警察官の志望動機の書き方【刑事・白バイなど職種別例文付き】

就職において志望動機は重要

就職活動をおこなう中で、特に重要になってくるのが志望動機です。面接の質問に回答する中でも、志望動機で正しく自分の就職への意気込みや意欲を述べることができるか、が大事になってきます。

警察官への就職を目指している場合でも、面接に挑む際は通常の企業への面接と同じように、最初に述べる志望動機が重要になります。

警察官になりたいと考えているのであれば、警察官についての仕事を理解することがまず重要です。加えて何故警察官になりたいと思ったのか、その理由をしっかりと考え、文章に起こすようにしていきましょう。

警察官の志望動機に盛り込むべき内容

①警察官を目指す理由

志望動機には、警察を目指すことにした動機を具体的に記載しましょう。警察官を目指すきっかけとなった経験があれば、初対面の面接官にも分かるように詳しく書く必要があります。

また、「人の役に立ちたい」という理由がある場合、民間企業の社員ではなく警察官だからこそできることを書くと効果的です。

②警察官の仕事を通して何をしたいのか

警察官になりたいということを伝えるだけでなく、仕事を通して何をしたいのかを記載しましょう。

「地域に貢献したい」や「人々の生活を守りたい」、「交通事故を減らしたい」などの内容を書くといいでしょう。採用後に実現したい警察官像を志望動機で伝えることで、志望度の高さをアピールできるます。

③仕事に貢献できる素質やスキル

警察官として貢献するために、自分のどのような素質やスキルが活かせるのかを書きましょう。「警察官として働くことになったら、自分の○○なスキルを活かして貢献できる」という内容を盛り込むことで、熱意や意欲をアピールできるのです。

知力や体力はもちろん、警察官という職業には求められる素質があります。

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志望動機の作成前に部署に応じた仕事内容を知る

警察官と一口に言っても、その業務内容は部署によって大きく変わってくるものです。テレビなどで取り上げられている仕事以外にも、警察内では様々な仕事があります。

実際に志望動機を考える際は、まず就職を目指している部署がどういった業務をおこなうのか、詳しく知ることから始めましょう。

ここでは、実際にいくつかの警察部署の仕事内容について解説していきたいと思います。これらを参考に、志望動機の内容を考えていきましょう。

地域警察部：交番・駐在所

交番や駐在所の主な仕事は、地域の安全に目を光らせることです。

例えば警らとして、犯罪の多発する時間帯・地域に重点を置いてパトロールをおこないます。パトロールをおこなっている警察官は、普段の生活でも比較的見かける姿のひとつでしょう。

交番・駐在所の外に立って警戒をおこなう、立番もよく見かける光景です。特に駅や交差点のような、人が多く集まる場所や犯罪が多発している地区でおこなわれることが多い仕事です。

交番や駐在所に勤務する警察官は他にも、受け持ち区内の家庭や事業所を訪問する巡回連絡をあります。この際事件・事故の防止についての連絡をする以外に、地域住民からの相談を受理したり、警察活動への意見や要望の聴取などもおこないます。

生活安全部

生活安全部の主な仕事は、管轄地域の市民生活の安全を担うための活動になります。よくテレビなどではストーカーに対しての対策や相談に応じているイメージがありますが、実際の仕事は様々です。

一般的な企業の事務職に相当する庶務係のような仕事から、営業活動に必要な申請を請け負う防犯営業係という仕事など、業務や街の仕事が正しくおこなわれるのをサポートする業務もおこなわれています。

また女性や子どもが関わる事件や金融犯罪、サイバー犯罪やITの関わる事件のみを専門に扱う部署も存在しています。各都道府県警察本部によっては、環境事案や保険衛生事案などの取り締まりをおこなう部署がある場合もあるようです。

このように、生活安全部では市民生活に密接に関わる犯罪の解決のための仕事を主に扱います。

交通部：白バイ

交通部の中でも、特にテレビなどでも取り上げられることの多いのが、白バイ隊の仕事かもしれません。

白バイ隊員の主な仕事は、道路交通法に違反した交通違反者の取り締まりです。この活動をおこなうのは警察内でも「交通執行部隊」と呼ばれており、白バイ以外にも特別なパトカーなどを有している部隊でもあります。

白バイの取り締まりがおこなわれるのは、主に一般道と呼ばれる、普段移動に使うことの多い道路全般になります。高速道路やエリア内にある施設での事件などには、個別に専門の機動隊が待機しています。

一般道でおこなわれる仕事としては、交通違反者に違反切符を切ったり、職務質問をおこなうというものです。悪質な違反者に対しては、追跡をおこなったり実際に警察署へ連行することもあります。

刑事警察部

よくフィクション作品でもテーマとして扱われる刑事という仕事は、生活に密接に関わっている警察の部署とは一線を画する仕事と言えます。

事件発生に応じて現場に急行し、鑑識係員と現場検証や証拠資料を収集するなどして、有形・無形の証拠を集めることが、特に重要になってきます。これらを積み重ねて地道に操作をすることで、犯人を速やかに見つけ、逮捕をするのが刑事の仕事と言えます。場合によっては、証拠となる情報を他の警察の部署から聞き取りに行くこともあります。

もちろん事件の犯人を捕まえただけでは、その仕事は終わりとは言えません。逮捕の後犯人への取り調べや事件の裏付捜査をおこない真実を明らかにすることも、刑事の仕事のひとつです。

警察官の志望動機例文

志望動機例文①

正義感や責任感をアピールする志望動機例文をご紹介します。

志望動機例文②

次に、親戚の叔父のような警察官になりたいという志望動機例文をご紹介します。

志望動機例文③

人の役に立ちたいという思いを伝える志望動機例文をご紹介します。

志望動機例文④

職種に応じた志望動機として、白バイ隊を目指す場合の志望動機の例文を紹介します。

志望動機例文⑤

最後に、刑事を目指す場合の志望動機例文です。

警察官の志望動機は目指す理由や仕事を通してしたいことを具体的に書こう

警察官の志望動機を書く際は、なぜ警察官を志望するのかという理由や、仕事を通してしたいことを具体的に書きましょう。

警察官に求められる素質には、正義感や思いやりの心があります。これらは、人々の安心や安全を守るという使命を全うするために欠かせないものです。警察官の志望動機を書く際は、実現したい警察官像とともに、自分のスキルや素質を盛り込みましょう。