2017年06月28日(水) 更新

【エントリーシートの書き方マニュアル完全版】企業の採点基準・業界別ESの質問&回答例を徹底紹介

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

まず、エントリーシートでよくある悩みとはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:エントリーシートを企業に提出する際に悩んだことと一番気を遣った部分、その理由を教えてください。(封筒、宛名、学歴、資格欄の書き方)

就活生の回答

私がエントリーシートを提出する際、記入する全ての項目で悩みました。封筒の書き方や住所の番地などの書き方、学歴欄の年号の記入方法、資格欄にどの資格を書くべきなのかなど細かい部分で分からないことが多かったです。その他にも、自己PRや志望動機といった面接官に好印象を残すべき必要事項に関しても、どうすれば相手に伝わる文章になるかがわかりませんでした。特に志望理由には気を遣い、ホームページで書き方のポイントや例文をなんども検索したり、相談室で添削してもらったりもしました。それでもたくさんの企業からお祈りメールをもらってしまい、どう対策をすればいいのか分からずとても困っています。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

多くの就活生が「志望動機」「自己PR 」で困っている?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたがエントリーシートを書くときに特に悩む部分はどこですか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • 志望動機
  • 自己PR
  • 自己PR、長所と短所、志望動機
  • 書き方全般
  • 特技

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたがエントリーシートを書くときに特に悩む部分はどこですか?」

就活の際には、必ずといっていいほどエントリーシートや履歴書を書かなければなりません。就活生にアンケートをしたところ、多くの人が「志望動機」「自己PR」に困っているようです。周りとの違いを魅せるチャンスでもあるので、ぜひ苦手は克服しておきたいですよね。 こちらの記事は、エントリーシートの書き方完全マニュアルと題して、企業の採点基準・業界別ESの質問&回答例を紹介いたします!

就活の内定を勝ち取るにはエントリーシートの書き方が重要です。エントリーシートを導入している企業は9割以上。 エントリーシートの書き方がよくないせいで、なかなか面接に進めないという就活生もたくさんいますよね。そのためエントリーシートの書き方を工夫して企業の採用担当者に適切に評価してもらうことが必要となります。企業の採用担当者が思わず唸るようなエントリーシートの書き方をマスターしましょう。

企業は就活生の全体像の把握

エントリーシートでは志望動機や自己PR、学生時代に力を入れていたことなど、さまざまな質問に答えなくてはいけません。 企業は多くの設問から就活生の全体像を把握しようとしています。これまでの人生観や価値観、学生生活から就活生の全体像を把握し、欲しい人材かどうかを判断しているのです。 項目が決まっている履歴書と異なり、エントリーシートの項目は多種多様で、企業によっては設問内容を細かく区切っている場合もあります。何気ない質問が、実は選考結果の大きな決め手になる可能性もあります。

就活生は自身の売り込みが目的

エントリーシートの構成は企業によって異なりますが、「志望動機」「自己PR」は必ず入れてください。就活生は採用してもらうためにアピールしなければなりません。エントリーシートで魅力的な志望動機や自己PRを記入し、自分自身を売り込むのが鉄則です。

履歴書とは目的が違う

履歴書は、「学校で頑張ったこと」、「ゼミ・勉強内容」、「志望動機」、「自己PR」などフォーマットが固定されています。一方、エントリーシートは、企業によってフォーマットが異なります。 たとえば文房具メーカーのエントリーシートでは「あなたを文房具で例えると?」など、履歴書では知ることができない情報について聞き出します。エントリーシートは、就活生の人物像をイメージさせるための「目的」も担っているのです。

エントリーシートを書く前にする3つの準備

何事にも目的や意義を見いだせないといい加減な気持ちになってしまいがちです。早い段階で理解をしておきましょう。ただし、目的がわかってもエントリーシートの作成がなかなか進まないかもしれません。そんな時は準備不足が原因。エントリーシートを書く前にするべき3つの準備をみていきます。

