ビル施設管理を志望する人のための職種研究

多くの就活生はビル施設管理の仕事を知らないのが現状

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月8日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「ビル施設管理の仕事内容を知っていますか？」

アンケートの結果を見る限り、「ビル施設管理」という仕事を知っている就活生は少ないといえるでしょう。なかには「テナント管理」「退去の手続きやビルの改修工事をしているイメージ」と答えた就活生もいましたが、果たして正解なのでしょうか？本ページでは、ビル施設管理を志望する人のために、仕事内容や必要なスキル、向いている人などをご紹介します。

ビル施設管理とは設備の保守・管理・点検を行う

ビルには、電力設備や給排水設備などの設備がたくさんありますよね。ビル施設管理者は、そういったビル設備の保守、管理、点検を行います。省エネ設計や修繕工事の計画にも携わっています。お客さんや、そのビルで仕事する人が快適に仕事できるようにする管理業務です。

ビル施設管理者になるには資格が必要

ビル施設管理の仕事には多くの業務があるため、それぞれの業務に関する資格が必要です。第2種電気工事士の資格や、乙種消防設備士や消防設備点検資格者などの資格が必要になりますので、ビル施設管理者を志望しているなら資格を取得しておきましょう。
入社してから、資格を取る会社もあるみたいですが、管理の資格である2級ビル設備管理士は2年の経験が必要になります。詳しくは、全国ビルメンテナンス協会をご確認ください。

ビル施設管理職は大人数が集まる施設の安全を守る大事な仕事

ビル施設管理は契約先のオフィスビルやマンション、工場などの配属先で業務にあたります。仕事内容は、巡回や設備メンテナンスがメインです。マメな仕事であり、ビルやマンションといった大人数集まる施設の安全の根幹を担っている大事な仕事なのです。

高度な専門性を持つビル施設管理の需要が高まる

ビル施設管理の仕事は、とても息の長い職種です。
IT業界の急速な設備の進化に伴って、高度な専門性が求められるようになることも今後の傾向にあり、よりビル施設管理の需要が高まると考えられています。

ビル施設管理の求められている人材とは

ビル施設管理者に求められている人材とは、どんな人材なのでしょうか？ビル施設管理者を志望する人にとって気になるポイントですよね。求められる人材関して紹介していきますので、職種研究の参考にしてください。

求められる人材①：コミュニケーション能力が高い

ビルの設備管理は2、3名で行い、ビル施設管理者同士での情報交換や、利用者とのコミュニケーションをとる機会が多い職種になります。そのため、コミュニケーション能力が高い人の方が有利になる職種だと言えますね。

求められる人材②：責任感が強い

機械の構造などに興味を持っている方は、仕事に溶け込みやすいでしょう。地味で目立たない仕事のため、辛抱強さが求められます。点検をして問題の確認業務も多いので、根本的な責任感というものは、とても大事と言えます。仕事そのものは軽作業ですので、中高年の方でも十分こなせるでしょう。

ビル施設管理を志望する際は職種研究とともに必要資格をとっておこう

ビル施設管理を志望する人のための職種研究について説明しました。
ビル施設管理の職種は、関連する資格がいくつもあります。資格を取得することで、内定率やキャリアアップする確率も、大幅に上がります。志望の前に取得しておくことをオススメします。