2019年11月14日(木) 更新

インターンシップの始まりから発展するまでの歴史

大学の設立によってインターンシップが生まれた

インターンシップは、大学生などが在学中に企業などで働く制度で、日本でも近年は普通に行われていますが、そのインターンシップの歴史の前に、大学という存在について触れておきましょう。大学は中世に設立され、宗教的な存在意義からだんだん心理の追求をする場になっていきました。それが、産業革命後に大学にも生産性という性質が強くなっていき、インターンシップの歴史が生まれる土壌が生まれてきました。

インターンシップはアメリカから始まった

そして、20世紀に入り、アメリカで新しい教育制度への取り組みが始まり、産学連携教育、つまり産業界と学問を行う大学とが連携して教育を行うという取り組みがインターンシップの歴史の始まりだと言われています。1906年に始まったその取り組みは、学問と職場体験とを繰り返すということで、従来の大学の性質を大きく変える歴史の転換点になりました。

独創性・協調性を育むのがインターンシップの目的だった

インターンシップの歴史を考えると、その目的を外して考えられません。そもそも大学は学問に特化した教育機関であったはずですが、理論偏重にならずに実際的な技術を身につけて独創性、協調性などを育むのがインターンシップの目的でした。この辺りの問題は、現代でも多くの物議をかもしている問題でもあります。

大学のカリキュラムの1つとして認識されている

近年のインターンシップでは、職場でのスキル体得が求められます。そして、工業技術習得から始まったという歴史的経緯を見ても、大学の学問と関連しているスキル体得ができるというのが、インターンシップの条件となっています。そのため、その他のアルバイトやボランティア活動とは違い、大学のカリキュラムの1つというように取らえられています。

日本でおこなわれるようになったインターンシップの歴史は浅い

アメリカから始まったインターンシップの歴史ですが、日本においてはアメリカよりも大きく遅れてインターンシップが始まりました。医療機関や教育実習などで、実質的にインターンシップのような内容は古くから行われていましたが、インターンシップの歴史の始まりと言えるのは1997年からです。政府の後押しで、全国的にインターンシップが行われるようになっていきました。

日本国内の導入は遅れているが採用広報の一環として広まっている

日本では、インターンシップの歴史が浅いこともあってか、欧米などに比べてインターンシップの導入が立ち遅れています。また、採用広報の一環としてインターンシップが導入されているような企業も多くあり、本来アメリカで歴史的に発展してきた目的と、日本のインターンシップとは解釈の違いがあります。日本ではIT業界など、新しい産業でインターンシップを導入する傾向が強いようです。

通過するエントリーシートを作成する

インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。

インターンシップの歴史はアメリカから始まり日本では導入が遅れているのが現状

インターンシップの歴史について見ていきました。アメリカから始まったインターンシップの歴史ですが、日本ではまだ発展途上です。インターンシップの今後の展開予測ですが、日本においては今後のグローバル社会化を考えると、アメリカのような方式に近づいていくと予測されます。日本では新卒一括採用という特徴があがりましたが、それも崩れつつあるので、よりインターンシップが身近になっていくでしょう。

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