ノバルティスファーマの評判と職場環境の特徴

ノバルティスファーマはやりがいのある会社！？

キャリアパーク会員の就活生を対象に「ノバルティスファーマに対するイメージを以下から選んでください(複数選択可)」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月15日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「ノバルティスファーマに対するイメージを以下から選んでください(複数選択可)」

就活生は製薬会社であるノバルティスファーマに対して、やりがいのある仕事ができるというイメージを持っています。会社が安定している上に将来性があるという印象を持たれているため、就活生にも人気の大手企業といえるのではないでしょうか。この記事では、ノバルティスファーマの評判と職場環境の特徴についてご紹介します。

ノバルティスファームは医薬品事業を主に行っている

ノバルティスファーマは、国際的に展開しているスイスの製薬企業ノバルティスの日本法人です。また、持株会社はノバルティスホールディングジャパンとなります。ノバルティスファーマの主要事業は、医薬品事業だと言えるでしょう。医薬品の種類は広範で、循環器、癌、呼吸器、中枢神経領域といった分野にまたがっているほどです。子会社には「日本チバガイギー」という医薬品製造企業があり、ノバルティスファーマへ医薬品を供給しています。ノバルティスファーマは国際的な企業ノバルティスの一端ですが、規模は大きなものと言えるでしょう。では、業績や評判はいいのでしょうか。

業績は下がり気味だがグループは堅調

ノバルティスファーマはノバルティスホールディングジャパンの子会社ですが、独自に業績を発表しています。公式サイトを見ると2012年度の売上高が3,234円（単位：億円）であり、2013年度では3,261円となりました。次いで2014年は2,915、2015年は2,597となっています。下落気味の業績と言えますが、ノバルティスの全体では2015年度の売上高は前年比+5％の伸びを見せているので大きなダメージとはならないでしょう。

SIGN研究の問題によって会社の評判は少し落ちている

ノバルティスファーマは、ディオバン（バルサルタン）の臨床研究を不正に改ざんした疑いがもたれています。臨床結果のデータを不正に操作し、あたかも有効であるように見せかけたのです。この改ざんについて明確に存在したとは定かではありませんが、再発防止に向けた取り組みは行っています。また、SIGN研究における問題も噴出しているため、より一層の企業文化の建て直しが求められていると言えるでしょう。そうしなければ、悪い評判が続いたままとなります。

医療に関係した献血や研究支援などのCSRを行う

ノバルティスファーマは医薬品を扱う企業なのでCSRも医療に関連したことを行っています。2015年には輸血用血液製剤の不足を鑑み、献血をしました。また、小児医療を受ける子供と家族が滞在する施設において布団交換やハウスクリーニングを実施したのです。研究支援など国際的なノバルティスグループとして取り組んでいるものもありますが、ノバルティスファームならではの地道な活動も行っています。

ノバルティスファーマの福利厚生は充実している

ノバルティスファーマの給与は高く、福利厚生も十分なものだと評判があります。有給もしっかり消化できるので、プライベートを充実させることができるでしょう。個人に裁量が任されるため、自分で仕事を仕切る形で働くことになります。ディオバンやSIGN研究の問題によって評判が落ちましたが、企業全体で再生に向かって動いています。

理想の社員像は自分で仕事を管理できる人材

ノバルティスファーマでは、生活を安定させつつ仕事ができるでしょう。また、自分に与えられた裁量を上手くこなせば仕事一辺倒ではなく、プライベートの時間に余裕を持つこともできます。不正問題の解決には努力を重ねているのが現状です。したがって、ノバルティスファーマでは自分で仕事を管理しつつ余裕をもって仕事ができ、かつ不正を見過ごさない方を求めているのでしょう。

ノバルティスファーマは不正問題により評判は下がったが職場環境は良好な大企業

ノバルティスファーマは、医薬品を扱う国際的企業ノバルティスの日本法人です。ノバルティスファーマ単体で見ると業績は下落気味ですが、ノバルティスグループ全体では堅調な業績となっています。CSRにはノバルティスグループ全体で取り組んでいるものもありますが、日本法人ならではのものも行っている形です。生活を安定させつつ製薬事業に関わりたい方にとって良い職場となりますが、不正問題についても考えていかなければいけません。