2020年06月23日(火) 更新

地元企業に就職・転職する場合の志望動機の書き方|企業に響かせるコツとおさえておきたい例文3つ

Uターン就職・転職は魅力的!?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「Uターン就職に対してどのようなイメージがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • とても魅力的だと思う
  • 賢い考えと思う
  • 就職しやすそう
  • 地方
  • 企業数が少なそう

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「Uターン就職に対してどのようなイメージがありますか?」

アンケートの結果を見てみると、「とても魅力的だと思う」「就職しやすそう」といった意見があるなか、「企業数が少なそう」といった意見も見受けられます。それほど否定的な意見を持っている就活生はいないといえるでしょう。 では、そんなUターン転職・就職を成功させるために重要なポイントを見ていきたいと思います。志望動機の書き方もご紹介しますので、参考にしてください。

地元企業で就職・転職するには?

進学で地方都市や都心に進出した人のなかには、就職や転職を地元企業でしようと考えている人も多いのではないでしょうか。地元企業で就職・転職すると、都心部にはないメリットを受けることもできます。家族や友人が近くにいることや、それにより子育ての負担が軽減されるなど、都心部では実現できない生活を送ることも可能です。

地元の合同会社説明会に参加する

何度も地元に戻って就職・転職活動をするのは、時間的にも経済的にも負担が大きいです。地元企業で就職・転職したいなら、一度に多くの企業と接触できる合同会社説明会がおすすめです。
時間や費用を節約するためにも、合同会社説明会は絶好の機会です。就活生に配慮して、休日開催や冬休み、春休みなどの長期休暇中に実施する合同会社説明会も増えています。地元への帰省中などに参加してみましょう。

県や市の公式HPで情報収集をする

地元企業に就職や転職を考える場合、まずは県や市の公式HPで情報収集をしてみましょう。直接企業を探すよりも、まずは県や市の取り組みについて調べることで、移住をバックアップをしている自治体などの情報を得ることができます。例えば宮崎県には、あったか宮崎ひなた暮らしという、移住・UIJターンの情報サイトがあります。宮崎県のほかにも、独自で移住に関する情報サイトを開設している自治体は多いです。移住に関するたくさんの情報が詰まっているので、仕事を探す前に読んでおくのもおすすめです。

時間の確保や金銭面の準備が必要

地元企業で働くために就活・転職を成功させるには、事前の準備が必要です。学生であれば、就活が本格的に始まる前にできるだけ多くの単位を取って地元企業での就活に時間を割けるようにしなければいけません。
また、地元企業で就職・転職するには交通費が必要です。面接などで移動が必要になる交通費を考えても、ある程度貯蓄をしておく必要があるでしょう。

日程調整が大切

地元企業で就職・転職するには、採用活動における日程調整が大切です。飛行機などが必要になる遠方の場合、事前にきちんと日程を組んでおく必要があります。時間の制約があるため、企業側が提案してくれた日程ではスケジュールが組めないケースもあるのです。企業からのメールや電話での日程調整の連絡は、迅速に対応するようにしましょう。

穴埋めでサクッと自己PRを作成しよう

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志望動機のコツ①:地元企業に就職したい理由をメインにする

地元企業での就職や転職を希望するなら、地元で働きたいという理由ではなく、その企業に入りたい理由をメインに志望動機を整理するのが書き方のコツです。
企業からすれば、地元を理由に志望している人よりは企業に貢献したいと考えている人を採用したいはずです。Uターンを希望する理由を伝えるのは大切ですが、あくまでその企業で働きたい理由を中心とした書き方をしましょう。

数多くの地元企業の中でなぜ選んだのかを明確にする

地元に帰って働くことを選択したとき、なぜその企業を選んだのかを明確にすることが大切です。多数ある地元企業のなかでなぜその企業を選んだのかをはっきりさせることで、志望動機に深みが増すでしょう。企業に興味を持ったきっかけや、惹かれた理由などを伝えられるといいですね。

企業が求める人材とマッチすることが大切

志望動機を書くときには、企業が求める人材を意識することが大切です。企業の事業内容において、自分がどう貢献できるのかを明確にしておきましょう。企業で成し遂げたいことがあると、それだけ熱意を伝えることができます。では、企業のニーズとマッチした志望動機を作成するには、どうすればいいのでしょうか。

