2021年10月07日(木) 更新
JICAに採用されるための志望動機の書き方と回答例【国際協力機構】
目次
就活生が抱くJICAのイメージは他を圧倒して「やりがいがある」との傾向が強い
キャリアパーク会員の就活生を対象に「JICAに対するイメージを以下から選んでください(複数選択可)」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月15日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「JICAに対するイメージを以下から選んでください(複数選択可)」
独立行政法人のひとつであるJICA(国際協力機構)。世界中にある発展途上国や戦争などによる難民キャンプの支援・インフラ整備などを担当するこの法人に対して、就活生の皆さんがどんなイメージを持っているか、調査したところ、2位の意見にダブルスコア以上の差をつけて「やりがいのある仕事ができそう」との評価が1位を獲得しました。高い志を持つ人々が活躍する舞台とのイメージが定着しているからかもしれません。そんなJICAのスタッフとして採用されるには、どのような志望動機が必要になるのでしょうか。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
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JICA対策:受かる志望動機の作り方
JICAに入りたい!と思う人の志望動機には国際協力への想いが溢れんばかりにあることでしょう。伝えたいこともたくさんあると思います。しかしそれらを全て詰め込むような書き方はNGです。確かにJICAの志望動機を考えるにはそういった「想い」や「考え」は必要ですが、それは「伝わる書き方」ではありません。
伝えるポイントは具体的なエピソードを盛り込み要点を絞ること
伝わる書き方のポイントはたくさんありますが、例を挙げるとすれば以下の5点が大切な項目です。
・主述関係は正しいか
・修飾語は被修飾語から遠すぎないか
・具体的なエピソードが盛り込まれているか
・本当に伝えたいことだけに特化しているか
・読み手のわからない言葉を使っていないか
これらの視点を意識しながら、以下で挙げる例を見ていきましょう。
JICA志望動機の回答例①:熱意をアピール
例:『世界をもっと最適化するための仕事をしたいからです。学生時代に東南アジアを旅した時に、ある村では日常的に泥水を飲んでいました。聞くとそれで頻繁にお腹を壊し、悪い場合は死者も出ると言います。日本とのギャップに驚くとともに、日本の企業がこの村に浄水システムを教えてあげればより多くの人が幸せになるのに、と思いました。これを実現できるのがODAの実施機関であるJICAだと考えたため、志望いたしました。』
学生時代に思った気持ちをアピールする
一番多い志望動機になるかと思いますが、学生時代に感じた不条理などを、JICAで昇華したいという気持ちをアピールするのがこの場合です。JICAでないと解決できない問題は多くあります。その中で特に自分が何に注力していきたいのか、今何を一番問題視しているのかを伝えられるようにしましょう。
JICA志望動機の回答例②:具体的なエピソードを盛り込む
自身が具体的に体験したエピソードから問題解決を訴える
一番採用担当者の目に留まるのは、自身の具体的なエピソードを盛り込むことです。相手の気持ちに訴えるには、自分の気持ちを盛り込むことが大切です。ただ、自分の体験を書くだけでなく、自分が学んだことや、自分が今後考えていきたいことなどを書き込み、JICAに入ってからもひたむきに頑張る姿勢を見せることが大切です。
JICA志望動機の回答例③:JICAでないと解決できない問題を述べる
例:『世の中のリソースを総動員して、貧困国のニーズにつなげる仕事をしたいと考えたからです。先日のネパール大地震のボランティアに行ったとき、自分の腕の中で息をひきとる人たちを目の当たりにしました。自分のあまりの無力さに涙が止まりませんでした。帰国後、自分がネパールのような惨劇に対して何かできることはないかと考えた結果、ODAという日本と世界との接点を利用して、自分一人では救えないものを救いたいと思うようになりました。そこで今回JICAを志望いたしました。』
大きな企業に入ってやりたことをアピールする
JICAの扱う問題は、国際的であり、やはり個人の力ではできる範囲が限られてきます。その中で何をしたいのか、何に貢献できるのかを考えて、志望動機とする場合もあります。この場合は自分自身に置き換え、より一層何か具体的なエピソードを盛り込めると良いでしょう。心を痛めたことのある方でしたら、実際にどのような場面で感情が動いたのか採用担当者に伝える力も必要となります。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
JICA志望動機の回答例④
例:「国創りにかかわりたいと思い志望いたしました。国際協力団体に所属し、開発途上国でのボランティア活動を行っていました。そこでの経験により、お金やモノをただ与えるだけじゃなく、技術や教育の面での支援の必要性を強く感じました。JICAでは、支援を行わなくなってもその国が持続的に成長できる仕組み作りに取り組んでいることを知りました。世界には様々な課題が存在しますが、開発途上国であっても、その課題を自分たちでも解決できるほどの成長と発展をもたらすことに情熱を傾けたいと考えております。」
JICA(国際協力機構)の志望動機には熱意と今後の貢献度をアピールしよう
ここで挙げたJICAの志望動機の例で大事なことは、その内容の如何ではありません。これを読んでその志望動機を書いた人がどんな想いをもってJICAを志望しているかが、きちんと伝わってくるか、という点です。自分の方がJICAに対する想いは強い!という人もいるでしょう。しかしそれを伝わる書き方で書けなければここで挙げた例の志望動機を書いた人に採用枠を奪われます。冒頭で挙げた書き方のポイントをよく読んで、自分の文章をブラッシュアップしてみましょう。
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