2016年12月12日(月) 更新

建築の仕事を学ぶ!インターンの有用性

建築業界の仕事は机上の知識だけでは分からない

建築業界の主な仕事は建物の設計をし、現場との調整を行うことですが、実際に必要な事は依頼者や工事関係者とのコニュンケーションと、専門知識の幅の広さです。例えば、依頼者がイメージしている建物を、ただヒアリングしただけでは求めているイメージを掴むことはできません。経験豊富な建築士は、初対面の時は30分以上は雑談をすることから始めます。この30分間の他愛もない会話の中で、依頼者の生活習慣やタイプ、趣味などを探ってから、建物についての話を始めます。このように学校で学んだことや人の話を聞いただけでは分からない感覚をインターンで経験します。

インターンに参加できる学生の特権を活用しよう

企業の実際の仕事現場を見て、実際に体験できるインターンという制度を利用できるのは学生の特権です。社会人になった人を、インターンとして受け入れてくれる企業はありません。企業が学生を受け入れるのは、将来的に有望な人材を探すためで、そのために責務の重い仕事を体験させてくれているのです。机上の情報や学校の先生や先輩の話だけでは、なかなかつかめない感覚を就職前に体験できるインターンを利用しない手はありません。

インターンが短期間と長期間の違いとは

春季休暇や夏季休暇に合わせて募集されるのインターンは1日~1週間程度の短期間のものがほとんどです。短期間の場合は企業のPR活動が目的の場合が多く、建築現場の見学をすることはできますが、実務的な経験はあまり期待できません。しかし、企業の情報収集には大きく役に立ちますので、複数の企業のインターンに参加して比べてみることができます。一方、1カ月以上の長期間の場合は、業務の内容によっては給料が支払われることもあり、より実践的な仕事を覚えることができます。企業としてもインターン中の取り組み方をみて、そのまま正式採用することも考えています。

建築のどの部分に係わりたいのかを考えよう

一言で建築業界のインターンと言っても、企業や業種によって様々な仕事内容が存在しています。実際に社会人として働いた経験のない学生にとっては、具体的な仕事内容は漠然としたイメージしか湧かないかもしれません。インターンで色々な現場を見て体験することで、自分がやりたい仕事の方向性が決まってくることがあります。また、実際の仕事として付くことがなかった場合でも、間接的に知識として役に立つことがあるでしょう。

大学院生の長期インターンは実務経験に匹敵する

一級建築士の受験資格には実務経験が2年以上なければいけませんが、大学院生の場合はインターンが実務経験と見なされます。大学院生はインターンが必須となっており、取得単位によって実務経験が2年か1年と同等とされます。インターンは長期間となるため、受入れ期間や時間、実習内容などは受入れ企業と大学院側と調整をしておこなわれます。

長期インターンでは専門的な業務を体験できる

実務経験としてカウントされる分、インターンで実習する仕事内容は、より実務重視で正社員と同じ課題と責任を課されます。また単位を取得するためには、インターンに付随する講義や実験なども受講しなければいけません。就職するまでに、これだけの専門的な業務を経験すると、就職活動でも自信を持って挑むことができます。

建築業界のインターンは実務的で専門的な仕事を体験できるので有用性が高い

建築の仕事を学ぶための、インターンの有用性について紹介しました。インターンを経験することで、なぜ自分は建築業界の仕事がしたいのか、具体的にどんなことがやりたいのかを客観的に考えることができます。そのような経験は、実際に就職活動を始めエントリーシートを作成したり、面接試験を受ける時に大いに役に立ちます。インターンは今しかできない貴重な体験です。建築について教えてもらった事は貪欲に吸収し、自分の物にできるように取り組みましょう。

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