2016年11月29日(火) 更新
インターンシップとして農業が体験できる制度の内容
目次
「農業インターンシップ」という制度で就農体験ができる
「農業インターンシップ」とは、全国農業会議所が運営しているインターンシップ制度です。全国300以上の農業法人や農家にて一定期間(1週間~6週間程度)、就農体験ができます。参加費は無料です。(交通費は別途)基本的にはインターシップを行う農家や農業施設、社宅などに期間中住み込む形となります。なお、一部通勤制を導入している農業法人もあります。
農家に勤める従業員と同じ就業規則で本格的に作業を行う
農業インターンシップで行う仕事は、受け入れる農業法人により異なります。稲作、酪農、養鶏など、その農業法人に応じた仕事を体験できるようです。体験と言えども、農業インターンシップでは、農家に勤める従業員と同じ就業規則で仕事に直結する作業を行う事となります。また農作業だけでなく、社会人としてのマナーや農業ビジネスの基礎も教われるようです。
農業インターンシップは誰でも参加可能
農業インターンシップは、学生であっても社会人であっても誰でも参加できます。年齢や性別の制限も特にはありません。
・農業に興味がある
・インターンシップでの農作業を行える健康体の身体がある
・インターンシップ時のルールを守れる、社会常識がある
これらの条件を満たしている方であれば、基本的には誰でも参加する事ができます。
参加者には大学生のインターンシップ生が多い
農業インターンシップに参加する人は、学生が6割、社会人が4割といった分布になっています。数としては、特に大学生のインターンシップ生が多い傾向があるようです。社会人参加者は、20代と30代が多い傾向がありますが、中には60代以上で参加する方もいます。男女構成は、男性2:女性1の分布です。(ただし大学生の場合、女性の方が多い傾向があり)
農業インターンシップに体験レベルで参加しても問題ない
農業インターンシップは、「農業への就職は考えていないけれど、農業を体験してみたい」といった体験レベルで参加しても、全く問題ありません。特に学生のインターンシップ生の場合、就職目的というよりも、農業体験や農業への理解を深めるために参加する方が多い傾向があります。ただし、お客向けの体験サービスではなくインターンシップとなるので、遊び感覚で参加するのは避けた方がよいでしょう。
就職や転職に繋がるケースも多い
農業インターンシップでは、一般的な体験コースの他に、採用予定者向け体験コースも用意されています。農業インターンシップを通して農業法人に就職するケースも多く、単なる体験に留まらず就職への足掛りとしても十分活用できます。社会人で農業インターンシップに参加し、それを期に農家に転職したというケースも多数あります。
農業インターンシップは誰でも就農体験に参加できる制度であり就職や転職を考える人にもおすすめ
いかがでしたか。このように農業インターンシップは、農業に興味がある方やこれから農業を始めようと考えている方にとって、うってつけのインターンシップ制度です。年齢、職業問わず誰でも参加できますし、費用もほぼ掛かりませんので、農業に少しでも興味関心がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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