ブラック企業の特徴と大学生が内定先を見分ける方法

ブラック企業の特徴を知ろう

ここ数年、とくに大学生は就活で内定が決まるとそのまま就職し、働き出してすぐに「就職先がブラック企業だ」といって退職している人が増えています。

ここでは、内定先がブラック企業かどうかを見分けるために、まずはブラック企業の特徴を知っておきましょう。すでに内定が決まっている大学生の方は、内定先がこれから紹介するブラック企業の特徴にあてはまっていないか、見比べてみてくださいね。

ブラック企業の特徴①見かけの給料がやたら高い

新卒社員なのに、明らかに他の企業よりも給料が高い場合は、少し疑いの目をもちその提示金額の数字を見てみましょう。

たとえば普段の給与は高いが、ボーナス出ないなどの場合、また残業代込での給料、退職金制度が存在しないというのが内定先へ入社した後に分かるケースが多いです。意図的に求人情報で給与を高く見せている場合、そのような企業はブラック企業の可能性が高いです。内定先がそのような場合は、本当に大丈夫かどうかよく考えた方がいいでしょう。

ブラック企業の特徴②短期間で管理職になっている従業員が多い

大学生の方は面接をする際、このような言葉を耳にすることがあると思います。「うちの会社は入社しても早い期間で管理職に就いている人が多い」などです。このような言葉を面接で聞いたら気をつけてくださいね。ブラック企業の場合、管理職という役職をうまく利用して、法律の目をかいくぐり、労働力を搾取するケースが見られます。

最近でも名ばかり管理職という言葉が認知されてきていますが、管理職という役職を残業代削減のために与える企業が非常に増えています。管理職はどれだけ残業をしたとしても残業代は支払われないケースがほとんどです。

1日長時間の労働をさせようとする場合には、管理職の方が企業側には都合がいいというわけです。内定先がこのような会社であった場合には、本当にこのまま入社してもいいかよく考えてくださいね。

面接を受けた際のブラック企業の見分け方

ここまでで、ブラック企業の特徴を紹介してきました。内定先は紹介したような特徴に該当していませんでしたか？続いては、面接を受けた際にブラック企業の可能性が高いとわかる、見分け方について紹介します。

ブラック企業の見分け方①採用までのプロセスが短い

ブラック企業が採用活動を行う際は、採用する人に長く務めてもらいたいといった目的で採用をするわけではないので、極端な話ですが、労働力であれば誰でもいいと思って採用します。

ある程度の常識があれば誰でもいいと思っているので、採用コストはできるだけかけたくないのです。結果として、採用までのプロセスが短く、採用のハードルもそれほど高くないです。

もし内定先が、採用までのプロセスが極端に短かったという場合には、あなたの中身を見ていない可能性があるので注意が必要かもしれません。

ブラック企業の見分け方②豪華な会場で面接を行う

これも人を採ることにフォーカスするを置いているためです。めん説会場など表面的な部分で豪華さを演出することで、「この会社はすごい」「こんな豪華な会社に入社したい」と感じてもらうのが狙いです。

表だけきらびやかにしている企業は意図的に採用者を騙そうとしている可能性が強く、ブラック企業の可能性がかなり高いので気をつけてくださいね。

ブラック企業の見分け方③内定後にフォローがない

前述と同様に、人を採ることにフォーカスを置き、採用後の教育にほとんど関心がないため、内定となったとたんにフォローがなくなります。内定先から内定後のフォローがなくなった場合は、自分は一労働者として見られている可能性があると気をつけておきましょう。

ブラック企業への入社を避けるためには

ブラック企業の特徴と見分け方を紹介してきましたが、いかがですか？あなたの内定先は平気でしょうか？最後に、ブラック企業への入社を避けるためにどうすればいいのかという部分について紹介しておきますので、しっかりとおさえておいてください。

就活のクチコミサイトを使う

就活のクチコミサイトでは、その会社の社風や実際に働いていた人のクチコミが読めるので、ある程度「自分と合うのか合わないのか」がわかります。

またクチコミを読んで面接に行き、実際に社内の雰囲気はどうだったかなどを確認できます。ブラック企業を避けるためにも、このような就活のクチコミサイトを活用しましょう。

大学先が内定先をブラック企業かどうかを見分けるには、まずは特徴を知ろう

ブラック企業の特徴と、大学生が内定先を見分ける方法について紹介してきました。あなたの内定先は、こちらで紹介した特徴に該当していませんでしたか？就活で内定が出ると誰だって嬉しいものです。

しかし、内定が出たらまずは本当に内定先に就職しても大丈夫なのかとじっくり時間をかけて考えてみるのも大切です。