2020年06月24日(水) 更新

【グループディスカッションのテーマ対策大辞典】自由討論から時事問題までを完全対策

グループ討論の種類やその対策について徹底解説

就活では選考の一環としてグループ討論がおこなわれることも多く、どのようなテーマが出題されるのかなどを知っておくことが大切です。討論のテーマは企業によって違いますが、進め方自体は共通していることもあるので、知っておくことでより有利に討論を進めることができます。グループ討論は選考の中でも難関となるポイントであり、ここでつまづいてしまう人も多くいます。

グループ討論は対策ができないと考えている人が多く、対策なしで臨んでしまう人も多いですがそれは間違いです。出題のテーマを知ったり、グループ討論の種類を知ることで本番も有利に進めることができますし、対策のしようはいくらでもあります。グループ討論はしっかりと対策をし、攻略を目指しましょう。

テーマ対策の前に自分の役割適性を知ろう

グループディスカッションのテーマはさまざ

グループディスカッションのテーマはさまざまで、時事問題や業界関連と真面目なものもあれば、面白い内容のものもあります。テーマによっては、どう討論を進めてよいのか、悩んでしまうでしょう。本ページでは、どのようなテーマにも対応できるように、さまざまなパターンの議題例をご用意しました。テーマ対策の参考にしてください。しかし、その前にテーマだけが討論を困難にしているのでしょうか?

グループディスカッション攻略の秘策をご紹介!

グループディスカッションでは、役割を決める必要があります。そのため、自分がどの役割に向いているのか、把握しておくとよいです。自分がどの役につくかで、評価されるポイントも変わってきます。また、自分に合った役割につけると、討論に参加しやすく、自分の持ち味も発揮できるので評価のポイントもあがるでしょう。

自分がどの役割のタイプなのか、下記の資料を見ればわかります。このほかにも「グループディスカッション完全対策」で、グループディスカッションの流れや例題、面接官の視点もわかってしまうのです。この資料をGETするには、下記の「無料ダウンロード」をクリックしよう!

大学入試や公務員試験などで用いられる

グループディスカッションを選考に採用する会社や大学入試での採用が増え、大学生のなかにも授業でグループディスカッションや討論(ディベート)を学ぶ人が増えています。完全な討論や討議の形をとるものはあまりありませんが、討論に近いパターンでグループディスカッションを行わせるところはあります。まずは、グループディスカッション(GD)と討論(ディベート)の就活におけるポイントとコツを見ていきましょう。

グループディスカッションの仕組み

グループディスカッションの仕組みはどのような形式でしょうか。グループディスカッションを訳すと「集団討論」となります。5人~10人程度のグループを作ったうえで、1つのテーマに対し喧々諤々さまざまな議論を実施します。

テーマを自由に設定して行う場合もあれば、判断のもととなる情報を用意し、それをもとに結論を導くなど、形式はさまざまで、時間としては30分~1時間程度要するでしょう。グループディスカッションでは、進行役や書記、それにタイムキーパーなどの役割がそれぞれに課され、試験時に実施されるとその信仰の仕方などが評価の対象になり得ます。

ディベートもグループディスカッションのひとつ

グループディスカッションも討論(ディベート)もグループワークの一種、つまりチームのメンバーが協力しておこなうものです。グループディスカッションはメンバーで協力して議論するものだと周知の通りだと思いますが、討論(ディベート)も大学生が挑む就活では協力しあうものだと意識してください。

ディベート形式ではチーム戦であることを意識しよう

肯定派・否定派それぞれのチームだけが協力するのはもとより、参加した大学生全体の質がよく、良い選考だった面接官に感じさせられれば、討論(ディベート)の勝ち負けに関わらず、選考突破の確率をアップさせられます。真剣に討論をおこない、自分のチームの意見に投票してもらうことは重要です。

そしてそれに加えて、討議の中でも相手を尊重する姿勢を見せ合い、集団討議として気持よく見られて、議論が白熱し見応えもあるグループディスカッションにすることを心がけましょう。これが大事なコツとなります。

グループディスカッションの内容は主に4つ

選考や試験でグループディスカッションが実施される際、採用担当者(試験官)は志望者のコミュニケーション能力や思考力を見ています。志望者としてはここで一気に高評価を得たいものですが、想定していなかったテーマが出題されてしまうと、発言しにくくなってしまいますよね。

