2021年09月24日(金) 更新
インターン前に把握しておくべきマナー集|就活生必見の6つとは
インターンは就活の一環であり本選を左右する場合もある
インターンは、就活生が職業の体験をするものであり、毎年あらゆる企業で実施されています。インターンを通して、企業や業界に関する知識が深められます。
それだけでなく、インターン参加により選考が有利になるケースもあります。通常の選考フローでは、書類選考、一次面接を通過した後に二次選考、最終面接へと進みますが、インターンに参加した学生は書類選考や一次面接を免除されることがあります。
また、インターンでの活躍次第では、企業側から「受けてみませんか」などといった形で声がかかる場合もあるのです。
インターンを単なる職業体験だと捉えて軽い気持ちで参加してしまうと、選考の前に評価を下げられる可能性もあります。そうならないためにも、インターンの際に必要なマナーについて理解しておきましょう。
インターンで必要なマナー
インターンの参加申し込みを済ませたら、インターンで役に立つビジネスマナーについて覚えておきましょう。マナーを守った対応により、企業側の印象を落としません。
インターンで必要なマナーは6つです。社会人の基本ともいえる身だしなみや時間管理、言葉遣いのほか、学んだ内容をメモすることとや、電話・メールの対応などがあります。
以下の項目で詳しく説明していきますので、これからインターンに参加する学生は、是非目を通しておいてください。
①清潔感のある身だしなみ
人の第一印象は見た目から決まると言われますが、就活においても身だしなみは重要です。身だしなみにおいて、重要なのが清潔感です。シワの寄ったり汚れの点いたスーツ、ズボン・スカートからはみ出したYシャツなどはインターン時の印象を落とします。
また、髪型にも注意しましょう。男性は長い髪は短く切り、襟足やもみあげにも気を付けます。女性は、長い髪は後ろで束ね、顔にかかる前髪は、分けてピンで留めるまたはワックスで邪魔にならないように、癖付けましょう。
服装や髪型は企業の指定または社風に合わせる
インターンの参加は、企業から特に指定がなければ、スーツでの参加が無難です。ですが、一部の企業では「自由な服装でお越しください」と言われることがあります。この場合は、どのような服装で参加すべきなのでしょうか。
私服での参加が許されているインターンであっても、自分の好きな服装で参加してはいけません。インターンは職業体験であるため、ビジネスシーンに合った服装を心がけましょう。男性は、シャツにジャケットを羽織り、ボトムはデニム以外のパンツにすると良いでしょう。
女性は、透けない素材のブラウスやカットソーに、パンツかスカートのコーディネートがおすすめです。髪型に関しては、落ち着いた髪型や髪色を心がけてください。
インターンに参加する際の服装や髪型で迷ったら、企業の指定や社風に合った服を選んでください。
②時間管理
インターン参加の際は、時間厳守で到着しなければいけません。ベストな到着時間は、開始時間の10分前です。遅刻はもちろん厳禁ですが、開始時間ギリギリの到着も避けましょう。
もし、インターンに遅刻してしまったら、企業側だけでなく一緒に参加する学生にも迷惑をかけてしまいます。これが実際の業務であれば、共に働く社員のほか、取引先にも迷惑がかかります。遅刻した学生に対して、企業側は「時間にルーズな学生だ」と感じてしまう恐れがあります。
ビジネスシーンにおいて遅刻はマナー違反ですが、電車の遅滞や予期せぬトラブルに巻き込まれるケースも考えられます。もし開始時間に遅刻しそうになったら、遅刻する可能性が分かったタイミングで、早めに担当者宛に連絡をしましょう。
出勤時間に遅れそうなときは連絡をする
遅刻は周りに迷惑をかけるうえに、信用を失われる原因となります。学生の間は、遅刻をしてもまだ許されていたかもしれませんが、社会人となるとそうはいきません。
余裕を持って行動していたとしても、電車の遅延など、想定外のことが起きてしまう場合があります。その場合、事前に連絡して状況を伝えると良いでしょう。
事前に連絡すれば、相手は状況が分かることで、早い段階から対応ができます。もし、電車の遅延で遅れる場合は、駅で遅延証明書をもらっておくと良いでしょう。
早すぎる到着や行動も相手に迷惑をかける
早すぎる到着も、企業側に迷惑をかける可能性があります。企業側は、集合時間に学生が来ることを想定して、インターンのスケジュールを組んでいます。学生の到着が早すぎては、企業側は予定よりも早く対応しなければならず、その後の予定も狂ってしまいます。こうなってしまうと、「配慮が足りていない」と悪印象を持たれてしまうでしょう。
もし集合時間より早めに着いてしまったら、近くのコンビニやカフェなどで時間をつぶしてから、開始時間の10分前までに集合場所に到着するようにしてください。
③敬語・挨拶などの言葉遣い
ビジネスシーンの言葉遣いはとても重要です。社会人でも誤って使用する人はいます。社会人になる前に、しっかりとした言葉遣いを身につけておきましょう。
使用機会が多い基本の言葉5つ
- 一人称は「わたし」「わたくし」
- 相手の会社は「貴社(書類上)」「御社(会話上)」
- 同意は「かしこまりました」「承知しました」
- 謝罪は「申し訳ございません」
- ねぎらう時は「お疲れ様でした」
相手に尋ねる際の言葉遣い
何かを相手に尋ねる場合は、「恐れ入りますが」や「お手数をおかけしますが」「お忙しいところ、申し訳ございません」など、以下の言葉を使うと良いでしょう。その言葉を使うだけで、相手に失礼な印象を与えず伝わるのです。
相手に尋ねる際の言葉遣い
- 失礼致しますが
- 恐れ入りますが
- ~いただけませんか?
