2021年09月10日(金) 更新

【研究職・研究開発職が志望動機】アピールすべきポイント3つとは

理系学生で研究職や研究開発職を志望する人は少なくない

研究職や研究開発職を志望するのであれば、事前の準備を徹底して自己PRを考えておく必要があります。

理系学生で研究職や研究開発職を志望する人は少なくありませんが、企業によっては採用枠がそれほど大きくない場合もありますし、人気企業であれば倍率が高いこともあります。

総合職や営業と比べると、募集人数はそれほど多くはありませんし、他の就活生を差別化を図り、選考を勝ち抜くためにも自己PRは重要です。

自己PRでどれだけアピールできるかで印象は大きく変わりますし、合格率なども大幅に違ってきます。

理系学生が研究職や研究開発職への就職を果たすためには自己PRを念入りに考えなければなりませんので、アピールすべき点を知って、好印象を与えていきましょう。

研究開発職の魅力=「新しいものを開発できる喜び」とイメージする就活生が多い

キャリアパーク会員の就活生を対象に「研究職・研究開発職の魅力ってなんだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 答えのないものの探求
  • 一つのことを継続して研究し、極めることができること。
  • 新しいものを発見するワクワクと、好きなことをとことん突き詰められるところ。
  • 社会に自分の商品を浸透させることができる
  • 今までなかったものを自分が開発してそれを世の中に出すことができる。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「研究職・研究開発職の魅力ってなんだと思いますか?」

就活生が思う研究・開発職の魅力には、新しいものを開発できる喜びなどがあるとわかりました。「今までなかったものを自分が開発してそれを世の中に出すことができる」など、自分の研究が社会に出せることに喜びや、やりがいを見いだせるのではないかという声があります。

また、「一つのことを継続して研究し、極めることができる」などの大学の専攻をさらに活かし、学ぶことができるのも魅力の1つだと考えられるでしょう。

このように研究・開発職の魅力を知っておくと将来のビジョンも立てやすいですし、志望動機の作成にも役立ちます。そこで、本記事では研究・開発職の志望動機を作成するポイント、書き方、例文について紹介します。

研究職・研究開発職でのアピールポイント

人事が研究職・研究開発職の採用において見るポイントには、やる気、資質、協調性等の性格、清潔感などがあるでしょう。

採用ポイントを理解した上で志望動機を考えると、要点を抑えた志望動機の書き方ができるはずです。

アピールポイント①:やる気や向上心

研究職・研究開発職においては、研究への真摯な姿勢と向上心のある人が一般的にどの企業であっても求められます。

どの職種でも重要な要素ではありますが、特に研究職や研究開発職ではより厳しく見ているようです。

理由としては「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と、何にでも興味をもって解明しようとする強い探究心は、知識や考え方を狭めることなく、広い視野を育むものだからです。

探究心に直結してくるやる気や向上心は高い方がいい評価をしてくれる可能性が高いです。志望動機も、その点をアピールした内容を書き込むと良いでしょう。

アピールポイント②:客観的な視点とユニークな発想

いろいろな角度から客観的に物事が見られる視点を持つということは、研究職や研究開発職において確実に必要なものです。

研究結果の数値を客観的な視点で分析できないといけませんので、研究職・研究開発職ではこのような要素を持っている人物はとても貴重なのです。

研究というのは無から有を生み出して価値を創造するために行うものであるため、やはり固定観念に囚われないユニークで発想豊かな人物も、研究職・研究開発職では重宝される傾向にあります。

アピールポイント③:大学で専攻していた研究テーマ

大学で専攻していた研究テーマも、自己PRでアピールできるポイントの一つです。

研究テーマを伝えることで即戦力になることができるというアピールになりますし、研究職を目指すのであればこのアピールは非常に重要になります。

研究職では即戦力が求められることも多く、研究内容への理解や知識、スキルなどが身に付いていることが重要視されています。

大学でどのような研究をし、そこから何を学んだのかを伝えることで戦力になるかどうかが判断され、即戦力として働けると評価されれば合格になる可能性も高くなります。

理系の場合はそれぞれの専門分野に分かれていることも多いですし、専攻していた研究テーマのアピールは欠かすことはできません。

研究職・研究開発職で技術以外にアピールできること

研究職・研究開発職でアピールするポイントとしては技術力が最もイメージされやすいですし、実際に技術力を自己PRの中心に据えてアピールしている人は多いです。

技術力の高さをアピールすれば即戦力で活躍できることが伝わり、高評価が得られる可能性も高いです。

しかし技術力のアピールだけではなく、他にもアピールすべき能力はたくさんあります。技術力のアピールは大切ですが、それ以外にも大切なものはありますので、それらもアピールするようにしましょう。

コミュニケーション能力

研究職・研究開発職を目指すのであれば、技術力だけではなく、コミュニケーション能力があることもアピールしなければなりません。

研究職などであれば、研究室にこもって好きなだけ研究ができると考える人は多いですが、実際には人と接しながら仕事を進めていくことになります。

製品を作り上げるためには、社内の別の部署の人と連携しなければならないこともありますし、社外とのつながりも意外に多いです。

また仕事を進める上では同じ部署人との協働は欠かせませんし、コミュニケーション能力がなければ勤まる仕事ではありません。

社内や社外の人にも社会人としてきちんと接する事ができるかどうかが重要となり、コミュニケーション能力が高ければそれも評価の対象になります。

研究以外での学生時代の経験・体験

自己PRではさまざまなことをアピールすることが大切であり、研究以外に学生時代におこなった事をアピールすることも大切です。アピールする内容はアルバイトやサークルなど、どんなものでも構いません。

