2021年09月24日(金) 更新

履歴書に「存じます」「存じ上げます」はOK?知っておきたい敬語マナー【就活・転職】

就活生は履歴書の敬語マナーを知っている?

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書で使う敬語のマナーには何があると思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 謙譲語、尊敬語、丁寧語を上手く使い分ける
  • 謙譲語、尊敬語を使い分ける
  • 最低限の敬語は必要
  • わからない
  • 貴社と御社の違い

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「履歴書で使う敬語のマナーには何があると思いますか?」

アンケートの結果から、履歴書で使う敬語のマナーを知っている就活生が多いことが分かりました。
「謙譲語、尊敬語、丁寧語を上手く使い分ける」ということを意識している学生が多数の中、「わからない」と回答する就活生がいるのが現状のようです。
そこで本ページでは、履歴書作成で知っておきたい敬語のマナーを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「存じます」「存じ上げます」は「思います」の敬語

「存じます」や「存じ上げます」は、本来は「思います」の敬語にあたります。そのまま「存じます」と使う時ばかりでなく、上に言葉をひっつけて使う場合もあります。

例えば「~頂きたく存じます」「~ありがたく存じ上げます」など、相手が目上や立場が上の方に対して自分の行動や思いを告げる時に使うへりくだった言葉です。

履歴書で使ってOKなのかの判断は難しい

そうなると、「存じます」を企業に出す履歴書に使ってもOKだということになりますよね。履歴書の志望動機は自分の思いを伝えるのですし、もちろん目上の方が見るわけですから「存じます」や「存じ上げます」などを使っても間違いではありません。

しかし、なかなか難しいのがこの「存じます」や「存じ上げます」という言葉なのです。履歴書に使うまでにこの「存じます」や「存じ上げます」の言葉は一般的にどう使われているかを考えてから、履歴書作成に取り掛かってはどうでしょうか。

履歴書は公的な文書のため敬語の間違いは避ける

就活がはじまると、いきなり履歴書という企業に対しての公的な書類を作成するのですから、学生も大変です。

「存じます」や「存じ上げます」という言葉は普段はあまり使わないでしょうが、ビジネス文や改まった文章を書くときはよく使われます。履歴書は、社会人になる前の準備の時に書く公的な文書です。敬語の間違いがあってはなりません。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

一般的な「存じます」の使い方の例

一般的な「存じます」の使い方としては、どんな例があるのか見ていきます。下記にご紹介しますが、こうしてみると見たり聞いたりしている言葉なのではないでしょか。

・○○様に至ってはご多用とは存じますが、是非ご参加お願いいたします。
・お申し付け頂きたく存じます。

口語なので話し言葉にもよく登場する

また、「存じます」は口語なので話し言葉にもよく登場します。よく、こうした会話を良く耳にしますよね。

「○○さんご存じ?」
「はい、よく存じ上げております」

いきなり「存じます」や「存じ上げます」という言葉を聞いてもどう使うべきか迷うかもしれませんが、意外と一般的だといえます。では、実際に履歴書にはどのように使うのが正解なのでしょうか。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

履歴書に「存じます」や「存じ上げます」はどう使う?

「存じます」や「存じ上げます」という言葉の意味や使い方は、ご理解いただけたでしょう。では、実際履歴書にはこの「存じます」や「存じ上げます」という言葉はどのように使うのでしょうか。実際に以下でみていきたいと思います。

履歴書に使うと場合によってはくどくなる

例えば、以下のような志望動機を書いたとしましょう。

「御社に入社できましたら、〇〇のように頑張りたく存じ上げます」
「御社の△△の事業について××のように存じているため」

間違いではないでしょうし、使うことに問題はないですが、何となくくどい感じがしますよね。この様に「存じます」や「存じ上げます」という言葉は前の文章によって使い方を間違えるとくどく、若々しさがないような文章になってしまいます。

履歴書には「存じます」より「思います」の方が無難

「存じます」や「存じ上げます」だと、どうしても若々しさを出すのは難しく感じられます。

そのため、履歴書に書くなら話し言葉にあたる「存じます」よりは「思います」の方が無難でしょう。冒頭で解説した通り、「存じます」は「思います」の敬語です。敬う気持ちは大切ですが、「思います」をわざわざ履歴書で「存じます」に変える必要はないといえます。

履歴書よりも添え状に使う方が自然!

とはいえ「存じます」や「存じ上げます」は、履歴書の志望動機に書く際に使うのも間違いではありません。

しかし、どちらかといえば履歴書の添え状に書くときに使う方が自然です。その際には、「お返事頂けるとありがたく存じ上げます」などというように使うと良いでしょう。

「存じます」や「存じ上げます」は履歴書に使っても良いが添え状で使う方が自然

履歴書における「存じます」「存じ上げます」の使い方のマナーを見ていきました。いかがでしたか?「存じます」「存じ上げます」などの話し言葉は、使い方次第でしつこい感じになってしまうので、使用する際は注意しないといけません。ましてや履歴書ですから、きちんとした敬語を使って作成するように心がけましょう。

履歴書に使うなら「思います」の方が無難といえます。また、「存じます」や「存じ上げます」は添え状に使う方が自然だといえるでしょう。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント