2020年06月26日(金) 更新
【就活の軸の見つけ方とは】必要な理由や参考例と合わせて紹介
目次
就活の軸は企業選びにおいて必要
「就活の軸」とは、就職活動を行う上での自分の基準となるものです。つまり、「自分の中の基準」です。就活の軸がない場合、就職活動や入社後の人生において、迷走もあり得ます。
自分が何ができるかも分かっていない、どんなことに興味があるのかも分からっていない学生を、企業は採用したいと思いません。
「就活の軸」を明確に構築すれば、面接でも自信を持ってアピールすることも可能でしょう。就職活動における軸は、これからの自分の生き方やキャリアの要につながりますので、就職活動の機会にぜひ明確にしておきましょう。
就活の軸が必要な理由
就活を始めると、エージェントや就活サイトでは「就活の軸は決まっていますか?」と聞かれ、面接でも「就活の軸はなんですか?」と問われることがあります。
就活を始める前は耳にすることがなかった就活の軸とは何でしょうか。また軸が必要な理由とは何でしょう。
たくさんの企業を知っても取捨選択ができる
就活中は、合同説明会や友人の話しから、多くの企業の名前を知るでしょう。あまりに企業の情報が多くなると、「あの企業は福利厚生がしっかりしている」「この企業の仕事は取得した資格が生かせそう」「この企業は会社の雰囲気が良い」など企業を絞れなくなります就職志望先が変化したり、業種を変えることになることもあります。
ですがその場合でも、就活の軸をしっかりと作成しておくことで、たくさんの企業を知っても自分の就活の軸に沿って企業を選択できます。
自分に合った企業へ就職するためには、自分が就職に対して求めるものを軸にすることになります。この軸さえしっかりと考えていれば、最終的に予想していなかった企業へ就職をしたとしても、自分の望む仕事ができるようになるでしょう。
企業の取捨選択をするためにも、自分の就活に向けた軸をしっかりと用意しておく必要があるのです。
軸がないと企業側に熱意が伝わりずらい
就活の軸がないまま面接などに臨むと、企業側に熱意が伝わりずらいという問題が発生します。
どういった働き方をしたいか、どのような仕事の仕方を望むのかを考えれば、自然と企業にどういったアピールをすればいいか考えられるものです。
自分の就職に向けた考えがある程度固まっていれば、自然とその考えと、企業の求める人材とのマッチングができる自己PRができるでしょう。
もし就活の軸がないまま自分のアピールをした場合、面接での質問によって矛盾が出てくることも起こりえます。質問によって考え方が変わってしまうと、回答に矛盾が生じ、信憑性がなくなります。
これらをなくすためにも、就職に向けて自分の中の軸をしっかりと用意しておくことで、自分の仕事への熱意が具体的な形でアピールできるようになります。
考えていた働き方と違い早期離職
将来の働き方を就活の軸を中心に考えていけば、自分の望む働き方に近い働き方ができるでしょう。入社当初は思うようにいかなくても、将来的に自分が望む働き方ができるよう、下地を作っている段階と思える筈です。
もし就活の軸がない状態で就職しても、自分が考えていた働き方と違う働き方をすることになるかもしれません。それで我慢することができればいいですが、大抵はより自分が望む働き方を求めて、早期離職にもなりかねません。
就職をするのであれば、やはり長く勤めたいものです。そのためにも、長期的な就職後の働き方をしっかりと考えておきたいでしょう。
就活の軸を考えて就職を目指すことは、将来の働き方の軸を考えて就職活動をすることでもあるのです。
就活の軸を定めておこう
働くということに考える場合、就活の軸を定めておくといいでしょう。就活は内定を得ることが目的ですが、内定を得て入社した後も自分の選択に自信を持つことで、本当に就活が成功したといえます。しかし、就活の軸を定めることは難しいです。
そこで活用したいのが「就活の軸作成マニュアル」です。このマニュアルでは、就活の軸の作り方が詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、働くことや就活に迷いがある就活生はぜひ手に入れてみてください。
就活の軸の見つけ方
①なりたい自分を明確にする
就活の軸を決めるときは、まず自分のなりたい姿を明確にしましょう。3年後、5年後、10年後どれでもいいので、自分のあっていたい姿を考えましょう。
例えば、30歳で年収1,000万円ほしい、海外勤務がしたい、インフラ事業に携わりたい、長く働き続けプライベートが充実した社会人生活を送りたいなどです。
②自分のできる・得意なことを書き出す
なりたい自分が書けたら、次に自分のできることや得意なことを記載しましょう。
コミュニケーションが得意、TOEIC780点、高い目標に向かって達成まで頑張り続けられる、文章を書くことが得意などどんな細かいことでも構いません。
③①と②が合うところを見つける
最後になりたい自分であるwillといま自分のできることcanが重なる部分を見つけていきます。
例えば、年収1,000万円+海外勤務+インフラ+TOEIC=商社でインフラ事業に携わるという感じです。
自分の理想像だけだと非現実的ですが、できることをプラスすることで、今自分が取り組める、目指すところが現実的となります。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
就活軸があると選考で有利
志望動機に説得力がうまれる
就活の軸を定めることで、一貫性のある回答ができます。あれもしたい、これも得意、あんなこともできると、自分の口先だけで面接対応をしていたら、一貫性のない回答で信ぴょう性がないため、選考通過は難しくなります。
面接で一貫性のある受け答えができる
ブレない「就活の軸」を持てば、面接でも一貫性のある受け答えができるでしょう。
自らの経験による裏付け(具体的な根拠となるエピソード)があるから自信を持って自分のことをアピールすることが可能となります。面接に進むと、人事担当者は「なぜ?」を連発します。
なぜ、そのように考えるようになったのか、なぜ、そのような行動を取ったのかなどです。要するに、裏付けを知りたいわけです。学生は口先では、いくらでも何でも言おうと思えば言えます。極端かもしれませんが、嘘だって話すこともできるでしょう。
しかし、掘り下げられる面接では嘘は露呈します。回答に困ってしまったら、「就活の軸」が何であったか、思い出しましょう。「就活の軸」つまり、自分が重要視していることが、企業のどういったところと結び付くのかに立ち返るのです。
一貫性のある受け答えをすることで、相手に納得してもらえるような面接を目指しましょう。
就活軸の見つけ方を試し就職後のミスマッチを減らそう
就活を効率的に進めるためにも、入社後のミスマッチをうまないためにも、ぜひ自分の「就活の軸」を定めましょう。
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