2020年06月12日(金) 更新

【飲食業界のブラック&ホワイト企業】ワタミと天狗の特徴と違い|労働環境を比較

ブラック企業とホワイト企業の違いとは?

世の中には多くの企業が存在していますが、ある企業評価の1つとして、ブラック企業・ホワイト企業というものがあります。そもそもブラック企業やホワイト企業というのは、何をもってブラック企業やホワイト企業と定義しているのでしょうか?
ブラック企業とは、法外な労務環境の元、労働者の生存の危機まで脅かすような働かせ方を強いる企業です。定義は様々ありますが、これ以外にも離職率が高すぎる、昇給や昇進がごくわずか、給料が適切に支払われないなどの特徴があります。一方、ホワイト企業はその逆で、労働者にとって働きやすい環境を整えている企業です。

ブラック企業では杜撰な労務管理がおこなわれている

ブラック企業はどの業界にも存在しています。ブラック企業大賞をご存知でしょうか。労働問題に取り組む弁護士や大学教授、労働組合関係者が主催する、日本におけるブラック企業のトップを決めるという趣旨で開かれているものです。このブラック企業大賞実行委員の竹信三恵子さんは、ブラック企業の定義について、「杜撰な労務管理により社員を犠牲に利益を上げる企業」と述べています。
では、飲食業界でブラック企業といわれる「ワタミ」とホワイト企業だといわれる「天狗」について、特徴を見ていきましょう。

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ブラック企業として有名な「ワタミ」の実態とは

飲食業界では、他の業界と比べるとその就労環境からブラック企業が多い傾向にあります。ブラック企業大賞2013では、飲食業界の中でも居酒屋チェーン店で有名なワタミフードサービスが一般投票賞と共に大賞を受賞しました。ブラック企業としてその名を白日の下にさらされ有名となったワタミ。ワタミの就業実態とはどんなものなのでしょうか?

給与が低いだけでなく深夜残業が多い

ワタミがブラック企業大賞となった時の労働環境について見てみると、給与が低く、多くの深夜残業をさせられているという事実が判明しました。固定給に深夜残業129時間が含まれており、ある社員は14時出社、6時退社という過酷な労働を強いられていたのです。実際、会社説明会の条件と違ったという事実もあるため、ブラック企業の定義にあてはまるような特徴があったといえます。

過労死を引き起こす程の就労環境が問題となった

ワタミでは、勤務していた女性社員が精神疾患を発症し過労死自殺したという事件がありました。女性の手帳には「どうか助けてください。誰か助けてください」などと書かれていたといいます。当時のワタミ現役店長から、店舗ごとに割り振られた予算オーバーが厳禁の為、勤務外労働、いわゆる残業時間については会社に過少報告せざるを得ない状況であるといった声がありました。こういった労働環境はブラック企業の特徴だといえるでしょう。

就活の軸を定めておこう

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「天狗」がホワイト企業でいられる仕組みとは

ワタミのブラック企業ぶりが取りざたされている中で、よく引き合いに出されるのが同じ飲食業界の天狗です。天狗は飲食業界では珍しいホワイト企業ともいわれています。ワタミと違い、天狗のどんなところがホワイト企業なのでしょうか?

天狗は社員に無理をさせないことが大前提

天狗の教育方針として、「社員に無理をさせない」というものがあります。飲食業界、特に居酒屋チェーン店では当たり前に存在する深夜営業。天狗では全店深夜営業禁止、閉店は23時半を徹底しています。これは新宿などの繁華街であっても同様で、従業員の就労環境と健康を守るために徹底されたルールなのです。
他にも、天狗では店長手当の他、住宅手当や持家手当、持株制度・退職金制度も完備されており、パート・アルバイトであっても有給休暇制度があったり、経験を積めばアルバイトでも正社員並みの給与がもらえている人もいるといった面があるなど、天狗はブラック企業が多いといわれる飲食業界において、労働者に対し働きやすさを重視した就労環境を整えている企業であり、これが天狗がホワイト企業と言われる所以でもあると言えますね。

パートやアルバイトにも社員並みの給料や待遇がある

他にも、天狗では店長手当の他、住宅手当や持家手当、持株制度・退職金制度も完備されています。パート・アルバイトであっても有給休暇制度があったり、経験を積めばアルバイトでも正社員並みの給与がもらえたりする人もいるのです。天狗はブラック企業が多いといわれる飲食業界において、労働者に対し働きやすさを重視した就労環境を整えている企業であり、天狗がホワイト企業と言われる所以でもあるといえます。

飲食業界のブラック企業・ホワイト企業であるワタミと天狗の違いは労働時間や待遇

飲食業界のブラック企業・ホワイト企業と呼ばれるワタミと天狗の違いについて見てきました。同じ飲食業界であっても、ワタミは法外な労働状況を会社として従業員に強要させてしまう面があります。天狗は「社員に無理をさせない」という教育方針に則り、全店深夜営業禁止や従業員への手当が整っているなど、従業員重視の働きやすい環境があります。

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