自己PRでは自身の能力をアピールすることも大切ですが、能力やスキルだけではなく人柄などをアピールすることも大切です。研究内容からは知識や技術力などはアピールできますが、人柄や個性などはアピールできない場合も多いです。

人柄などをアピールするためには、他の内容でのアピールが必要ですし、研究以外のことに目をむけてアピールを考えておく必要があります。研究以外の内容でも上手にアピールすれば好印象を与えることはできますし、さまざまな内容で自己PRをすることが大切です。

研究職・研究開発職に就く為の志望動機の書き方とは

研究職・研究開発職において、魅力的な志望動機の書き方のポイントをみてみましょう。

職種により求められる人材は異なるのと同時に志望動機の書き方も職種によって変わってきます。志望動機からあなたのやる気や長所が研究職・研究開発職に向いていると分かってもらえるよう、ポイントを抑えた書き方をする必要があります。

将来のビジョンも盛り込み具体性のある文章で簡潔に書く

研究職・研究開発職に関わらず、志望動機を書くときにありがちなのが、曖昧で抽象的な具体性のない文章になるという点です。

それでは魅力的な志望動機の書き方とは言えません。志望動機の内容は出来るだけ具体的に書いていきましょう。

もちろんあんまり長くなってしまうと、それはそれで読みづらいものになってしまいますので、簡潔で具体性のある文章を書くように心がけてください。そして、その中で必ずあなたが研究職・研究開発職として働いていく上での将来のビジョンをしっかりと明確に伝わるように書いてください。

読み手の事を考えてイメージしやすいように書く

志望動機を書く際に心がけるポイントのもう1つが常に読み手の事を考えた書き方を心がけることです。志望動機であなたが何を言いたいのかが読み手に伝わらないと意味がありません。

特に研究職・研究開発職などのように、職種名が明確になっている場合はその中で特にどのような仕事をしていきたいのかなど、読み手があなたの姿をイメージできるようにしっかりと具体的に書くように心がけてください。

「企業の発展のために貢献したい」というのであれば、どんな仕事をして、どのような発展をさせて、その為にはどのように企業に貢献をしたいのかというように読み手の事を考えてイメージしやすい書き方をしましょう。

研究職・研究開発職になる為の志望動機の例文紹介

研究職・研究開発職においては、例文を参考にして志望動機の書き方を知るのと同時にきちんと自己分析をする必要もあるでしょう。

研究職・研究開発職が自分に合っているのか、自分のどのような能力が研究職・研究開発職に向いているのか、将来的に続けられるかを見極めながら、志望動機を考えましょう。

志望動機が思いつかない時は、ツールを使うのが一番オススメ!

志望度はあっても、上手い志望動機が思いつかいなくて悩んでいる就活生は多いです。「その会社じゃないといけない理由」なんてなかなか思いつきませんよね。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

志望動機の例文①:自分の専攻と企業の分野を結びつける

例文

私は自分の手で新しいモノを生み出す事に面白さとやりがいを感じ、研究職(研究開発職)に就きたいと考えるようになりました。
大学で○○を専攻しており、主に△△の研究を行っておりました。そして、△△は今後市場価値を高めていく可能性が十分あると感じ、△△において高い技術力を持っている貴社に興味を持ちました。この技術を製品へと結びつけて社会に貢献していきたいと思っております。

志望動機の例文②:自分のやりたい研究内容を具体的に書く

例文

私は学生時代に災害に関する研究を行い、特に○○市の災害に関する考察を行っておりました。その研究から得た知識や経験は、必ず住宅メーカーである御社にて活かすことができるはずです。
先日に会社訪問をさせて頂いた折にも実感しましたが、貴社の研究室に実装されている設備は非常に高性能なものばかりであり、何より携わっていらっしゃるメンバーの皆さんがまさに社会を変えようと働いていらっしゃるのが印象的でした。ぜひ、私も貴社の研究室で力を発揮させていただきたく存じます。

志望動機の例文③:得意な研究分野の潜在価値について語る

例文

私は大学時代、化学を専攻しており、△△合成法の研究を行っておりました。こちらの合成方法は業界でも貴社だけが採用されていますが、コストの面では課題があるかと思います。しかし、私はこの合成法において大幅にコストを削減する方法を研究しており、時間と設備さえ整えば必ずや実現できると確信しております。
この研究は、必ずや貴社の発展と利益につながるはずです。ぜひ、私に貴社で研究を行うチャンスを頂ければと存じます。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

研究職・研究開発職になる為の志望動機は例を参考に将来のビジョンを具体的に書こう

今回は、研究職・研究開発職を受ける際の志望動機の書き方と例文に関して紹介しました。

研究職は大量採用されるケースは少なく、内定を得るのも狭き門です。志望動機は面接に繋がる大切な項目ですので、しっかりと内容を練りましょう。

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