2023年05月31日(水) 更新
【男女差別の現状を知る】就活で女性が不利となるケース・企業の考え・今後の日本の動きについて徹底紹介
目次
就活中に性別の違いで不利だと感じた女性就活者はほとんどいない
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「女性の方!就活中に男女の違いで不利だと感じた経験があれば教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 今のところないです。
- ない
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「女性の方!就活中に男女の違いで不利だと感じた経験があれば教えてください!」
就活期間中に、性別の違いで不利だと感じた女性就活者はいないことがわかりました。「今のところないです。」や「ない」という回答結果からも、性別の差はなくなってきているといえます。
実際に就活シーンではどのような状況になっているのか、この記事で事前に確認しておきましょう。
企業側はどんな人材を求めているかの現状
まだまだ、女性差別をする企業も多くある
どんな人材を採用するかは、当然ながら企業側が決める事です。
性別よりも、スキルや人格を重視する企業もあれば、募集の段階から差を設けているところもあります。もちろん業種によって異なってくるとは思いますが、書類選考の段階で、男性を積極採用する動きを見せ、女性差別をする企業も多くあるようです。
また、結婚や子育てなどのライフイベントをきっかけに辞めるのは、男性よりも女性の方が多いのが実態です。男女雇用機会均等法が制定されている今の社会ですが、男女差別についての現実はどうなのでしょうか。
総合職の場合は女性が格差を感じることも
販売系・事務系などの場合は女性の採用も多いため差別を感じることは少ないものの、総合職となってくると、現状では男女差別とはまではいかないまでも、格差を感じている女性は多いようです。
企業は女性を辞めやすい存在としている傾向がある
基本的に企業は、新卒を雇う時に、定年まで会社で働く人材として扱います。
そんな長期のキャリア育成プランの中で現状のライフプランを考えた際に、女性よりも男性の方が人生のライフイベントなどに左右される事なく働く可能性が高いため、任せる仕事も開きがある訳です。
また、厚生労働省の新規学卒者の離職状況によると、新卒入社の多くが3年以内で退職してしまうデータもあり、大量採用・大量離職を容認する人事体系にしてしまうこともあります。そんな中、女性は、さらに辞めやすい存在とされているため、キャリアアップしたい女性が不利になる事態が起きてしまっているのが現状です。
ただし、女性差別せず積極的に採用している会社は確実に増えている
上記では、性別による差別が採用や働き始めであると説明しましたが、今では、若い企業ほど差別をせずに女性を積極採用している傾向にある事は間違いありません。
仕事を生きがいとする女性も増えていて、現実的に女性の平均初婚年齢も上がってきています。
さらに、マイナビウーマン調べ『女性の働き方に関する調査』結果によると、結婚後・出産後も仕事を続けたいと願う女性の割合は8割以上にのぼり、まさに「女性が輝く社会」という姿が現実的になってきています。育児休暇などの制度をしっかりと設けている企業も増え、今後も女性差別のない流れが継続すると言われています。
未だに性別によって採用差別のような事をしてる企業は、いわゆる「考え方の古い企業」だと言って良いのかもしれません。
古い固定観念やシステムにとらわれたままの日本企業も存在する
女性も社会の第一線で活躍する時代であるにも関わらず、まだ女性は働くのに向いていないのような古い固定概念を持ったままの企業があるのも現状です。
■出産や育児で仕事を離れる可能性がある
■重労働や出張などは女性よりも男性向け
■女性は結婚後に仕事よりも家庭を優先する
など、企業によっては古い固定概念を外せていないところも多くあるようです。
実際に働いている先輩たちの声を聞く
就職先の選び方に悩んでいる女子就活生も多いのではないでしょうか。結婚・妊娠などのライフイベントやキャリアアップを考えると、特に慎重になりますよね。そこで活用したいのが「女子学生必見の働きやすい会社の選び方マニュアル」です。女性が働きやすい企業の選び方や、先輩社会人が教える「こんな会社はやめておいた方がいい」という特集も収録しています。無料ダウンロードでき、企業研究をする際に注目したいポイントを多くご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
今後の女性登用促進によって採用現場の性別による差別もなくなる?
アベノミクスの「成長戦略」の中には、「女性が輝く日本」というキーワードがあります。これは当然ながら女性差別なく、社会で活躍する女性を増やすための戦略です。
今後の「女性就業率」「育児休暇取得率」「就業継続率」を高めていく戦略で、今後は就活というフィールドでも性別による差別は無くなっていくのではと言われています。
そのため、古くからあった女性差別もなくなると考えていいかもしれません。
女性は就活で不利ではなくなって性別による差別も今後は無くなる
いかがでしたでしょうか?
男女雇用機会均等法上、いま、日本では男性のみ募集することや、女性のみ募集するような差別的な採用はできません。
しかし現実には、この職種は男性だけ、女性だけのような格差は存在します。そのため、女性差別がまだ続いているようにも感じられます。
今まさに女性の活躍の場を増やす事に関して、行政の取組みが率先して進んでいますし、社会の流れが女性差別をやめる動きを後押ししてくれている面もある中で、確かに、未だに採用の段階で性別による格差を感じる事もあるかもしれません。
ですが、今後は性別による差別はなくなり、ますます女性の活躍する社会に変化していくという事は確かなようです。
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