しかし、ご安心ください。グループディスカッションが実施される場合、4つのパターンのいずれかで進めることが多いです。このパターンをおさえることで、どのようなテーマで出題されても、ある程度柔軟に対応することが出来るようになります。

パターン①自由討論

グループディスカッションにおいて最初に考えられるのが、明確な答えが存在しない自由なテーマを内容にするパターンです。議題で例えると以下のような内容が挙げられるでしょう。

自由討論の質問例

  • 新入社員に求められる能力とは
  • 社会人に必要な心得とは?
  • 理想の上司とは

時間内にまとめられるかがポイント

答えや選択肢のない自由な議題は、参加者の自由な発想力を見ています。また、話があちこちに飛びやすくなりますので、そういったときにどう結論まで集約していくのか、うまくまとめる技術も見ています。

パターン②賛否を問う議論

グループディスカッションのテーマのパターンは他にもあり、ある1つの項目に対して賛否を問う内容も考えられます。上記で紹介したディベート形式でよく用いられるパターンです。テーマ例は以下の通りです。

賛否を問う質問例

  • 低価格路線は良いのか
  • 24時間営業の店舗は必要か
  • 経済における円高は必要か

論理的に相手に反論できるかがポイント

1つの課題の是非を問う議論は、参加者の論理性を見ています。有か無か、という二択のみですので、どれを選ぶかという個性よりも、何故それを選んだのか、という根拠付けの部分に注視しているのです。そのため、この議論の時には、どうして片方を選んだのか、理由をきちんと筋道立てて話せなければいけません。

両方の意見にメリットとデメリットがある事を理解

賛否を問う議論では、最終的にどちらの立場につくのかを明確にしなければなりませんが、両方の意見にメリットとデメリットがある事を理解しておく必要があります。どちらかが絶対に正しいというわけではなく、それぞれに良い面も悪い面も存在しています。

どちらの意見にもメリットとデメリットがある事を理解し、メリットデメリットを頭に入れたうえで結果を導くことが大切です。結果を出す場合は、それぞれのメリットを比べてよりメリットが大きいと言えるのはどちらか、あるいはデメリットが小さいのはどちらかなどの指標を用いるのもおすすめです。どちらを選ぶ場合でも、それぞれの意見についての理解を深めた上で、最終的な結論を出すようにしましょう。

パターン③解決に導く議論

グループディスカッションのテーマのパターンとして、3つ目に挙げられるのが、提示されたテーマを解決へと導くためにどうするかです。現実に起こっている諸問題とリンクさせつつ、それらをいかに効果的に解決できるかを提示しなければなりません。

解決に導く議論の質問例

  • 少年犯罪を半減させるには
  • 交通事故死者数を半減させるには
  • 売れるネットビジネスとは

効率よくまとめて具体性のある解決策を提示する

このようなパターンの場合、問題とされるテーマを解決するためにどれくらい具体性のある結論が導けるかがポイントになるでしょう。また、その結論も参加者1人1人全く異なりますから、それらのいけんをいかにして効率よくまとめ、説得力のある答えを導けるかも重要です。

どういう方向性で結論に導くか初めに決める

自由議論は色々な角度の意見が出やすいので、結論に導くまでの方向性を初めに決めてしまうことが大切です。最初に大まかな方向性を決めておけば、議論を進める上で有効な議論も出しやすくなりますし、話も横道に逸れづらくなります。さまざまな意見でイメージを膨らませることは大切なことですが、自由議論の場合は意見を出しすぎて、収拾がつかなくなることもあります。

時間内に意見をまとめることが大切で、あまりに話を膨らませすぎるのはよくありません。方向性を限定しすぎるのも議論を停滞させてしまいますのでよくありませんが、ある程度の限定であれば、逆に議論の活性化につながることもあります。最終的に意見をまとめるためにも、最初に方向性を決めてから話し合おうようにしましょう。

問題の提唱から解決策の決定までの過程の流れが大事

解決に導く議論では、問題の提唱から解決策の決定までの過程の流れが大事であり、それぞれを明確にする必要があります。このような問題があって、どのような過程を経て、なぜこの解決策かまで、流れを踏まえて組み立てることが大切です。一連の流れを論理的に説明できることが大切であり、説明できないと印象が悪くなってしまいますので注意しましょう。