準備①:自己分析を徹底的に行い自分を知る

エントリーシートを書く前にする1つ目の準備は「自己分析の徹底」です。たとえば映画や漫画を人に薦めるときは、その作品の中身を知らないと語れませんよね。同様に、自分のことをよく知らなければ企業に売り込むことはできません。自分を知るには自己分析が必要です。 自己分析で効果的な方法は過去の体験の振り返りです。これまで生きてきた経験から、どう振る舞って、何を得たのかを思い起こしてみてください。すべての行動には理由があるはずですから、一つ一つの理由を考えていきましょう。
また自己分析には他人の視点が必要。自分がまだ気づいていない長所・短所が見つかるかもしれないので、友人知人や家族、あるいは学校の就職課や就活エージェントに相談してみてください。

準備②:業界・業種・職種・企業研究を行う

エントリーシートを書く前にする2つ目の準備は業界・業種・職種・企業の研究です。この研究は、志望動機を書く際に欠かせないプロセスです。数多くあるビジネスフィールドの中で、志望業界がどのような位置にいて、今度どのように成長していくかを把握しなければなりません。業界研究と同様に、志望する業種・職種の将来性、可能性も見極めてください。
そして最後に企業研究をじっくり時間をかけて行いましょう。数ある企業の中から1つの企業を選んだ確固たる理由がなければなりません。働くことを前提にして考るのがコツです。

準備③:積極的にOB・OG訪問を行う

HPやパンフレットから行う企業研究には限界があります。企業研究をしているようで、実は外見部分しか見えていない場合があるからです。本質に迫るには、直接現場の声を聞くのが一番。 志望先へのOB・OG訪問を行い、社風や職場の社員を確かめてください。漠然としていた業界・業種・職種・企業のイメージがより具現化するでしょう。

企業が見ているエントリーシートの10つの採点基準

採用担当者は、就活生から提出されたエントリーシートのどこを見て採点しているのでしょうか。採点基準は企業によって異なりますが、大きく分けて10つの採点基準があるといわれています。ほとんどの採用担当者は、この10つの採点基準から3つの要素を把握しようとしているのです。

採点基準①~③:当事者意識が持てるかどうか

社会人にとって必要な当事者意識。この当事者意識は以下の3つの採点基準から判断しています。おもに行動や活動に関する情報です。こうした採点基準を設け、あなたが自発的に行動できる人間かを測ります。

注目ポイント

①目的、役割、責任が明確に示されている
②取り組んだ課題が説明されている
③課題を解決していく工夫や改善があるか

採点基準④~⑥:「振り返る力」があるかどうか

実務経験がほとんどない就活生の能力を判断するのは、「過去の経験」からです。つまり過去の経験から「○○(業務など)ができそうだと」イメージするのです。また、以下の採点基準で成長するために必要な「振り返る力」があるかを判断します。

注目ポイント

④行動の結果が示されているか
⑤何を学んだか、どんなことの気づいたか説明されている
⑥どんな能力を身につけたか確認できる

採点基準⑦~⑩:伸びしろがあるかどうか

新卒に求めているのはポテンシャル、つまり潜在能力です。いまは能力が備わっていなくても、これから伸びていくかどうか。また困難なことに立ち向かっていける性格かも以下の4点から判断しています。

注目ポイント

⑦業務上で直面する状況を想定しているか
⑧直面する状況を乗り越える能力を持っていることを示せるか
⑨自分に府読している能力を認識しているか
⑩今後どういう方法で不足している能力を育成するか考えているか

エントリーシートの書き方のコツ:5つの基本

エントリーシートを書く準備ができたらつぎは基本を覚えましょう。就活生より際立つエントリーシートを書こうという気持ちは大事です。しかし基本を把握しておかないと、そもそも内容をしっかり読んでもらえない可能性があります。基礎ができていないと応用はできません。

基本①:結論を先に書く

エントリーシートを書く場合は先に結論から書くようにしましょう。文頭に「私は○○です」と書いてあると相手に伝わりやすいからです。採用担当者は、企業によっては何百人以上ものエントリーシートを見る場合がありますから、読み飛ばされてしまう可能性もゼロとはいえません。初めにキャッチーなフレーズがあれば担当者の目に止まる確率が高まります。

