2019年10月29日(火) 更新
日テレを受ける就活生が知るべき業務内容と労働時間【日本テレビ放送網】
目次
日テレの労働環境について①:業務内容
日テレの労働環境について、初めに業務内容を見ていきます。日テレは、テレビ番組や映画といった映像コンテンツの制作や販売、ライツビジネスなどの事業を展開している会社です。日テレは、『太陽にほえろ!』や『家政婦のミタ』、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』などで有名です。
部署ごとの業務内容を把握しよう
それでは、日テレの業務内容を部署別に分けて見ていきましょう。業務内容として、以下のような例が挙げられます。また、このほかにも様々な業務内容があります。
番組制作をおこなう部署の業務内容
◆制作局
「バラエティー番組」と「ドラマ」を主に制作する。バラエティー番組では、プロデューサーやディレクター、ADらが、番組を企画・制作し、ロケやスタジオ収録・編集を経て放送する。「ドラマ」では、プロデューサーと監督が指揮をとり、脚本家と打ち合わせを重ね、助監督らが撮影場所を準備しながら制作する。
◆情報カルチャー局
生放送の帯番組を中心に、情報番組を制作する。今話題のトピックやショウビズ情報などを、中継も交えて放送。ゴールデン帯のレギュラー番組や、特番も手掛ける。
◆スポーツ局
1年を通して様々な試合やスポーツイベントを放送する。取材を重ねて、ニュースや企画VTRの作成もおこなう。
◆報道局
政治部・経済部・社会部・国際部などの記者や報道カメラマンが現場で取材した情報や映像を、ディレクターが編集して放送する。選挙特番や災害時は、報道局員総出で取り組む。海外特派員も報道局の社員。
◆編成局
編成部、マーケティング部、宣伝部、総合コンテンツ部がある。
編成部は、様々なジャンルの番組をいつどの時間で放送するか、どんな新番組を立ち上げるかを決定する。
マーケティング部は、視聴率や視聴習慣を分析・検討し、宣伝部は各番組の宣伝を戦略的に展開する。総合コンテンツ部では、BS・CS・動画配信サービスなどでの展開も視野に入れた、コンテンツ開発がおこなわれている。日テレでは、アナウンス部も編成局の所属となる。
◆コンプライアンス推進室
視聴者に信用・信頼される、質の高い放送を実現するための重要な役割を担う。番組担当者へのアドアイスや相談窓口のほか、視聴者の声を聞いたり、法律や社内基準との照らし合わせることで、番組制作を正しい形へと導く。
◆技術統括局
番組制作における「カメラ」や「音声」、「CG」や「編集」、番組を電波に乗せて届ける「回線運用」や「マスター」、最新技術の研究をおこないテレビ放送の新しい仕組みをつくる「技術開発部」や「インターネット技術部」、社内のシステムを管理する「IT推進部」と、日テレの技術的業務を担う部署。
テレビ放送以外の事業に取り組む部署の業務内容
◆事業局
イベント事業部、映画事業部、コンテンツ事業部に加え、通販や有料放送関連など、様々なビジネスを実行する部が集まった部署。ドラマや音楽番組とのコラボレーション企画も生み出す。
イベント事業部は展覧会、ライブ、舞台などを企画・運営し、映画事業部はオリジナル映画を企画・制作する。コンテンツ事業部は、番組ソフトの2次利用や関連グッズの開発をする。
◆インターネット事業局
SNSやデータ放送・スマホアプリやWebを駆使し、新たな視聴スタイルの展開を進める部署。今後の成長が注目される分野の一つ。
◆海外ビジネス推進室
アジア諸国を中心に、世界を舞台にした新規ビジネスを企画・実行する部署で、例えば、日テレのドラマ、アニメなどを海外メディアへ販売する業務等をおこなう。バラエティー番組などのフォーマット(演出方法やスタジオセットなどの番組の作り方のこと)を販売したり、海外放送局や制作会社と新番組を共同制作する。
日テレの戦略を練る部署の業務内容
◆グループ戦略室
グループ会社・関連会社全体の連携を深め、競争力を高めていくための中心的な役割を担う。
◆メディア戦略局
放送と通信の連携や新しいメディアでのビジネス展開をいった課題への戦略を練る部署。全国の日テレ系ネットワーク各局との調整や、国内各局で放送するための番組販売などもおこなう。
会社の運用に関わる部署の業務内容
◆社長室
役員たちのスケジュール管理や連絡調整を担当する秘書部や、日テレの未来に向けた経営戦略を練ったり、新たなビジネススキームを考える企画部がある。IR部では、株主や投資家に向けた情報公開をおこなう。
このほか、新スタジオ設立に向けて準備を進めている部署も社長室の所属。
◆総務局
職場環境を整備し、円滑な業務をサポートする。改装や改築などの社屋の管理、テナントの誘致、株主総会や大規模な社内行事の運営など、多岐に渡る業務内容。
◆経理局
会社全体のお金を管理する。取引先との支払いのやりとりや、設備、不動産、資産の管理・運用、会社の経営状況を把握しての予算作成と収支管理などをおこなう。ビジネスで利益を上げるための改善点を考えることも業務内容。
◆人事局
会社全体の、人にかかわる業務をおこなう。採用や人事異動、社員育成研修、人材評価など、様々な人材戦略業務を担当する。社員の給与や、社会保険、年金に関する業務、診療所や保養所、社員食堂の運営なども業務内容。
日テレの労働環境について②:労働時間と休日制度
続いて、日テレの労働時間についてご紹介します。日テレの勤務時間は、9時30分~18時30分で、休憩1時間となっています。しかし、これらは部署によって異なるようですから注意しましょう。
日テレの休日・休暇制度は充実している
日テレの休日・休暇制度についても見ておきましょう。日テレは完全週休2日制となっており、休みは土曜日・日曜日ですが、これも部署により異なるようです。また、祝日・夏季休暇・年末年始休暇・年次有給休暇・慶弔休暇・産前産後休暇・育児休業・看護介護休暇と、一般的な休日休暇制度がそろっているといえるでしょう。年次有給休暇制度は事前の申請が必要なので、会社規定を把握してから申請しましょう。
日テレの労働環境について③:残業時間
日テレの労働時間の次は、残業時間を見ていきましょう。日テレの残業時間は、職種や部署によって異なります。また、部署によっては繁忙期や閑散期があり、残業時間を一概にいうことは難しいでしょう。入社前に、自分が配属される職種がどのくらい残業しているのか、労働時間と合わせて確認できると良いですね。
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日テレの業務内容はテレビ放送に関わるものが中心で労働時間は職種によって異なる
日テレの業務内容と労働環境、労働時間についてご紹介しました。就活生は、この業務内容やテレビ業界の一般的な労働環境を知り、エントリーしましょう。日テレの業務内容はテレビ放送に関わるものが中心ですが、それを販売したり、ネットなどでの展開を考えたりと、業務内容は多岐に渡ります。労働時間や残業時間は、部署により異なるようです。
このような業務内容や業界の研究は、志望動機やエントリーシートにも役立ちますので、エントリー前に把握する必要があります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、労働時間や業務内容をしっかり把握しておきましょう。
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