- お手数をおかけしますが
- お忙しいところ、申し訳ございません
- 差支えなければ
申し出を断る際の言葉遣い
やむを得ない理由で相手の申し出などを断る場合は、「申し訳ございませんが」や「あいにくですが」などの言葉を伝えると良いでしょう。
申し出を断る際の言葉遣い
- 申し訳ございませんが
- せっかくのご厚意ですが
- あいにくですが
- ~いたしかねます
- ご容赦ください
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
④メモを取る
インターンでは、指導者が付き学生に業務を教えます。指導者から、業務の進め方や質問に対する回答などもらいますが、その際は聞いた内容を忘れないようにメモを取りましょう。
指導者は、貴重な時間を割いて学生に指導をしています。また、複数人の学生を一人の指導者が受け持つケースもありますから、それぞれの学生がきちんと業務を進められているかを確認しなければいけません。
したがって、指導者に繰り返し同じ質問をしてしまうと、相手の迷惑になりますし、印象も良くありません。一度学んだことは忘れないようにメモを取り、何度も同じ質問をしないよう気を付けましょう。メモを取ったことは、インターン終了後にノートに綺麗にまとめておけば、その後の企業研究の際にも役立ちます。
⑤電話対応
インターン中に任されやすいものとして、電話対応があります。受付電話や営業電話などがありますが、基本的なマナーは同じです。
丁寧な電話対応は、会社の印象も良くなります。電話対応を任される際、改めて対応方法を社員に教えてもらいますが、ある程度把握しておくべきでしょう。
電話は3コール以内に取り自分から名乗る
電話対応は、どのインターンでも経験する業務と言っても過言ではありません。必ず頭に入れておきましょう。
電話対応のマナー
- 3コール以内に取る。それ以上の場合は「お待たせいたしました」と一言添える
- 受け手でも、まず自分から名乗る
- かけたほうが先に切るのが原則
- 始業直後や昼休み、終業直前、夜遅い時間は電話を避ける
⑥メール対応
普段、スマートフォンにコミュニケーションアプリをインストールして、やりとりをおこなう学生がほとんどですが、社会人になると、仕事でビジネスメールを送る機会が多いです。
メールは、社会人のコミュニケーションツールともいえますので、プライベートのような使用方法は好ましくありません。社会人としてNGになる、メールマナー7つを覚えておきましょう。
NGになるメールマナー7つの項目
NGになるメールマナーとして、【件名が書いていない】【改行が無く読みづらい】【顔文字を使用している】などが挙げられます。
インターンでは、下記の7つの項目をしっかりと踏まえて、メール対応ができると良いでしょう。
NGになるメールマナー7つの項目
-件名が書いていない
-改行が無く読みづらい
-結論までが長すぎて何を伝えたいか分からない
-返信が遅い
-顔文字を使用している
-返信する際、前回のメール本文を削除している
-口語になっている
インターンでは身だしなみや時間管理だけでなく電話やメールなどのビジネスマナーも必要
インターンで必要なマナーについて説明しました。インターンでは、第一印象となる身だしなみをはじめ、丁寧な言葉遣いや時間管理が大切です。それだけでなく、電話応対やメール対応のマナーも身につけておきましょう。
また、インターン中に指導者から学んだ内容を忘れないように、メモを取ることも重要です。熱心にメモを取りながら話を聞く学生は、「やる気がある学生だな」と好印象を持たれることでしょう。
こちらで紹介したマナーは、インターンに限らず、その後の就活や入社後にも必ず役に立ちます。インターンに参加する前に、6つのビジネスマナーを身に着けておいてください。
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