2021年10月07日(木) 更新
エントリーシートでの適切な口調・文体・敬語ルールとは|書き方での悩み&疑問解決ガイド
目次
エントリーシートは敬語で記入する就活生が多い
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートを書くときは敬語ですか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 敬語は読みづらいので「した、だ、である」派です。
- 敬語
- 敬語です。
- ですます調
- 敬語
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートを書くときは敬語ですか?」
就活生の多くは、エントリーシートの記入を敬語でするということがわかりました。「ですます調」という敬語の意見も多いですが、「敬語は読みづらいので『した、だ、である』派です。」という就活生もいます。エントリーシートは、どのような口調で記入するのがいいのでしょうか。この記事では、エントリーシートにおける文体やルールを疑問解決ガイドとしてお届けします。
文体のキホン、敬体と常体の違いを知っておこう
エントリーシートを書いていく前に、まずは文章全体をどんな文体で書いていくかを決めておきましょう。文章を書き進めるにあたり、文体を守らず書き進めてしまうと、まとまりのない文章になり読みにくいものです。
エントリーシートの日本語の使い方がきちんと出来ていないと相手からマイナス評価になってしまう可能性もあります。ここでは文章を書く上での基本、敬体と常体の違いについて確認しておきましょう。
敬体…文体に敬語を含む
敬語とは、大別すると尊敬語・謙譲語・丁寧語です。
相手を敬うのが尊敬語、相手に対して自分を低めるのが謙譲語、そして丁寧語は、それらの言葉に「です・ます」を付けたものです。
敬体にするのであれば、これらの敬語を正しく使いこなさなければなりません。
常体…文体に敬語を含まない
逆に、常体であれば、丁寧語などの敬語を使う必要はありません。
文体を統一するとは、そういう事なのです。
例えば、「~だ、~である」でいくと決めたのなら、
・「目指している理念に共感し、応募させて頂いたのである」
と敬語表現にするのは間違いであり、
・「目指す理念に共感し、応募した」
が正しいと言えます。
国語力の高い人であれば、あえて両方を使う事で、文章表現上の効果を狙ったりもするでしょう。ただ、余程上手くない限り、口調の安定しない印象を与えかねません。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
エントリーシートでは、『です・ます』口調?『だ・である』口調?
エントリーシートへの記述の際に、文体をいわゆる「です・ます」口調にするか、「だ、である」口調にするかというのが、応募者の迷うところです。
就活のエントリーシートでは、敬語が含まれる口調で文体をまとめるべきなのでしょうか。
文体の決まりはない!統一することが大事
文体としては、前者の『です・ます』口調が敬体で、後者の『だ・である』口調が常体です。
結論からいえば、エントリーシートにどちらを使うべきか、決まりはありません。
ただし、もし敬体を使うと決めたなら、エントリーシートの文体をどちらかで統一するようにしましょう。
異なる文体を一緒に使ってしまうと読みにくく、まとまりのない文章になり兼ねず、自分をアピールするためのエントリーシートがその役割をなさなくなってしまいます。
2つの文体を混在させない事が、エントリーシートの完成度を高めるためには重要です。
エントリーシートではどのように口調を選ぶのか
では、どういう判断で、口調を選べば良いのでしょう。
それには、「相手に与えたい印象」がどういうものなのか、が大きく関わります。
まず、敬体・常体、それぞれの語尾が持つ効果は、おおよそ以下の通りです。
就活生は「です・ます」の丁寧語を選択するのがベター
・丁寧な印象…「~です」「~ます」
・格調高い印象…「~である」
・簡素、簡潔な印象…「~だ」
エントリーシートを書く応募者のほとんどは、新卒の就活生か、転職希望者です。
就活生の場合、目上・年上の相手に向けて書いていると考えて間違いありません。
であれば、「です・ます」の丁寧語を用いた敬体を選択するのがベターです。実際のエントリーシートで多いのも、丁寧語でしょう。
職務経験のある人は、常体でしっかりした自分の演出も◎
一方、職務経験のある人は、あえて敬語を含まない常体でしっかりとした自分を演出する、という選択肢もあります。一定のキャリアがある場合、自分の経験や意気込みを表現するには、常体の方が効果的であるでしょう。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある業界を選ぶことが大切です。向いていない業界に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する業界と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの業界を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな業界に適性があるのか診断してみましょう。
エントリーシートの文体・敬語を決める際は、どんな口調で語りかけたいかがポイント
本ページでは、エントリーシートにおける口調や文体、敬語のルールについて見ていきました。敬体を使うのであれば、敬語を正しく理解する事が重要です。一般的には書きやすい丁寧語がオススメです。
丁寧な敬語を使うのは良いのですが、それが行き過ぎて過剰になると、逆に失礼にあたるので気をつけましょう。また、常体の場合は、あまり高圧的な印象を与えないよう、注意が必要です。
与えたい印象を明確に定め、より効果的な口調を選ぶと良いでしょう。
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