2017年07月24日(月) 更新
コンサル系企業はインターンシップも試験の一環なのか|開催時期や実施内容と参加を希望する際の志望理由のテーマ3つ
目次
コンサル業界を志望する学生はどんなイメージ?
キャリアパーク会員の就活生を対象に「コンサル業界を志望する学生に対してどのようなイメージがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「コンサル業界を志望する学生に対してどのようなイメージがありますか?」
コンサル業界を志望する学生に対して、「エリート思考」「成績優秀」といったイメージを持っている就活生が多いようです。「人気があり競争率も高い」というイメージのコンサル業を志望していることから、このような印象を持っているのかもしれませんね。 ここでは、そんなコンサル業の内定を獲得するために重要なポイントとなる「志望動機」について見ていきます。書き方のコツやポイントをおさえましょう。
コンサル系企業のインターンはグループワークが中心
国内、海外問わずコンサルティング業を専門とする企業は複数存在します。ではどういったインターンシップが、コンサル系の企業でおこなわれるのでしょうか。多くのコンサル系企業で実施されるのが、複数人とチームを組んで実施するグループワークです。グループワークにおいては以下の流れが中心となるでしょう。
コンサル系インターン・グループワークの流れ
- ①特定の課題を企業側が提示
- ②課題に対する問題点や改善点をチーム内で検討
- ③問題点や改善点の解決策を練る
- ④解決策をもとにプレゼン資料を作成
- ⑤社員の前でプレゼン実施・内容に対する総評を受ける
グループワークは、その名の通り集団で協力しながらの活動が中心となります。周りには任せられないからと個人行動のような形で推し進めるのはマイナス評価につながるので注意しましょう。
長期参加になると担当コンサルタントとのやりとりでスキルアップにつながる
コンサル系企業へのインターン参加が長期にわたる場合、内容もコンサルタントのサポート業務が中心となります。例えば、コンサルティングにおいて欠かせない資料の作成を任されることがあります。パワーポイントやExcelのスキルはもちろん、企業を相手とした資料のため、内容も綿密なものでなければならないでしょう。 このほか、資料作成に必要なマーケティングなどのデータ収集・調査、実際に企業に赴いて相手先の企業担当者と共に折衝をおこなうなど、担当のコンサルタントとのやりとりが必要な場面が多いため、かなりのスキルアップが望めます
外資系コンサル企業のインターンは3年次の夏に実施されるケースが多い
実際にコンサルティングの業務を担当することで、適性や意欲を引き出すことにつながるインターンですが、どの時期に実施されることが多いのでしょうか。 まずは外資系コンサル企業が主催するインターンの場合、大学3年次の夏にはすでに開催されています。これは、本選考が日本企業に比べかなり早い、冬に実施されるからです。夏のインターン終了後すぐの9月ごろにはエントリーシートの提出期間に入るので、外資系のコンサル企業への入社を希望する方は3年次を迎える段階で、すぐに準備を始めたほうが良いでしょう。
国内コンサル企業のインターンは3年次の秋冬シーズンが中心
国内のコンサル系企業は他の日本企業と同様、大学3年次の秋冬シーズンに開催されることが多いです。本選考自体は18年卒の場合、面接が一斉に解禁される4年次の6月以降となるため、内容も就業体験や社員との懇談など、あくまで本選考を迎えるまでに把握しておきたい仕事や、企業情報の提供の場といった意味合いが強い でしょう。
外資系コンサル企業はインターン参加者の選考から本試験並みの内容
外資系コンサル企業のインターンは日本企業のインターンと同様、志望者から参加者を選考する機会が設けられています。しかし、その選考は非常にレベルが高く、本試験並みの内容であるケースがほとんどでしょう。これは、夏のインターン段階からある程度採用できるレベルの志望者を選別するためにあります。WEBテストなどの筆記試験で大きく振るいにかけた後、集団討議もしくは面接を経てようやくインターン参加となるため、初めから気を抜くことはできません。
