2020年06月23日(火) 更新

信用金庫業界の気になる将来性と今後の課題~マニュアルも確認~

信用金庫と銀行の違いはわかりにくい

突然ですが、19卒のみなさんは就活はばっちりですか?
キャリアパークでは、twitterを使用して就活生にアンケートを実施しました。

■調査方法:twitterを使用して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/23
■投票数:119

信用金庫と銀行の違いについてアンケートをとったところ、約半数の方が「知らない!」と回答しました。本ページでは、信用金庫の詳細と今後などをご紹介します。

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信用金庫業界の動向と将来性

では信用金庫、略して「信金」と呼ばれる信用金庫業界の研究として、まずは信用金庫の動向や今後の将来性についてを紹介していきます。信用金庫の動向や今後の将来性は、国の経済政策とも密接に関わるので、日頃より新聞などから情報収集するようにしましょう。

信金業界への見方

初めに、信用金庫について紹介すると、1951年の信用金庫法の施行により誕生しました。信用金庫は、中小企業ならびに地域住民のための協同組織形態の地域金融機関です。独自調査で調べてみると、2014年の12月31日時点では、全国に267の信用金庫が存在し、信用金庫業界全体で100兆円を超える資金を運用し、地元の中小企業を中心に60兆円強の資金を融資するなど、地域経済社会で確固たる地位を築いています。

これは、業界単位で見ると、大手銀行業界、第一地方銀行業界に次いで信用金庫業界は3番目に大きい金額です。

信用金庫の強みは地方・都市銀行からの脅威にさらされている

信用金庫業界は、これまで日本における中小・零細企業および地域住民向け金融の貸し手として、大きな役割を担ってきました。信用金庫業界は、徹底した地元密着型の営業を行うことにより、とくに営業圏内では堅固な顧客基盤を有してきました。

しかし、こうした信用金庫業界の強みは、都市銀行や地方銀行からの脅威にさらされています。どういうことかというと、この世の中、高齢化や若年層の信用金庫離れが進むなか、信用金庫は新しい販売ルートや商品やサービスを通じて新たな顧客を開拓する戦略を立て直しながら、地域に密着した顧客情報獲得の技術を維持しなければならないです。

また、安定した収益性や強力な自己資本を特徴としてきた信用金庫業界の財務力も、国内の長引く景気低迷と事業環境の変化により圧力を受けています。今後は、負担増が予想される不良債権問題を解決し財務基盤を固めるとともに、いかにして多様化する顧客ニーズに対応し、信用金庫業界で顧客層を拡大してゆくかが、今後の信用金庫業界の将来性成否を分けるという見通しとなっています。

信用金庫業界の気になる将来性と今後の課題

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信用金庫は融資拡大という「本業回帰」への壁に直面している

現在、信用金庫や信用組合などの地方の中小金融機関が、融資拡大という「本業回帰」への壁に直面している状況です。安倍政権が推進する景気浮揚策の恩恵が届かないまま、地方での資金需要が停滞しているためだからです。

また国債など有価証券投資に依存する経営が続く中、アベノミクスの負の効果ともいえる、金利上昇のリスクも現実味を帯び始めていると予想できます。地域の信用金庫が新たな再編の波に直面する可能性も今後の信用金庫業界の将来性として考えられます。

預金の大半は地方債や国債で運用している

独自調査によると、信用金庫の全国預金残高は2013年3月末時点で3791億円でした。しかし、このうち貸出できているのは865億円にとどまり、残る預金の大半は地方債や国債で運用しているという状況でした。

この数値から見ても、貸出需要そのものがなくなっていることがわかり、そしてこの貸出需要の掘り起こしが今後の信用金庫業界の将来性に大きく関わると言えます。

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信用金庫の今後の課題とは?

ここまで、信用金庫の動向や信用金庫業界の将来性を見ていきましたが、その経緯から現在の信用金庫業界が抱えている課題とはどんなものか見ていきましょう。信用金庫の抱えている課題解決は、信用金庫業界の今後の将来性とも言えます。

「公共的使命」の達成が課題

信用金庫業界について紹介すると、信用金庫業界とは「公共的使命」の達成を目的とした金融機関です。銀行が「利益」を目的とした資本家のためにできた株式会社の金融機関であったのに対して、信用金庫は、地域の人々の幸せ、地域社会の発展、繁栄のために奉仕する「公共的使命」の達成を目的とした金融機関を作ろう、という理念の下に作られた協同組織です。

今後の信用金庫の課題として、今まで以上に「公共的使命」を達成し銀行など他金融機関への顧客流出の阻止、また信用金庫顧客の母数拡大を図るという努力が必要となります。

地元信用金庫の育成が課題

信用金庫は全国市町村のおよそ6割に店舗を展開しています。全国で狭域・高密度経営を実践しているのが大きな特徴であり、強みとも言えます。ただ、組織の構造問題を抱える地域本拠とする信用金庫のなかには、地元で厳しい経営を強いられているところも多く存在しています。

そんな厳しい経営を強いられている企業の経営効率を高めつつ、地域の住民や中小企業に、引き続き安定した金融サービスを提供するための合併も一つの選択肢となります。また、地域経済の発展、雇用の安定に資するような成長産業に携わる、地元中小企業の育成も今後の課題として求められてきます。

不良債権の回収が課題

過疎地に展開する信用金庫は一般に貸出機会に恵まれず、地場産業集積地と関わりが深い信用金庫の中には、貸出構成が一定業種に偏っており、それがために不良債権問題に苦慮するところも見受けられます。こういった不良債権の回収も信用金庫の課題として、また信用金庫業界の今後の将来性に大きく関わると考えられます。

今後の信用金庫業界の将来性は経営育成や不良債権回収課題の解決にある

本ページでは、信用金庫業界の動向と将来性、今後の課題についてご紹介しました。信用金庫の現状を正しく把握し、今回ご紹介した不良債権の回収や、地元信用金庫の経営育成などの課題を理解し今後の展望を考えましょう。
また、記事中でご紹介した業界研究マニュアルも活用してください。ライバルと差をつけて内定を勝ち取るには、業界研究は必須です。三菱UFJ銀行や三井住友銀行など各社の特徴課題・動向などの情報が得られる資料は、下記からも無料で入手できます。下記の資料を活用して、就活を有利に進めましょう!

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