2016年11月29日(火) 更新

インターンシップ先を薬局にする際に見るべきポイント

人材確保のため薬局はインターンシップを導入する

調剤薬局において、慢性的な薬剤師不足は常に課題として挙げられています。そんな中でも、常勤の薬剤師の確保に様々な手法を施し、経験者から薬学生まで幅広い人材を対象に、リクルート活動を行っています。特に近年ではかかりつけ薬剤師の義務付けから、薬事法の改定など経営面でも厳しい状況となっています。一人でも多くの薬剤師の採用とするためにも、薬学生の為のインターンシップの導入や、奨学金免除など、その獲得手段は地域問わずして行われていると言えるでしょう。

候補のインターンシップ先の薬局はまず患者目線で見てみる

薬局では処方箋が「命」となるため、大手の病院やクリニックの前で営業する形である「門前薬局」と呼ばれています。院内薬局に比べ、競争率が高く患者様がその薬局を選ぶ立場にあるので、様々サービスを展開しています。しかしながら、薬の指導料金や、麻薬管理料金など処方箋はどこの薬局でもほぼ変わらないのです。このことから、インターンシップを選ぶ最初のポイントとして、自分自身が利用するとすればどの薬局に行きたいかで決めることをお勧めします。

薬剤師の育成に前向きな薬局はおすすめ

薬学は、「薬剤師国家資格」を得なければ、薬剤師として薬局で働けません。ハードルが高いとされている、薬剤師の国家資格ですが、机上で学ぶよりも調剤室で身に付ける知識のほうが、国家試験に大きく影響すると言われています。このことから、インターンシップを選ぶ条件として、一包化や薬袋、水剤や散剤の扱い方など手に取って見て、化学や物理の科目に有利となることが良いと言えるでしょう。その為に、社外から専門の講師を招く、もしくは在籍している薬剤師の先輩からの国家試験対策をレクチャーしてもらえる内容がお勧めです。

インターンシップ中に自分自身が成長できる場所か見極める

調剤薬局には必ず1名の管理薬剤を配置しておく義務があります。その中でも薬剤師と管理薬剤師の中間的なポジションである、かかりつけ薬剤師の存在も傾注している薬局がおすすめです。薬局を運営する企業がどのようなキャリア形成を考え、どう活かしていくかを、管理薬剤師とかかりつけ薬剤師の業務内容から、インターンシップ中に知る得ることが出来るためです。インターンシップ先の薬局で、自分自身がキャリアを積み、成長できる場所か否かを見極めておきましょう。

薬局のインターンシップでは日程が1日以上のものを選ぶ

薬局で行われる業務内容とは、非常に多岐に渡り莫大な仕事内容と言われています。とうてい1日では知り得ないので、多くの薬局では1~3日ほどの日程でインターンシップの実施をしています。良く吟味して就職先を選んでもらいたい意向と、卸会社の見学もコースに入っている場合もあるので、MRの仕事も一緒に見れるでしょう。

インターンシップでは先輩薬剤師との交流も必要

インターンシップに参加する際に、その薬局に同じ薬学部の先輩が在席していることは、学生にとってとても心強いものです。なぜこの薬局に入局したのか、その際に決め手となったものなど、インターンシップを行う中でヒアリングしておきましょう。また、人間関係なども先輩薬剤師を通じて、良好に築いていけるか否か、コミュニケーションの取り方も慎重に観察しておくことをお勧めします。

インターンシップ先の薬局は患者立場からも見たサービスの充実や育成に前向きであるかが大事

多くの薬学生が、インターンシップの場に選ぶ薬局とは、まず、患者の目で見て選ばれている薬局がどうか、また国家資格対策や自身のキャリア形成を重要視した、内容であるかどうかと言われています。インターンシップは医療従事者として、医療の現場に携わっていく一生涯の職業として、どのようにして適性に繋がっていくかを、見極める力を養う事が大切だと言えるでしょう。国家資格の取得がゴールではなくその先にある、日本の医療を担っていく意識を持つことが、インターンシップの良し悪しを左右するのではないでしょうか。

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