本試験でもインターン・ジョブ活動を実施し内定評価の対象としている
外資系コンサル企業のインターンですが、実は本選考中に再度開催されるのです。ただし、インターンとは呼ばず「ジョブ」と称されて実施されることが多いでしょう。その中身はインターンとほぼ同じ内容であるものの、選考過程の1つなのでレベルは一気にアップします。なお、この本選考でのインターンに参加できなかった場合、外資系コンサル企業への内定は厳しくなります。
志望理由はコンサル業界でのインターンに参加する意義を示す必要がある
インターン参加の面接を受ける際、どのようなポイントを意識して回答に臨めばいいのでしょうか。外資系コンサル企業のインターンは、夏開催の時点ですでに本選考と同レベルの質問が出てくる可能性が高いです。そのため、専門的な知識を示すのはもちろん、コンサル業界でのインターンに参加する意義を提示しておく必要があるでしょう。国内のコンサル企業においても、参加の意義を伝えるのは重要な選考ポイントとなりますので、それらを踏まえた志望動機の組み立てが必要です。
コンサル系のインターンに参加するメリットを志望動機に取り入れよう
コンサル系企業のインターンへの応募の志望動機には、参加することによって得られるメリットを取り入れるといいでしょう。インターンを通じて、業務への参加によって分析力や情報収集能力が身に付きます。これらの能力は、どのような業務であっても重宝されるので、社会人として必要な能力を得ることを目的とした志望動機の組み立てをするのをおすすめします。
参加するメリットを取り入れた志望動機の例文
「私は、社会人において分析力と情報収集能力は必要不可欠な能力だと考えています。情報を分析し、常に改善をして良い環境を作り上げることは、どのような業務においても常に求め続けられると考えています。それらの能力はコンサルティング業を中心に展開している貴社で身につけられるのではないかと思い、応募いたしました。」
コンサル系のインターンでは具体的な展望を述べた志望動機を書く
コンサルティングは、企業をより良い方向に導くために、あらゆる部分を見直して改善する業務です。やり方次第では、1つの会社を立て直すことも可能なので、そういったスケールの大きさに惹かれて、コンサル系のインターンへの応募に踏み切る人も少なくありません。ただし、これだけを志望動機とするのは内容が薄いので、具体的にどのようなコンサルティングをしたいのかを述べましょう。
展望を踏まえた志望動機の例文
「私は、コンサルティング業が部署ではなく企業単位でより良い方向に導こうとする、そのスケールの大きさに惹かれていたほか、知識を総動員して、あらゆる手段を用いての企業の立て直しを計るという重要な業務を行いたいとの思いから応募いたしました。インターンに参加することで、貴社のブルーオーシャン戦略を自分の強みとして取り入れて、人間的に成長したいと考えています。」
コンサル系の企業で国の経済繁栄に貢献したいとインターンの志望動機に入れる
コンサルティングによって企業の立て直しが成功すれば、それだけ経済が活発化するので、日本経済の繁栄に繋がります。自分が住んでいる国の経済の繁栄に少しでも関わりたいとの気持ちを志望動機に取り入れましょう。
経済状況を踏まえた志望動機の例文
「私は、企業を立て直し、より多くの利益を得られるように成長させる貴社のコンサルティングの力強さに強い魅力を感じています。ここでのインターン経験がきっかけとなって、わずかの力かもしれませんが、日本経済の活発化に繋げるような経営戦略のコツやノウハウを活かせる働きを示したいと考えています。」
コンサル系のインターンの志望動機はメリットや展望を踏まえスケールの大きさも意識する
コンサル系の企業のインターンに参加することで、あらゆる能力を身につけられ、仕事に対する自分の考え方にも影響を及ぼします。そういったスケールの大きさから志望動機を考えましょう。ライバルと差をつけたいのであれば、コンサルでしか得られないメリットを志望動機に加えて、将来的にどういう風にコンサル系のインターンでの経験を活かしたいのかまで述べましょう。
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