2019年10月02日(水) 更新

文学部の就職率が低いと言われている理由と就活への影響

文学部の就職率が低いといわれる理由は定かではない?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「文学部の就職率が低いといわれる理由は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

タイトル

挿入テキスト

  • 研究内容の関係なさ
  • 活かせる分野が狭いから
  • わからない。
  • 企業にどう貢献できるかわからない
  • わかりません

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「文学部の就職率が低いといわれる理由は何だと思いますか?」

文学部の就職率は低いといわれていますが、その理由については様々な意見がありはっきりとした根拠はわからないという学生が多いようです。「わかりません」とする学生がいる一方で「企業にどう貢献できるかわからない」など、文学部で身に付けた能力を活かせる業界について知らないという場合もあります。この記事で、文学部の就職率が低いといわれる理由について見ていきましょう。

志望校や志望学部を決めるにあたって就職率は重要

受験生が志望校を決めるにあたって、就職率は重要な指標です。大学は勉強をする場所というのはもっともな考え方ではありますが、卒業と同時に就職をしていく人がほとんどであり、就職率を重視するのは自然なことです。志望校を決定する際には、学びたい内容と就職率を軸に決定することが大切といえるのではないでしょうか。

就職率の計算方法が大学によって違う

就職率といっても、大学によって計算方法が異なる場合があるので注意が必要です。分子が「就職者数」であるのはどの大学でも同じですが、分母に関しては「就職希望者数」にしている大学と「卒業者数-大学院進学者数」にしている大学とに分かれるのです。「就職希望者数」という数値は大学によって算出方法に違いが出てくる可能性があり、文部科学省は「卒業者数-大学院進学者数」をもとに算出するのを推奨しているので、就職率を比較する際にはこの点にも留意しなければなりません。

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文学部の就職率は低い傾向にある

「卒業者数-大学院進学者数」を分母として学部ごとの就職率を比較した場合、文学部の就職率は低い傾向にあります。文学部系統の2015年の就職率は80.6%という数値が出ており、この数値は他の学部系統に比べて低くなっています。この傾向は数年にわたって続いており、文学部の就職率は他の学部に比べて低いといってもまちがいではないでしょう。

女子学生が多いからというのは理由にならない

文学部の就職率が低いのは女子大学生が多いからだと思う人もいるかもしれませんが、それは回答にはなっていません。なぜなら近年、男子大学生より女子大学生の就職率のほうが高い傾向にあるからです。つまり、文学部は女子大学生の比率が多いのにもかかわらず、就職率が低いというのが現実なのです。

文学部は大学院進学率が高く研究志向の強い学生が多い

ではなぜ文学部の就職率が、他の学部に比べて低い傾向にあるのでしょうか。そもそも文学部では、就職活動に熱心に取り組む人が少ないという理由も考えられるのです。文学部は他の文系学部に比べて大学院進学率が高い傾向にあり、研究志向が強いという特徴があります。一方で経済学部や経営学部は大学院進学率が低く、皆で就職活動を乗り越えようという空気があるといえるのではないでしょうか。

文学部が就職活動で不利というわけではない

文学部の就職率が低いからといって、就職活動で不利というわけではありません。エントリーシートや面接、グループワークなどを通じて自分を適切にアピールできれば、文学部であっても内定を得ることは十分可能です。経済学部や経営学部に比べると、大学での勉強内容と仕事の関連をアピールするのは難しいかもしれませんが、論文やレポートを作成するうえでの苦労や、それを乗り越えたエピソードを伝えられれば、十分に他の学部の人とも対等に渡り合うことができるでしょう。

文学部は大学院進学する学生が多く就職率は低い傾向だが就活で不利なわけではない

文学部の就職率が低い理由についてまとめてみました。たしかに近年のデータをみると、文学部の就職率が他の学部に比べて低い傾向にあることはまちがいなさそうです。しかし、だからといって就職活動で不利になるというわけではありません。エントリーシートや面接などを通じて自分をしっかりとアピールすることができれば、他の学部の学生とも対等に渡り合うことができるでしょう。

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