業界・企業研究をしておく

企業のニーズを把握するためには、業界・企業研究をしておく必要があります。とくに、企業研究はより深く実施しておきましょう。企業の公式HPなどには、経営理念などが掲載されています。ビジネスの項目以外にも、社員教育などの人材育成についても調べておくことが大切です。

志望動機のコツ②:企業で活かせるポイントをアピールする

志望動機を作成するときには、企業で活かせるポイントをアピールすることも大切です。「地元企業で仕事をしたい」よりも「地元企業である○○社で○○を活かして働きたい」と言われた方が、具体的なアピールがあり採用に対する熱意が伝わりますよね。自分の特徴や強みを、企業で活かしたいというアピールをしましょう。

地元企業の仕事内容や取組みを認識する

自分の強みを活かすアピールをするには、企業の仕事内容や取組みについて認識しておく必要があります。実際に業務に活かせない強みだと、ミスマッチだと捉えられてしまう可能性もあるのです。転職の場合、まったくの異業種であっても前職で活かせる共通のスキルがあるでしょう。未経験であっても、前向きな姿勢を見せることが大切です。

具体的なキャリアプランを伝える

志望動機には、キャリアプランも盛り込むといいでしょう。ただ、そのキャリアプランは企業で達成できるものにしなければなりません。企業で達成できないキャリアプランだと、採用担当者に「辞めてしまうのではないか」という不安を抱かせてしまいます。企業の事業内容をなどを調べたら、自分が成し遂げたいことについて考えてみましょう。

自己分析で適性やスキルを把握しておく

自分の適性やスキルを把握するには、自己分析が必要不可欠です。適性のある職場でないと、入社後にミスマッチを感じて後悔してしまうかもしれません。志望動機の作成においても自分の長所や短所の把握は必要になるので、自己分析をしてアピールポイントの提示に自信を持ちましょう。

自己PRを盛り込む

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ「自己PRジェネレーター」を活用しましょう。

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地元企業に就職・転職する場合の志望動機の例文

とはいえ、地元で働きたいという気持ちも少しは志望動機でアピールしたいですよね。地元企業での就職・転職をメインに志望動機を書き進めるのはよくないですが、Uターンの覚悟もある!というやる気をアピールする方に変換させ、上手に志望動機を書きましょう。

ここでは、地元企業に向けた就職・転職の際の志望動機の例文を見ていきましょう。例文を参考に、自分らしい志望動機を書いていってください。

志望動機例文①:スキルアップ

岡山出身であり、いつか地元に戻りたいという気持ちをずっと持ちながら働いてきました。今回の貴社の募集は、私がこれまで東京で培った経験を活かす事ができ、さらに違う業種に幅を広げられるスキルアップのチャンスになると感じました。貴社ならではの○○事業において、地元だから出来る○○を成し遂げたいと考えております。

志望動機例文②:地元に戻るタイミング

私は福岡県の大学を卒業した後、地元には戻らずに現地の会社で事務員として働いていました。事務の仕事にやりがいを感じて日々業務に打ち込んでいましたが、業績不振により会社が倒産してしまいました。福岡県では事務のスキルを磨くことができたので、これを強みにして地元企業に貢献したいと考え、貴社に応募させていただきました。

志望動機例文③:業務内容に興味がある

地元企業に就職を考えていたとき、アルバイトの経験を活かせる貴社求人を見つけ応募しました。私は、スーパーのレジで3年間アルバイトをしていた経験があります。接客業が好きで仕事にやりがいを感じていたので、3年間無遅刻無欠勤でした。ぜひ、貴社でもアルバイトで培った技術とコミュニケーション能力を活かしたいと考えております。また、貴社がおこなっている地元の特産物を使った商品開発にも興味があります。

地元企業に就職・転職するときの志望動機は「企業で働きたい理由」中心が◎

いかがでしたか。地元企業に就職・転職をするときの志望動機についてご紹介してきました。地元企業に絞って採用活動をする場合は「地元愛」を打ち出す志望動機ではなく、その企業に入りたい理由をさまざまな角度からアピールしましょう。地元企業に志望動機でアピールするには、企業研究と自己分析が欠かせません。まずはその企業のことをよく知り、自分の強みやスキルを活かせるかどうかを把握しておきましょう。これらは、ミスマッチを防ぐためにも大切です。

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