PwCのインターンシップの内容と受かるための選考対策【プライスウォーターハウスクーパース】

PwCのインターンシップ選考対策①：企業研究

PwCの業務は会計からコンサルティングまで多岐にわたる

PwCは世界4大会計事務所の1つです。プライス・ウォーターハウスとクーパース&ライブランドが1998年に合併したことにより誕生しました。世界の従業員数は18万人を超え、年間の売上高は340億ドルとなっています。PWCの本社はロンドンにあり、会計だけではなくM&Aのアドバイス業務や、企業再生や業務支援などのコンサルティング業務なども行っています。

PwCの業績と動き

IR情報から分かるPwCの事業内容と状況について解説します。『決算短信』によると、主な事業は「アドバイザー」「監査及びアシュランス」があります。業務収益は増加したものの、営業利益・経常利益は減少しています。その他の取り組みとしては、女性の社会進出に関して積極的な取り組みを行っていることが挙げられます。元々女性が少ない職種ではあるものの、こうした取り組みにより業界全体の女性就業者の増加が期待できるでしょう。

PwCのインターンシップ選考対策②：実施内容

企業研究を踏まえたうえで、PwCのインターンシップ内容について見ていきましょう。PwCのインターンシップは大きく3つに分かれています。

①PwWCインターンシップ （全8回）
②テクノロジー部門インターンシップ（全2回）
③戦略部門インターンシップ （全2回）

PwCのインターンシップ選考対策③：エントリーシート

PwCのインターンシップへ参加するには、エントリーシート選考を通過しなければなりません。PwCのエントリーシートはインターンシップへの志望動機、学生時代に努力したことや成し遂げたこと、自己PRなどを記入します。

PwCは表現力と論理力を見ている

選考する側は、エントリーシートを通して表現力と論理力を見ます。誤字脱字がないように校正されていることはもちろん「伝えたいことを分かりやすく表現できているか」「矛盾がなく論理的な考察ができているか」「一貫した内容でまとめられているか」などのポイントをおさえる必要があります。

学生らしい自分の言葉で伝える

エントリーシートでは、難しい単語や横文字を必要以上に使うのは避けましょう。こうした言葉を使用しても、本当に伝えたいことを抽象的にしてしまうだけで相手の心に響きません。選考側はこれまで多くの就活生を見極めてきたプロフェッショナルです。なぜコンサルティングをしたいのかを伝え、コンサルティング業へのを理解度の高さもアピールしながら、自分の言葉で記入するのが良いでしょう。

通過するエントリーシートを作成する

インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。

PwCのインターンシップ選考対策④：グループディスカッション

PwCのインターンシップ選考では、エントリーシート選考を通過するとグループディスカッション選考があります。PwCのグループディスカッションは1グループ10人程度で行われます。そのうち、インターンシップに通過できるのは2～3人程度とされています。

PwCは積極性・協調性・発想力を見ている

PwCでは一般的な知識のみでディスカッションできるテーマが設定されます。過去の課題例は「グローバル化に対応するためのビジネス展開」や「特定の世代をターゲットにした新規プロジェクト」などです。30分から1時間ほど考える時間をとり、その後意見を取りまとめて発表します。この試験では、発想力や積極性、協調性を確認することを目的としています。

建設的で生産性の感じられるディスカッションを目指そう

グループディスカッション選考で高い評価を受けるのは、他人の意見を受け入れながら建設的なディスカッションを深められる人です。また、現実社会を前提に具体的な発想ができる人も生産性があると評価されます。グループディスカッションでは、これらの点に注意して対策を立てましょう。

PwCのインターンシップ選考対策に必要な力

PwCのインターンシップとその選考対策について見てきましたが、いかがでしたか？PwCのインターンシップではその多くが問題解決を求められるといえます。エントリーシートでは表現力や論理力を、グループディスカッションでは積極性や発想力を見られます。対策をしっかりと行い、ぜひPwCのインターンシップに挑戦してみましょう。