2021年09月09日(木) 更新
医療ソーシャルワーカー(MSW)の志望動機の書き方や適性とは
目次
学生の多くは医療ソーシャルワーカーを知らない!
医療ソーシャルワーカーのイメージについてアンケートをとったところ、「はじめて聞いた!」と回答した方が55%で過半数となりました。また医療ソーシャルワーカーについてあまり知らない方は全体のおよそ80%弱であることから、まだ学生からの認知度が低いということがわかります。この記事では医療ソーシャルワーカーの仕事内容や志望動機の書き方などについてご紹介していきます。
医療ソーシャルワーカー(MSW)の仕事とは?
医療ソーシャルワーカーとは、ひとことで言えば、「医療施設に勤務し、患者から寄せられるさまざまな相談に応える相談援助職のこと」です。医療機関を訪れる患者さんは、それぞれ色々な悩みを抱えています。そうした悩みを聞いて、解決の為のアドバイスをしてあげるのが医療ソーシャルワーカーの仕事です。
例えば医療費に関しての事や、転院に関しての事や、症状に関しての情報収集の面など、あらゆる問題や悩みを解決する為に医療ソーシャルワーカーが居ます。医療や医療機関に関しての知識はもちろんの事、患者さんときちんとコミュニケーションを取る能力も求められます。
MSWに試験はないが一定の知識や資格を持っている方が良い
医療ソーシャルワーカーには、資格がないので試験などもありません。しかし実際は、就職条件として、社会福祉士や精神保健福祉士という国家資格の合格実績が挙げられる事もあるようです。近年では、看護師の資格を持つ人が医療ソーシャルワーカーとして働くことも増えています。やはり最低限として、医療や福祉関連について、何らかの知識・資格を取得することが必要になるようですね。
医療ソーシャルワーカー(MSW)の志望動機の書き方
ここでは、現役医療ソーシャルワーカーの志望理由を紹介しますので、就職や転職の際、ご自身の志望理由の書き方で、是非参考にしてみてくださいね。
志望動機が思いつかない時は、ツールを使うのが一番オススメ!
志望度はあっても、上手い志望動機が思いつかいなくて悩んでいる就活生は多いです。「その会社じゃないといけない理由」なんてなかなか思いつきませんよね。
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MSWの志望動機の例①:人の生活を支えたい場合
【志望理由の書き方その1】
広い視野で病院のシステムに携われると思い、志望いたしました。医療ソーシャルワーカーの仕事では、色々な問題や不安、生活背景を持つ患者さんや、そのご家族と関わること機会があり、人の生活を総合的に支援できるのが魅力です。患者さんやご家族の感謝の言葉や笑顔に触れる機会に、きっとどんな仕事よりもやりがいを感じると思います。ゆっくり時間をかけてでも、スタッフからも信頼される医療ソーシャルワーカーになりたいです。
MSWの志望動機の例②:体験から魅力を感じた場合
【志望理由の書き方その2】
仲の良い知人の紹介で、一度医療ソーシャルワーカーの仕事の手伝いをさせてもらった事があります。そこには、楽しさよりも大変さの方が多かったです。けれども、たくさんの患者さんとご家族に接する事で、TVとは違った本当のドラマを目の当たりにしました。一人一人の患者さん・ご家族にドラマがあり、たった一言の「ありがとう」を言われただけで涙が出るほど嬉しかったです。これからも、真摯に患者さんの相談に乗って、医療ソーシャルワーカーの仕事をより社会に浸透させていけるよう、貢献したいです。
MSWの志望動機の例③:笑顔に触れたい場合
【志望理由の書き方その3】
医療ソーシャルワーカーの仕事では、患者さんの為に色々考えたりできるのが何よりも大きなやりがいだと思い志望しました。私は、小学生の頃から、人の笑顔を見る事が好きです。この仕事では、一人でも多くの方の笑顔に携わりたいと思います。また、医療ソーシャルワーカーの仕事では家族も重要なポイントなので、一緒に考えたり、困っていることを解決に繋げていくお手伝いをしたりすることは、私に大きな喜びになると感じています。
医療ソーシャルワーカー(MSW)に向いている人とは?
医療ソーシャルワーカーの良いことも悪いことも知ったうえでその仕事を目指すなら、自分に適性があるかどうかは気になりますよね。さっそく見ていきましょう。
MSWに向いている人①:能動的に判断できる
仕事の性質上、人に流されてしまったり、接すること自体が嫌いな人は基本的に無理でしょう。しかしながら、それを克服するためにあえて挑戦する方もいます。たとえば「~してあげたい」「私が代わりに」という思いを持つようです。相手のペースに巻き込まれず、冷静に専門的観点から対応することが大切になります。受動的ではなく、能動的な判断が出来る人が、医療ソーシャルワーカーの仕事に向いているといえるでしょう。
MSWに向いている人②:意欲的に吸収できる
医療ソーシャルワーカーの仕事において、問題を解決するのは医療ソーシャルワーカーではなく、あくまで患者さんご本人ですので、相手の真の思いをよく聴いて整理する力が必要になるようです。また、福祉制度や各種サービスなどを活用しますし、医療ソーシャルワーカーが対象とする人々は多岐にわたりますので、意欲的に学ぼうとする人が良いでしょう。
MSWに向いている人③:コミュニケーション能力がある
医療機関のソーシャルワーカーは、医師や看護師さん、メディカルスタッフの方々と、うまくパートナーシップを築くことができるかどうかがカギです。そういったコミュニケーション能力は、医療ソーシャルワーカーの質を左右するといえます。コミュニケーション能力は、医療ソーシャルワーカーの仕事に必須です。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
医療ソーシャルワーカー(MSW)の志望動機は能動性・意欲・コミュニケーション能力をアピール!
医療ソーシャルワーカー(MSW)を志望する人のために、今回は職種研究として、医療ソーシャルワーカーの仕事、資格の有無、適性、そして現職者たちの声を基にした志望動機・志望理由の書き方を紹介してきました。大変そうな印象がある反面、とてもやりがいのある仕事だと思います。本気で医療ソーシャルワーカーを目指している人は、ぜひ頑張ってください。
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