1人1人違った内容で書くのが困難なため、このような方法をとっているところもあります。

インターンシップ先に自分をアピールするチャンス

このような自分で書く推薦状は、インターンシップ先に自分をアピールするチャンスだと捉えましょう。志望動機の裏付けとなるような推薦の仕方にすれば、よりインターンシップの志望動機に信憑性が増すことになります。もちろんうそを書いてはいけませんし、教授のお墨付きが得られるように内容は吟味しなければなりません。しかし、自分をアピールできるチャンスが増えたと前向きに捉え、心を込めて書きましょう。

インターンシップの推薦状が良いものにするには普段の学生生活も重要

インターンシップ先に提出する推薦状についてご紹介しました。教授からの推薦状であれば、その所属する大学から人柄が証明されたということですので、インターンシップを受け入れる側としても安心できます。推薦状を自分で書くケースもありますが、それは自分をアピールできるチャンスが増えたと捉え、心を込めて書きましょう