基本②:面接で聞いてほしい内容を書く

エントリーシートの項目には面接で聞いてほしい内容を書いてください。たとえば趣味の項目で「写真撮影(モノクロで撮る)」と書いただけで、面接では「なんでモノクロなの?」と聞かれる可能性は高くなります。これは、自己PRや志望動機でも同様。面接で直接会って判断したいと思われる内容にするのがコツです。

基本③:丁寧な文字で読みやすい文章

エントリーシートの提出は必ずしもWeb上で完結するとはかぎりません。実際、大手・有名企業でも、手書きのエントリーシートを郵送する場合があります。就活生の中に字が下手で書くのが苦手という人も多いでしょうが、大切なのは丁寧に書くことです。字が上手いかどうかは関係ありません。丁寧な文字とは跳ね・止めがしっかりしており、文字の大きさが均一で全体のバランスが整っている状態が理想的。
不安な場合はエントリーシートをコピーし、シャープペンで下書きをしましょう。大体の文字数や文字バランスがつかめます。エントリーシートは、読んでもらえなければ意味がありません。企業の採用担当者側が読みやすい文字を意識してください。

基本④:Webの場合は改行位置に気をつける

エントリーシートがWeb入力の場合に気をつけなければならないのは改行位置。文章中に改行がないと読みにくいです。かといって改行がありすぎると空白部分が目立ってしまいます。エントリーシートは見た目の美しさも求められます。また半角スペースを有効活用して、読みやすさを追求してください。

基本⑤:内容の重複はしない

エントリーシートの設問は企業の特色が表れるようになっていて、質問内容や設問数もさまざまです。ほぼ同じ内容だからといって、答えが重複しないようにしてください。ついつい答えが単調になるのは推敲が足りないからなので、時間に余裕を持って作成にあたりましょう。

エントリーシートの書き方のコツ:基本情報

つぎは実際のエントリーシートの項目に沿ってみていきます。まずは就活生の基本情報となる項目からです。 エントリーシートは第一印象が大事。基本情報の項目は採用担当者がはじめに目を通します。記載漏れで第一印象が悪くならないようにしましょう。採用担当者が見た瞬間、読む気が失せる事態だけは避けてください。

基本情報①:氏名・住所・連絡先は書き漏れがないように

氏名には必ずふりがなを書きます。その際に「ふりがな」「フリガナ」なのか確認して、ひらがな、カタカナを使い分けてください。住所は「○―○―○」ではなく「○丁目○番○号」、連絡先は市外局番からなど、正確に記入することを徹底してください。
略文字は使わずに数字は算用数字で統一しなければなりません。見落としがちなのは不在時連絡先です。就活中に企業からの電話が取れない状態は避けましょう。

基本情報②:学歴は入学・卒業年に気をつける

学歴の記入欄では入学・卒業年にも気をつけましょう。高校の部分で学年途中に「転校」があってもわざわざ「転校」と書く必要はなく、入学時の学校と卒業時の学校の名前が変わっても問題ありません。 さらに、資格取得目的で大学と並行して専門学校に通っていた場合も学歴に書く必要はありません。また西暦か和暦の表記の統一もしてください。

基本情報③:資格・趣味は数字を入れて伝え方を工夫

エントリーシートの資格・趣味の項目で人間性をアピールしましょう。初見で資格・趣味を具体的にアピールするには数字を入れるのが効果的。数字が入れられない場合は相手がイメージしやすい情報を記入してください。たとえば「3年前からはまった登山」や「月に一度のサーフィン」、「読書(太宰治)」、「音楽鑑賞(60年代を中心に)」など趣味の伝え方を工夫してください。

基本情報④:項目はなるべく空欄を作らないようにする

エントリーシートにはなるべく空欄は作らないでください。資格の項目に記入できる資格を現段階で取得していなくても「現在○○の取得を目指し、勉強中」や「○○月に○○を取得予定」や、また卒業論文が未定でも書く予定のテーマで項目を埋めてください。空欄で終わらせずに埋める努力をしましょう。これはエントリーシートに限らず履歴書でも同様のことがいえます。