解決に導く議論でも、基本的には明確な正解は決まっていないことが多いです。どのような解決策を見出すかよりは、それに至るまでのプロセスが重要視されているので、途中段階をいかに論理的に説明できるかが大切です。問題を認識し、解決までの過程と解決策を明確に伝えることで、好印象を与えるポイントになります。

パターン④結論を導く議論

グループディスカッションのテーマのパターンとして、最後に挙げられるのは結論を導くための議論です。出された1つのテーマに対して、なぜその結果につながっているのか、理由を含めた結論を提示しなければなりません。議題例としては以下の内容が考えられます。

結論を導く議論の質問例

  • なぜ都市では人口のドーナツ化現象が起こるのか
  • 日本人はなぜさまざまな宗教の文化を取り入れられるのか
  • 日本の高速道路はなぜ有料が多いのか

チーム全体が納得できる結論を見いだせるかがポイント

答えを出すために議論するパターンでは、参加者の協調性がポイントになるでしょう。もともとグループディスカッション自体が、協調性やリーダーシップなどを見るためのものですが、特にこのタイプは、全員が力を合わせて、1つの答えを出すために動きますから、より協調性、また役割分担ができるかといったところを確認されるのです。

グループディスカッションをうまく乗り越える方法

グループディスカッションのパターンは、先に紹介した4つのパターンが主ですが、どのパターンのグループディスカッションが行われるのかは、当日にならないとわからない場合が多いです。どのパターンであっても、うまく乗り越えることができれば一番いいですよね。

このグループディスカッション完全対策マニュアルでは、面接官の声を元に、グループディスカッションで評価される為の方法が解説されています。どのように立ち回ればよいかわからない、より評価を上げる方法を知りたいという場合に確認しておくとよいでしょう。

グループディスカッションで考えられる議題①難しい時事問題

グループディスカッションのテーマの事例を分類別に見ていきましょう。グループディスカッションのテーマには、最近の話題や時事問題、就職活動の情勢が取り上げられる事も多いです。就活中は、ニュースを見ながら、「これがGDのテーマになったらどうだろう?」と考えていると、議論対策になってオススメです。では、これまでグループディスカッションのお題やテーマとして取り上げられる出題例を紹介します。

時事問題の議題例

就活関連

  • なぜニートになるのか
  • なぜ働くのか
  • 就活の必要性
  • 履歴書に学校名を書く是非

業界関連

  • ○○業界の10年後とは
  • ○○業界が飛躍した原因
  • 今、○○業界が必要とされる理由
  • これからの○○業界に必要な人材とは

時事問題関連

  • 自殺者を防ぐための対策
  • フリーターへの有効対策
  • 少子高齢化社会の労働力

自分の意見が出せるように普段からアンテナをはっておく

時事問題の議論は難しいですが、時事問題のテーマが来た時に自分の意見が出せるように、日々新聞やニュースなどに触れ、アンテナを張っておくことが大切です。アンテナを張って情報をきちんと身に付けておけば、少なくともテーマについて考えることはできますし、時間内に回答ができる可能性もあります。

時事問題で議論を進めるためには、そもそもその問題の内容を知らなければなりませんので、こまめにニュースなどを確認して知識を深めておくことが大切です。また、ただ漠然と情報収集をするのではなく、ニュースを受け止め、自分なりに考えて意見を持つようにする必要があります。ニュースの内容を知るだけではなく、知った内容を自分の中で考えて、意見を持つ癖をつけておきましょう。

グループディスカッションで考えられる議題②自身の現状や捉え方

グループディスカッションでは自分自身の体験や、就活に対する考え方など現状を問うお題やテーマが出される事もあります。自分の事になると話しづらくなる人も多いので、ここでグループディスカッションによく出題されるお題やテーマ例を確認して、しっかり対策しておきましょう。

