ATカーニーに採用されるための志望動機の書き方と回答例

ATカーニー対策：受かる志望動機の作り方

志望動機は最終選考まで大変重要なものです。まずはATカーニーに説得力のある志望動機を伝えることに主眼をおくべきです。企業のために何ができるのかを明確に記すために、徹底的な企業研究をおこなって書き方を工夫することです。

ATカーニーという企業を徹底的に研究した上で結論を出す

志望動機では「なぜコンサルタントになりたいのか」「なぜATカーニーでなければいけないのか」を理論立てて説明することが求められます。しっかりした結論と納得できる論理性が示されれば受かる志望動機の書き方になるでしょう。
先例をみると個人のスキルアップを目的にした「不動産業を覚えたい」という書き方では先に進むことはできないようです。ではどうしたらいいのでしょうか。
しっかりと過去の例を考慮して企業研究をおこない自分自身に何が求められているのかを知ることが大切です。

ATカーニー対策：志望動機の解答例①

例として2種類の志望動機を簡略して記載します。
設問は『当社への志望動機をご記入下さい（400文字）』ですが、概略としては専攻した学問を生かせる企業はコンサルティング業のATカーニーしかないことを動機としています。

一般企業では自分の専攻分野を生かすことができないという逆説からのアピール

【なぜコンサルタントになりたいのか】
『大学で専攻していた経営論を社会に役立てることができるよう、コンサルティングに従事したいと考えています。専攻した経営組織論は各企業に併せた組織構成を目的としていますので、一般企業では生かせるチャンスは少ないと考えており、コンサルティングにはより多くの機会を頂けると考え志望することにしました。』
ATカーニーでなければというのを、他の一般企業ではだめだから、という逆説的な方法で論じています。志望動機を述べると同時に、自分が学んできた分野のアピールもできています。

グローバルなATカーニーでしか学問を活かせないことをアピール

【なぜATカーニーでなければいけないのか】
『世界36ヶ国に拠点がある御社は、数多くのコンサルティングがおこなわれています。DMで頂いた資料には私にとっては大変魅力的な組織構成のコンサルティングが行われていました。他のコンサルティング企業とは違い、自分が修めた学問を社会に役立てるビジネスチャンスがあることがわかり御社で働くイメージができました。』
グローバルな事業展開をしているATカーニーのことをよく理解した上で自分が会社に貢献できることをアピールしています。企業研究をしっかりしていることも志望動機でアピールしていきましょう。

ATカーニー対策：志望動機の解答例②

例として1種類の志望動機を簡略して記載します。
設問は『当社への志望動機をご記入下さい（400文字）』ですが、
概略は企業規模にあわせた事業目的を設定し、コンサルティング業のATカーニーしかないことを動機としています。

海外で競争できるATカーニーでしかできない仕事をしたいとアピール

『日本が世界における国際競争力を高める仕事に就きたいと考えています。日本の主要産業である製造業の発信力を高めるために、既存企業が海外で競争できるコンサルティングをしたいと考えます。
現在の製造業をみると携帯電話を代表とするように市場のニーズから離れた製造を続け、ガラパゴス化から抜けだすことができず世界市場からも遅れをとっています。このような経営環境は世界的な競争力を有しているとは言い難い状況にあります。
（中略）
成果にこだわるプロフェッショナルな仕事をしていきたいと考えています。』
ATカーニーが海外で競争できるコンサルティング会社だという点を他社とも比較して認識した上で、自らがどのような立ち位置で仕事をしていきたいのか、しっかりと書いていきます。企業研究だけでなく、自分自身の未来のマインドもきちんと見据えていないと書けないのが志望動機です。自分自身を見つめなおす時間も作ってみましょう。

ATカーニー対策：志望動機の解答例③

例として1種類の志望動機を簡略して記載します。
設問は『当社への志望動機をご記入下さい（400文字）』ですが、
概略は綿密な企業研究から事業に併せた目的を設定し、コンサルティング業のATカーニーしかないことを動機としています。

ATカーニーの信念に寄り添いつつ自らのマインドを掲げる

『御社の「顧客の成功こそがA．T．カーニーの成功」いう信念に深く共鳴し、この会社で自分自身の力を最大限発揮できると確信しています。私は学生時代に異業種が集まる街おこしのプロジェクトリーダーを務め、人をまとめる難しさや企画を通す実行性に苦しんだ経験があります。
実現に向けてさまざまな人達からのサポートを受けながら立案し実行できた喜びは、やがて事業の成功とともに関わった人すべての共通の喜びとなったものです。一度立ち上げた企画はやり抜き結果を残すことで、すべての人達に満足を提供することができました。
学生時代の経験を生かし目的を達成できる仕事はコンサルタントしかないと考え、御社の方針である知識や論理に加えたバランス感覚の重視したフィールドこそが、私がもっとも追求したい価値を求めることが実現できると考えたからです。』
ATカーニーのことをしっかりと研究した上で、その考えに寄り添い、なおかつATカーニーに入社してからの自らのマインドをしっかりと主張します。実行力のある具体的な目標を掲げることで、信頼性を得ることもできるでしょう。

ATカーニー対策：志望動機の解答例④

私は大学で経営論を専攻しておりました。将来は、グローバルのコンサルティングで活躍したいと考えております。特に世界の中心である米国企業についてコンサルティングをしたいと思っております。貴社は世界中でコンサルティング事業を展開しており、また、日米間のコミュニケーションや意思決定がとても早いと伺っております。
アメリカで働きたいと思っていると同時に、日本に戻りたい気持ちもあります。どちらとも選択が可能である貴社は非常に魅力的でしたので、是非貴社で働きたいと思い、志望させていただきました。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

ATカーニーを徹底的に研究して志望動機の解答例を元に自分のマインドも主張しよう

ATカーニーが志望動機を求めるのには理由があります。もちろん志望理由は重要視しますが、ここではスキルを計るのではなくマインドを確認したいわけです。そしてこのマインドは入社決定までの重要なファクターになりますので、先例の書き方を参考にしてしっかり書き込むようにしましょう。
ATカーニーが志望動機を求めるもうひとつの理由があります。コンサルティングの仕事はしっかりした結論を明示しなくてはいけません。志望動機も論理的な書き方で結論を明示すると、担当者は直接話を聞いてみたいと思うようになります。反面でNGワードに気をつけなくてはいけません。「安定した会社」「大手企業」という誉め言葉はヤル気のなさを感じ取ってしまい、高評価を得ることができません。前年までの志望例を参考にして要点をまとめた文章を作成するようにしましょう。