2020年06月25日(木) 更新
アメリカも就活ではスーツ?海外で面接を受ける際の服装マナー
目次
海外で面接を受ける際の服装マナーについての認識は就活生によってバラバラ
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「就活で海外で面接を受ける際の服装のマナーには何があると思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 最低限見苦しくない程度に。
- あるとは思うけど、知らない。
- ネクタイの色とか?
- その土地の気候に適した服装にする
- 最低限ビジネスカジュアル、きちんとした格好
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就活で海外で面接を受ける際の服装のマナーには何があると思いますか?」
国内企業ばかりに興味が回って、なかなか意識されることのない海外企業への就活。就活生を対象にしたアンケートに寄せられた意見からもその傾向が感じられ、服装についてのマナーに対する認識もバラバラであることがわかりました。ビジネスカジュアルや見苦しくない服装など、見た目を重視した回答や、土地の気候に適した服装でよければ問題ないのでは?とする回答が出たほか、そもそも海外での服装マナーがわからないとする声も挙がりました。では、世界一のGDPを誇る超大国アメリカの企業に就活する際、どのような服装で面接などに臨めばいいのでしょうか。
そもそもアメリカの社会人はどんな服装?
海外、それもアメリカでの就活となると、面接でも何を着ていったら良いのか分からないかもしれません。全体的な視野を得るために、まずはアメリカで働いている人の服装を理解しましょう。
あまりに日本人感を出していくのは、浮いてしまう可能性もあるので注意が必要です。
毎日スーツを着用している人は少ない
日本でもアメリカでも同様に、しっかりスーツで働いている人もいれば、かなりラフな格好で働いている人がいます。海外でも事情が同じ人もいるわけです。
ただ、毎日スーツを着ているような人は少ないです。それこそシリコンバレーで働くエンジニアなどは毎日Tシャツと短パンという人がほとんどといえるでしょう。
地域や役職によって好まれる服装は違う
アメリカでは一般的に、西海岸ではカジュアルで、東海岸はスーツでビシッと決めたビジネスマンが多いです。
また、アメリカでは管理職になるとスーツの基本は英国風です。ブレザーの上着に細身のズボンを組み合わせる、アイビー風のスタイルも好まれます。
あなたのマナー力はどのくらい?
今の時点で、あなたのマナー力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「マナー力診断」です。「身だしなみ」「電話・メール」「エントリーシート・履歴書」などのマナーがどの程度身についているのかを試してみましょう。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。無料でダウンロードできるので、力試しとしてもおすすめです
アメリカでの就活にふさわしい服装は?
基本的にアメリカではラフな格好で働いている人が多いのが分かりましたが、就活の場面となるとどうでしょう。日本ではスーツが絶対です。アパレルや化粧品会社となると、スーツではない場合も多いですが、基本的にはスーツを着用します。
では、アメリカでの就活は、ラフな格好でもよいのでしょうか?
面接や会社訪問ではスーツを着用する
海外といえども、基本的には日本で就活をおこなうときの服装と同じです。身だしなみが大切で、プロフェッショナルな印象を与えられる立ち振る舞いが映える体にフィットしたスーツと靴を選びましょう。
普段はラフな格好が許される会社でも面接はスーツが無難です。カラーは黒やグレー、紺などがいいとされています。なお、日本の就活で使うバッグよりもアメリカではポートフォリオが一般的なので、揃えておきましょう。
派手ではないカラーシャツやストライプ柄のシャツ
スーツ着用は日本と同じでも、日本のように白いワイシャツだとかなり地味に見えてしまいます。派手ではない色のカラーシャツやストライプ柄などで、個性を出していきましょう。
白いワイシャツも、スーツとの着こなしによっては悪いものではありません。黒のスーツと白いワイシャツは、お葬式に見えてしまうので避けましょう。
ただし製造・金融業界なら白シャツがおすすめ
男性は、製造業界や金融業界なら白いシャツです。クリエイティブな職種なら、もう少しくだけたスタイルでも良いかもしれませんね。色としてはグレーや紺色がおすすめです。その上で落ち着いた色のシャツやニットを着るのも良いでしょう。
面接の服装が自由指定でもスーツを選ぼう
アメリカでは、面接に「カジュアルな服装でOK」などの内容も記載されてある場合が見受けられます。しかし、やはりここはフォーマルにスーツを着ていくのが無難でしょう。アメリカ人は個性を重視する傾向にありますが、やはり面接など正式な場では、スーツを着用するのがビジネスマナーだといえます。
ワイシャツは胸ポケットがないものを選ぶ
日本ではワイシャツの胸ポケットにペンや入館証などを入れておいたりしますよね。欧米では、胸ポケットが付いているワイシャツは、カジュアル仕様と見なされてきています。
それら海外の国とは違って、日本のワイシャツは市販品ではほとんどのものに胸ポケットがついています。アメリカの就活・面接に赴く際は、スーツは日本で買ったほうが日本人の体形にあっていて、いいのですが、ワイシャツは現地で買ったほうがいいかもしれません。
女性はジャケットにパンプスのスタイルがおすすめ
女性がアメリカで面接を受ける場合のスーツは、やはりジャケットにパンプスのかっちりしたスタイルがおすすめです。また、色もアメリカの風潮に合わせてグレー紺色などを選ぶと良いでしょう。アメリカではきらびやかなスーツを着ている方もいますので、それほど目立つことはありません。
アメリカでの就活の面接もスーツが基本!海外では胸ポケットのないカラーシャツやワイシャツを選ぼう
海外の国といっても、アメリカは日本と同様にスーツでの就活・面接が基本です。ただ、日本との就活・面接における服装の相違点もいくつかあるようなので気をつけましょう。アメリカの国土は広大で、人種や宗教が入り混じっているので、地域差や会社のカラーによって、考え方や重視するポイントはかなり違うと思います。
アメリカでの就活・面接の服装を考える上では、事前の企業研究でしっかりそのあたりもチェックして、よりよい服装を選ぶようにしてくださいね。海外で就活を行う人は、それぞれの国の状況をおさえて、服装マナーをおさえましょう。
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