自分の現状・考えをテーマにしたグループディスカッションの課題例

では自分の現状・考えをテーマにしたグループディスカッションの議題例を具体的にみていきましょう。

現状や捉え方の議題例

  • 学生と社会人の違い
  • 仕事ができる人とは
  • 就活を通して学んだもの
  • 学生時代にやりぬいたもの
  • 子供にさせたいスポーツ・習い事
  • 結婚するにあたって重視する点とは
  • 自己PRで重視している点とは
  • 学生と入社5年目の社会人の違いとは何か
  • コンプレックスからくる魅力について
  • 近年の就職活動戦線について

自分を客観視できているかどうかが大事

自身の現状や捉え方についての議論では、自分を客観視できているか、自分の事をどこまで理解しているかが大切であり、自己分析を徹底しておかなければなりません。自分自身についてが議論の題材となりますので、まずはそれを知らないことには議論を進めることができず、意見を持つこともできなくなってしまいます。

自己分析は就活でも必須のものですので、念入りにおこない、きちんと自分についてを把握しておくことが大切です。自身の現状についての議論では自分を客観的に捉えることが大切であり、周囲の人から自分のイメージについてなどを聞いておくのもいいでしょう。客観視するのが苦手は人は、特に周囲の人から意見を聞いておき、それを参考に議論を進めていくのがおすすめです。

グループディスカッションで考えられる議題③おもしろい内容

グループディスカッションのネタ・例題は現実的なものからおもしろい・ユニークなトピックが選ばれるケースもあります。オリジナリティのある意見を出せるか確かめたり、参加した学生が持つ知識量に左右されない点が、グループディスカッションでおもしろいテーマ・お題が選ばれる理由でしょう。

おもしろいい内容・テーマといっても、面接官を納得させられる回答を決めなければいけません。おもしろいイコール簡単なテーマというわけではありませんし、むしろおもしろい・ユニークだからこそ答えにくいケースもあります。おもしろいグループディスカッションのテーマ・議題、題材も例を参考にしっかり対策しておきましょう。

面白いグループディスカッションのテーマ・お題例

面白いグループディスカッションのテーマ・お題例

  • 地球滅亡の直前ロケットに5人乗せるとしたら誰にするか
  • トランプと両面テープを使い、トランプを高く積み上げるには
  • 新しい戦隊ヒーローを企画する
  • 過去と未来のどちらかに行ける電車があればどちらに乗りたい?
  • 中学校に新しい教科を一つ作ります。どのような教科にしますか
  • 今の自分たちの状況を川柳にせよ
  • 狩猟民族をベジタリアンにする方法
  • グループワークのテーマを考えてください
  • 山手線の駅を一つ消すとしたらどこか
  • 00万円当たったらどうするか?
  • 今現代に生きるドラえもんの新しい道具を発明してください
  • グループワークのテーマを考えてください
  • もてる男ともてる女の条件
  • 雪を知らない人にそれを説明して下さい
  • 桃太郎の鬼退治に一番貢献したのは誰か?
  • 無人島に1つゲームソフトを持っていくとしたら何を持っていきますか

どのようなテーマでも論理的に説明できるかどうか

議論のテーマがユニークだと議論も楽しくなり、話も盛り上がりやすいですが、盛り上がる=評価されるわけではありません。面接官はどのようなテーマでどのような結論になったかどうかより、それを論理的に説明できているかどうかを見ていますので、過程の部分が重要になります。

面白いテーマだと結論もユニークになりやすいですし、一見印象的にも思えますが、それが上手に説明できていなければ意味はありません。どれだけ印象的な回答であっても、過程の説明が論理的ではなく、破綻していれば印象が悪く、ただ悪目立ちするだけになってしまいます。結論ばかりに意識がいきがちですが、本当に重要なのは過程の説明ですので、過程を大切にして論理的な説明を心がけましょう。

グループデスカッションのパターンを把握して柔軟に対応しよう

グループディスカッションやディベートは、選考フローにグループディスカッションがある場合、大きく足きりをするための位置づけでおいている企業も多いため、しっかりと討論・議論できるよう対策が必須です。グループディスカッションのパターンを把握すると、どんなお題にも柔軟に対応できるでしょう。

対策には、「グループディスカッション完全対策マニュアル」がおすすめです。グループディスカッションの評価基準がわかり、ポイントを絞った対策ができます。下記の「資料をダウンロード」をポチッと押してみましょう。

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