JABEE認定が就活に有利な理由と履歴書への書き方｜採用されやすい職業と面接での注意点

JABEE認定を知っている就活生は多くない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたは文系ですか？理系ですか？JABEE認定を知っていますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月6日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「あなたは文系ですか？理系ですか？JABEE認定を知っていますか？」

就活生にJABEE認定を知っているかアンケートを取ったところ、知らないと回答する人が多くいました。「文系　知らない」という回答に反して、「理系　知っている」と答えた就活生もいることから、理系の方が知っている割合は高いのかもしれません。この記事では、JABEE認定が就活に有利な理由と履歴書への書き方についてご紹介していきます。

JABEE認定は国際水準の機械工学知識を持つ証明

JABEEとは「日本技術者教育認定機関」のことで、「材料と構造」「運動と振動」「エネルギーと流れ」「機械とシステム」などの機械工学の専門知識を身につけるための大学での技術者教育プログラムの審査と認定を行う機関です。JABEE認定を受ければ、その大学での教育プログラムは国際水準に達していると認められます。履歴書に書けば、それだけで企業から国際的に通用する技術者に必要な基礎教育を完了したものと認めてもらえるのです。

JABEE認定を受けると技術士補の資格が同時に取得できる

JABEE認定プログラムの修了者は、技術士第一次試験が免除になり、技術士補の認定が無試験で受けられます。技術士補の認定を受けた人は、習得技術者ともいわれます。JABEE認定＝技術士第一次試験に必要な課程の修了となるので、こちらも就活の履歴書や面接でアピールするといいでしょう。

技術士という資格は産業界で大きな支持を受けるものです。JABEE認定では技術士補・習得技術者としかなれませんが、就活では評価の対象となるでしょう。履歴書に書いて、JABEE認定とともに技術士補、習得技術者もアピールをしましょう。

JABEE認定を受けた学生は即戦力として迎え入れらえる

就活において、履歴書にJABEE認定を記載すると企業に即戦力として迎え入れられるメリットがあります。JABEE認定は、技術者として必要な基礎知識を身につけていることを証明できます。企業からすれば、JABEE認定を受けた就活生を採用すれば、入社後に基礎教育から行う必要がないので教育コストが削減できるのです。

そして何より即戦力としても期待できます。これは採用試験で優遇されやすいですし、入社後も同期をリードしやすくなるでしょう。では、どういった業界に有利なのでしょうか。

履歴書に書くと技術職やエンジニア職に就きやすい

日本の就活市場でも、JABEE認定を受けた教育プログラムを修了していると、技術職やエンジニアなどの職種では採用につながりやすいです。在学中にJABEE認定を受けることができ、履歴書にその旨を記載すれば、就活でその分野の企業の専門職を志望する際に非常に有利になります。こういった産業、業界を目指している方にとってはぜひアピールしましょう。
では、実際、履歴書にはどのように書いたらいいのでしょうか。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

JABEE認定については履歴書の学歴が資格の欄に書く

就活におけるJABEE認定プログラム修了の履歴書への記載方法を紹介します。JABEE認定は、履歴書のうち、学歴欄か資格欄に記載しましょう。基本は資格欄ですが、JABEEは大学で修了することになるので、学歴欄に書いても構いません。履歴書のどこに記載するかは、大学がどのようにJABEE認定を受けているかによって異なります。

学部名やコース名を省略せずに正式名称で書く

学部学科単位でJABEE認定を受けている場合は、「修習技者（〇○大学○○学部○○学科JABEE技術者教育プログラム修了）」です。コース単位でJABEE認定を受けている場合は「修習技術者（〇○大学○○学部○○学科○○コースJABEE技術者教育プログラム修了」となります。大学で修了した場合は履歴書の学歴欄に、学部名やコース名を省略せず、正式名称で書きましょう。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

JABEEは産業界で認知度が低いという問題点がある

技術士補、修習技術者の認定も受けられるJABEEですが、産業界で認知度が低いという問題点があります。2005年から始まったものであり、まだ多くの産業では浸透していません。同時に認定基準などについても不明確な点があるという指摘があるため、企業側の受け入れ態勢が整っていない場合があるのです。そのため、JABEE認定について履歴書で書いたら、面接で詳しく説明しなければいけません。書き方だけでなく、プログラムの内容、目的についても説明できるように情報を集めておきましょう。

JABEE認定は履歴書の学歴・資格欄に書くもので就活では即戦力としてアピールできエンジニア職になりやすい

以上が、JABEE認定が就活で有利になる理由と履歴書への記載方法についてです。せっかくJABEE認定のプログラムを修了したのに、履歴書への記載方法が分からなかったために、就活でアピールすることができなかったのでは、もったいなさすぎます。上記を参考に履歴書にJABEE認定を受けたことを記載し、就活で存分にアピールしましょう。