2021年09月24日(金) 更新

履歴書で魅せる!家族構成の正しい書き方とプラスα

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

まず就活と家族の関係とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:面接で聞かれた質問で印象に残っているものは何ですか?また、あなたはどう回答しましたか?面接官がどのような意図でそれを聞いたかもあわせて教えてください。

就活生の回答

面接で聞かれた質問で印象に残っているのは、「自分の親と就職について業種や業界、具体的な企業名を話し合っているかどうか」を問うものです。私は、両親と就職活動についてはよく話しており、応援してくれていると答えました。これは、親が就職先について賛成していなかったことによる内定辞退や、早期退職のリスクを避ける意図があると思います。親と就職について詳しく話していないと答えると、後々家族が心配したり反対したりして離職に繋がるかもしれない、という不安要素が企業側に残ります。そのため、親には業種や具体的企業名について詳しく志望理由などを話していると企業に伝えた方が良いと思いました。

※上記は就活生から取得したアンケート回答を基に、編集部で独自に加筆した代表的な学生の声の一例です。

家族構成欄の内容によって採用の判断が決まるケースがある

履歴書には家族構成を記入する欄が書かれていますが、この欄の書き方によって、採用の結果を左右されるケースは少なくありません。全く書かない人もいるでしょうが、結婚後の転職を行う際などは、この欄の存在が重要となります。もし、配偶者や家族がいる場合、扶養控除の対象となるため会社側の手続が必要となります。しかし、家族構成の記入が必須となっている場合に、履歴書には一切書かず、面接等の場面で家族構成に関する話をしてしまっては、採用担当者の心証を悪くしてしまいます。

調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「履歴書の家族構成記入欄で悩んだことがありますか?」という質問に対して、32.5%の人がYes、67.5%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ) 基本的にはありのままを家族構成欄に記せば良いのですが、自分の名前を記した方がいいのかなど細かいところが気になってしまいますよね。今回は、失敗して選考に不利にならないように、正しい家族構成欄の書き方を紹介していきます。

扶養控除や緊急連絡先を知るために必要な場合がある

もちろん、個人情報保護の観点から家族状況・家族構成を書きたくない方もいます。その場合は、家族構成欄のない履歴書を用意しましょう。最近では、応募者本人以外の個人情報を求めるのは好ましくないとの観点から、家族構成欄のない履歴書が増え、会社側も認めているケースがあります。

基本的に、自分の実情に合った履歴書を選ぶとよいでしょう。ただ、扶養控除手続きや緊急時連絡の観点から、家族構成欄を記入する必要がある企業もあります。それなのに、書かないのはマナー違反ですのでやめましょう。企業としても、家族状況・家族構成を隠そうとする応募者は採用しにくいのです。

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履歴書の家族構成の書き方は本人以外の家族を世帯主から記載する

履歴書の家族状況・家族構成の書き方について紹介します。まず、家族状況・家族構成欄には、あなた自身を除いた家族構成を書き、あなたとの続柄を書いておきましょう。

家族状況・家族構成の書き方で大事となってくるのは、家族の書く順番です。マナーとしては世帯主から書くのが一般的です。あなたが親と同居している場合は父親から、配偶者がいる場合は配偶者から書きます。

子どもの年齢を書いておくと融通が利きやすい

子供がいる場合は、子供の年齢も書いておくと、応募先企業にとっては、「手のかかる年頃の子供なのか」「保育園や小学校に通っているのか」といった部分が把握しやすいです。

また、子供の年齢を書いておくと、面接のときに子供のことで仕事に影響するかもしれないこと(急な欠勤や早退など)を言いやすくなります。

親や家族に要介護者がいる場合も同様

もしも、親や家族の介護のある方で、その状況を応募先企業に伝えておきたい場合は、履歴書の家族状況・家族構成欄にその旨を書くのがマナーです。もし事実を書かずに採用されて、入社後になって介護を理由に早退や休み、遅刻をされては会社側もたまったものではありません。

就職に不利になる可能性はありますが、仕事を始めてから業務に支障が出たり、企業に迷惑をかけないよう必ず記入しましょう。

家族構成欄の書き方【例】

では、実際に履歴書に家族構成を書く際の見本を確かめましょう。あくまでも一例ですので、それぞれの家族状況に合わせて書き換えてください。祖父母まで3世帯同居している場合は以下のように記入しましょう。

【家族構成】
山田 一郎 父  ○○歳
花子 母  ○○歳
良一 祖父 ○○歳
芳江 祖母 ○○歳
太郎 弟   ○○歳

なお、結婚後も両親と同居する場合は、上記の通り世帯主の家族を記入したあと、夫や子供の名前を記入しましょう。

1人暮らしは基本的に家族構成欄を記入する必要はない

先ほどは家族と同居している場合の、家族状況・家族構成の書き方を紹介しました。では、1人暮らしで同居している家族がいない場合は、どのような家族状況・家族構成の書き方をすれば良いでしょうか。基本的に1人暮らしの場合、住民票の世帯主が応募者本人であれば、その家族も本人以外誰もいないため、書く必要はありません。ただし、緊急連絡先として実家の電話番号を書く場合には、任意で家族構成を記入したほうが良いでしょう。

住民票が実家なら実家の家族構成を書く

現在独身で1人暮らしをしている方でも、住民票が実家のままになっている場合は、実家の家族構成を記入します。会社側が連絡を取る際に、本人以外の人間が対応すると困る部分があります。住民票を移していない人が多い大学生や専門学生は、このルールを必ず守りましょう。

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家族構成欄で自己アピールにつながる書き方がある

履歴書の家族構成欄はここ最近減少しつつありますが、家族状況・家族構成の書き方で、自己アピールにつながるポイントがあります。他の項目と同様に家族構成欄も、アピールポイントになるように工夫した書き方をしましょう。

企業側に不安を与えない書き方をする

まず最初のポイントとして、企業側に不安を与えないような書き方を行いましょう。例えば、まだ小学校に通う前の子どもがいる主婦の方や、家族に要介護者がいる場合はどうしても就職の場では不利になりがちです。

そんなとき、自分の家族だけでなく、両親や祖父母と三世代同居であると記入するだけで、育児や介護に家族のの協力を得られるのをアピールできます。急な欠勤や早退の心配がないとわかるため、企業側も安心して雇えます。

家族を応募動機に活かし魅力をアピールする方法もある

また、家族構成欄に配偶者や子供の名前を記入し、応募動機を「結婚や子供の誕生により、不安定な派遣社員から正社員としってしっかり生活を支えたい」といった旨にすることで、勤続意欲のアピールができる方法もあります。

家族構成欄も、一切書かなかったり、ただ家族の名前を埋めるだけでなく、どうやったら企業に自分の魅力をアピールできるのかを考えながら書きましょう。

履歴書の家族構成欄は世帯主から順に書きアピールポイントにつなげよう

履歴書の家族構成の書き方とマナーのポイントを紹介しました。家族構成欄では、家族状況などで事実と違うことは書かないようにしましょう。また、履歴書の家族構成欄には、応募者本人の名前は書かないのがマナーですので気をつけてください。最後に誤字脱字や、年齢などにミスがないのかチェックしましょう。最近は個人情報保護の観点から書かない例もありますが、採用につなげるアピールポイントとして、この欄を活用するのも有効な手段です。

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