KDDIのエントリーシート(ES)の通過率を上げる書き方と回答例

KDDI対策：エントリーシート(ES)の書き方のポイント

就活の第一関門であるエントリーシート(ES)。ここを突破しなければ、志望する会社の門は開かれません。エントリーシート(ES)の書き方を考える際にまず意識しておかないといけないことは、KDDIの“人事担当者が知りたいこと”と“あなたに求めていること”を書くということ。これが選考を突破するためのエントリーシートの書き方の第一条件です。では、どんなことを採用担当者は知りたいと思っているのでしょうか。

結論から書き出すことでアピールするのがポイント

企業は「自社に貢献してくれる人材」を求めています。採用担当者はエントリーシート(ES)の内容から、事業や仕事への熱意があるか、会社にマッチした能力や考え方を持っているか、という点を判断していきます。具体的な書き方として大事なことはいくつかありますが、ひとつ例を挙げれば、まず「結論から述べる」ということ。KDDIの人事担当者は膨大な数のエントリーシート(ES)に目を通すことになります。起承転結の流れは読み手に余裕があるときは良いですが、限られた時間の中で読む場合には避けたい展開です。まず結論を先に述べ、文章全体で訴えたいことを理解してもらった上で後に続く文章を読み進めてもらう方が、人事担当者の頭に入りやすくなります。自己PRをテーマにした場合を例に挙げれば、まずは自分の強み、アピールポイントから書き始める。そして、その強みがどのような経験から培われたのか、それを入社後の仕事にどのように生かして行けるのか。そういう流れで具体的に書いていけば、企業も、この人物を採用してどのようなメリットがあるかをイメージしやすくなるはずです。

志望動機例

私が貴社を志望するのは、通信企業から「ライフデザイン企業」への変革を目指しているところに魅力を感じているからです。貴社は情報通信事業というコミュニケーションのきっかけの提供に留まらず、物販事業、電気サービズ、グルーバル事業とあらゆる領域に展開しています。私は一つでも多くのライフスタイルの選択ができる社会を作っていきたいと考えています。なぜならこの情報に溢れ誰もがアクセスできるようになったからこそ、通信事業を通じてお客様により最適な生活のバリエーションを提供できると考えています。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

KDDI対策：エントリーシート(ES)の質問例まとめ

KDDIのエントリーシート(ES)の出題例としては以下の通りです。
・具体的な志望理由
・学生時代に力を入れたこととその成果
・KDDIでやりたいこと、実現したいこと
といった基本的な出題例の他に、
・あなたは他人から、どのような人に見られていると思いますか。また、その理由を教えてください。
・過去、最後まで諦めずに達成したことのある高い目標を、エピソードとともに教えてください。
・最近の金融・経済・国際ニュースに関して興味あるものを2つ教えてください。
・あなたが他人に負けないと思う部分をアピールしてください。
・1億円の事業資金が手元にあるのをイメージしてください。あなただったら、その1億円をどう使ってKDDIで何を実現するか、教えてください。
といった内容でも出題されています。

内面を問う質問が多くユニークな質問もある

KDDIへの志望理由だけでなく、その人自身の人柄を問う内容が多く含まれています。このことからも、エントリーシート(ES)から、どのような人物であるか、また、KDDIにマッチする人物であるかどうかを見ていることとなります。KDDIならではの、少しユニークな質問も含まれることとなりますので、企業研究や自己分析を重ね、自分なりのオリジナルな回答を生み出すことが必要となるでしょう

KDDIエントリーシート (ES)の問題と回答例①：志望理由

問『当社を志望する理由について、具体的に記述してください』
この問いには、いくつかの回答が思い浮かびます。ひとつは、通信業界で仕事をすることへの意欲を語ったうえで、その中でもKDDIを選んだ理由について述べるという方法。
回答『震災時に家族や友人と連絡がとれなくなった時、当たり前のように存在するネットの大切さを痛感しました。時間、場所を超えて人々を繋ぎ、それを通じて世の中を支えていきたい。そのために、グローバル戦略というビジョンで社会に大きな影響を与えている貴社を志望します』
というような流れです。

志望理由にはKDDIという会社の特徴を述べつつ動機を伝えよう

KDDIという会社の特徴と自分の経験を重ね合わせながら、志望理由を述べるやり方もあります。通信会社という漠然とした志望理由ではなく、KDDIだからこそ、したい仕事というのを述べることが必要です。
回答『貴社は他社からお客様満足度No.1の座を奪われた際、会社全体でお客様満足度No.1を取り戻すことを第一目標に掲げました。その後、お客様のニーズを何よりも大切に考え、行動した結果、お客様満足度No.1の座に返り咲きました。私は大学時代、塾講師のアルバイトをする中で、より良いサービスを提供し、生徒たちを成長させられるよう力を入れてきました。そんな自分の想いと同じ想いを貴社から感じられたので、貴社を志望します』
自分の価値観と企業の価値観が合っていることをアピールするのは、志望理由を書く上で効果的な方法と言えます。

KDDIエントリーシート (ES)の問題と回答例②：学生時代の質問

問『学生時代に力を入れたこととその成果』
この問題の回答例として、混声合唱団の活動に力を入れた学生のケースがあります。その内容としては、演奏会の選曲をする役職を担った経験を実例として挙げたものです。団員の声質の特徴も分析しながら選曲し、積極的に練習をサポートした上、演奏会を成功に導いた、という成功体験を述べるのです。

成果から会社へどれだけ貢献できるかをアピールする

自身の役割を果たした上で、全体としてひとつの成果を生み出すプロセスを経験したことで、組織の一員として活動することに対する自信を得たと綴っていることがポイントです。学生時代の成果が企業に入社した後、どのように役に立つと考えているかを述べておくことで自己アピールにつなげることができます。学生時代に何を成し遂げたのか、を詳しく書くだけでなく、成し遂げた結果何を学んだのか、そしてその経験をどう入社後に活かすことができるのか、を書く必要があります。

KDDIエントリーシート (ES)の問題と回答例③：ユニークな質問

問『あなたの手元に1億円の事業資金があります。あなたは、この事業資金を用いてKDDIでどのようなことを実現したいですか？』
このようにユニークな問題例がKDDIには存在します。この問題に対して、『街に電源スポットを増やし、その情報を共有できるシステム作りを実現したい』という回答例があります。

会社に新しい発想を提供できる人物であることをアピールする場

この回答例では、電源スポットの情報をネットワークで共有できるシステムを構築することで、通信事業業者から総合サービス業への進化にも寄与できると発想を展開することで、将来性を持たせることができます。このように、自分がKDDIの中で実現したいことを語りながら、会社全体の未来像にも触れているわけです。実際に1億円で実現できるかどうかを考慮するよりも、新しい発想を提供できるかどうかがポイントとなるので、頭を柔らかくして答える必要があるでしょう。

KDDIのエントリーシート(ES)にはユニークな問いにも会社に貢献できる人物であることをアピールしよう

KDDIのエントリーシート(ES)では、志望動機の他に、「学生時代に力を入れたこととその成果」や「KDDIでやりたいこと、実現したいこと」といった問題がよく出題されています。回答の書き方は例を挙げて説明してあります。エントリーシート(ES)の書き方としては、ユニークな問いであっても、会社の将来性を広げる人物であることをアピールし、しっかりと自分の未来像を伝えることが必要となります。