2020年06月29日(月) 更新
【環境コンサルタントとは】就職のために知りたい主要企業や仕事内容
目次
環境コンサルタントとは専門知識を持った人や企業
仕事内容や年収などを見ていく前に、そもそも「環境コンサルタント」とはどういった職業なのかについて、把握しておきましょう。
環境コンサルタントとは、環境保全に関する専門知識を持った人や企業のことを指します。環境コンサルタントは、環境への影響を調査し、評価もおこなう専門知識の必要な仕事なのです。
生態調査に取り組んでいる企業もある
また、会社として生態調査などに取り組んでいる企業もあります。生態調査では、陸上や海中生物の生態を調査して、保全対策や復元などをおこなうのです。温室効果ガスの増加などにより、陸や海に住む生き物に悪影響があるのも問題となっています。
そのため、環境コンサルタントを手掛ける会社で生態を調査し、保全や必要があれば復元の施策を練るのです。
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環境コンサルタントの需要は高まってきている
地球温暖化が進んでいるといわれている昨今、環境保全への意識の高まりは著しいといえます。平成28年5月13日に閣議決定された地球温暖化対策計画によると、2030年までに温室効果ガスを2013年度比26.0%の水準にすることになっているのです。こうした対策を受け、企業としても環境保全に取り組む姿勢が見られるようになりました。
CSRとして環境保全に注力する企業が増えた
CSRとは、企業の社会的責任のことです。代表的な会社でいえば、ソフトバンクグループや株式会社クボタなど大手の企業が、社会的責任として環境保全に取り組んでいます。こうしたCSRとして環境保全に取り組む企業が増えてきたのが、環境コンサルタントの需要を高めている1つの理由かもしれません。
環境コンサルをおこなう主要企業
環境コンサルをおこなう、国内の主要企業には、大日コンサルタント株式会社、いであ株式会社、都市環境整備株式会社などがあげられます。
これらの企業は、事業内容で環境コンサルと謳っているわけではありませんが、事業内容にコンサルタント業務(河川、農業、土木)などが見られます。企業研究でどんなコンサルを請け負っているのか詳しく調べていきましょう。
環境コンサルとしての主な業種
環境コンサルタントにおける主要な業種としては、6つあります。それぞれ業務内容は違いますが、いずれも環境保全に全力を尽くしている業種といえるでしょう。
主な業種
・建設
・アセスメント
・法規制
・CSR
・カーボンオフセット/排出権取引
・廃棄物
年収600万を超える収入がある場合も
環境コンサルタントを手掛けている【いであ株式会社】の四季報を見てみると、年収は658万円というデータがあります。もちろん年齢や経験などで差はあるかかもしれませんが、比較的高い年収だといえるのではないでしょうか。
環境コンサルタントになる方法
環境コンサルタントになるのに、必須といえる資格は現段階ではありません。しかし、環境コンサルタントはお客様の質問などにプロとして答えなければならないため、それ相応の知識は必要になるでしょう。会社に入社して、経験を積んでからお客様の前に出るケースがほとんどです。
また、経験はもちろんですが知識や情報が必要な仕事内容のため、入社してからも勉強は必要だといえるでしょう。
資格取得をしていた方が印象が良い
環境コンサルタントになるのに必須の資格はありませんが、取得しておくのが望ましい資格はあります。なかでも技術士やビオトープ管理士、技術士補や測量士補などは取得しておいて損はないでしょう。また、取得しておいた方がよい資格は、自分が進みたい分野によっても違いが出てくるものです。したがって、どういった分野で環境コンサルタントとして活躍したいかを明確にしてから、資格取得に取り組んでみてください。
キャリアアップするならさらなる資格取得がおすすめ
環境コンサルタントのキャリアアップには、具体的にどのようなステップがあり、どのような基礎が必要となるものなのでしょうか。
環境コンサルタントとしてキャリアアップを目指すのであれば、まずは資格を取得するべきです。環境コンサルタントと一口で言っても、その働き方はさまざまです。自分の目指す働き方にあった資格を取得するといいでしょう。環境コンサルタントとして取得する資格の中では、自然環境調査資格や環境アセスメント調査資格などが挙げられます。
長く働き経験と知識を身につけるのも大切
もちろん、資格を取得するだけではキャリアアップは難しいでしょう。コンサルティング業というのは、企業や自治体にプロとしてアドバイスするのが仕事になります。そのために必要なものは、豊富な知識量です。豊富な知識を身につけるためには経験を積むのが一番でしょう。クライントが満足できるような提案を行えるようにならなければ、コンサルタントとしてのキャリアアップは難しいかもしれません。
キャリアアップとして海外でも働ける会社もある
会社によっては、海外に事業を展開しているところもあります。そのため、キャリアアップとして海外で働ける可能性もあるのです。そうなると、通常のビジネス会話だけではなく、専門的な用語も外国語で話さなければなりません。そのため、高い語学力が必要になる可能性がありますので、将来海外で活躍したいと考えている人は、今のうちから勉強しておくとよいでしょう。
環境コンサルタントは体力に自信がある人におすすめ
環境コンサルタントは、体力に自信がある人におすすめといえます。環境コンサルタントの仕事内容には、実地での調査なども多くあるため、体力がある人の方がよいのです。また、分析などを含む調査は、結果がすぐに出るとは限りません。そのため、根気も必要といえるでしょう。
そしてもちろん、環境問題を解決したいという目標がなければ環境コンサルタントは務まりません。
コミュニケーション能力も必要不可欠
コンサルタント業には豊富な知識が欠かせませんが、それを活かすためにはコミュニケーション能力も必要になります。クライアントがどのような要望を持っているのか、ニーズを把握するためには話し合いは不可欠ですよね。コミュニケーションを取るのが得意な人は、環境コンサルタントに向いているといえるでしょう。
環境コンサルタントになるための志望動機の例
では最後に、環境コンサルタントになるための志望動機の例を見ていきたいと思います。
例文
貴社の説明会に参加した際、貴社の環境保全に対する熱意と海外での活躍を拝見した際に感銘を受けたのが志望理由です。私は学生時代、環境保全のボランティア活動を通して、将来は環境保全に関する仕事がしたいと考えるようになりました。将来的に海外で環境コンサルタントとして活躍したいと考えているため、学生時代に学んだ知識と資格を活かしながら、貴社の徹底した教育のもと技術やスキルを積み、社会に貢献していきたいと思います。
環境コンサルタントとは専門知識を持った人や企業!業界研究も進めよう
環境コンサルタントの仕事内容や年収、志望動機の例などをご紹介しました。環境コンサルタントとは、環境保全に関する知識を持った人や企業のことを指します。また、環境問題が深刻化している昨今、環境コンサルタントの需要は高まっているといえるでしょう。
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