エントリーシートの書き方のコツ:自己PR

必ずといっていいほど、エントリーシートには自己PRを記入する項目があります。エントリーシートは自身の売り込みと述べました。例えば、映画が面白いといっても、どの部分が面白いかわからないと相手に伝わりません。
他の就活生に勝つには自身のセールスポイントをいかに売り込むかに掛かっています。自己分析を徹底的に行い、誰にも負けないセールスポイントを見つけてください。

自己PR①:軸となる考え方を具体的な経験に基づいて書く

自己分析で見つけた軸となる考え方を具体的な経験に基づいて書いてください。例えば「私は○○な人間で○○に価値を置いている」と自分の軸となる考え方を記載し、その後「なぜなら○○のときに○○を経験したから」と具体的な経験を書きます。
平凡な事柄でもいかに目立たせるかがカギになります。「飽きやすい」→「好奇心旺盛」、「粘り強い」→「○○年間続けてきた」など言葉を変換させ内容に幅を持たせましょう。

自己PR②:希望する企業で役立つ特徴を書く

自己PRはただの自慢話になってしまうと思う就活生がいるかもしれません。自慢話と自己PRの違いは、その強みが企業で役立つかどうか。単なる自慢話は採用担当者の共感を得られません。逆に、共感が得られる自慢話は自己PRになります。
ただし、ある程度の謙虚さは必要です。例えば留学経験で「○○語は日常会話からビジネスレベルまで達しているほど完璧」ではなく、「留学により○○に対する自信はついたが、経験でさらなる向上を目指している」と自信と謙虚さを組み合わせてください。

自己PR③:入社後の意気込みを書く

自己PRの最後は入社後の意気込みを書いてください。入社後の抱負でも構いません。将来への展望を述べることで志望動機へのつながりを持たせるのが狙いです。「だからこそ私は今後御社の○○で○○をやっていきたいと考えています。」と書きましょう。
自信を示すわけではなく、就職したい熱意を示すのが大事です。自己PRの項目には強みをアピールするのではなく、就職した熱意をアピールしてください。

エントリーシートの書き方のコツ:志望動機

志望動機とは企業を選んだ理由。志望動機として伝えなくてはならないのは「数ある企業からなぜその会社を選んだのか」という理由です。
企業としては同業他社があるにも関わらず、当社を選んだ理由を知りたがっています。志望動機の書き方は就活以外にも転職活動でも応用可能です。採用担当者が一緒に仕事をしたい人材と思わせる志望動機にしましょう。

志望動機①:志望した理由を明確に

「なぜその会社を志望したのか」を明確に書きましょう。志望動機は意欲そのもの。企業は「どの会社でもいい」という人材はほしくありません。
企業の「なぜ当社?」に対して、選んだ理由を具体的に答えてください。ただし、同業他社を比較する場合は決して他社をけなさないでください。社会全体の動きと企業との関係性を盛り込むと効果的です。

志望動機②:自己PRと連結する内容に

自己PRとのつながりを強化するために、意気込みや抱負の実現方法を書きましょう。「私が御社で実現したいことは、○○な形で実現できると考えている」などの形がおすすめ。そこで企業の経営方針や新しい取り組みにマッチさせるとさらなる好印象を与えます。

志望動機③:自分の人生軸と企業理念・方針との接点を

自己PRと同様に、志望動機も採用担当者の共感を得られなければなりません。つまり自分の価値観と企業理念や営業方針の方向性がマッチしているかどうかがカギです。ミスマッチがあると入社後にズレが生じて、長く続けるのが困難になるでしょう。 企業研究を行い、経営理念・企業方針を把握しておいてください。ただし、たった1つの事情から全体を決めてはいけません。いくつかの事情から共通点をいろんな角度から見出すのが重要です。

志望動機④:活躍できる人物像をアピール

志望企業で何ができるかを志望動機に盛り込んで、活躍できる人物像をアピールしましょう。自分のセールスポイントが何かで、そのセールスポイントをどんな部分でどのように発揮できるのかを明確に書きましょう。
そのためには、やりたい仕事が何かを明確にする必要があります。仕事にかける意気込みを具体的にわかりやすく書くのが重要なポイントです。

志望動機⑤:ビジネスプランを具体的に

志望動機の最後では、ビジネスプランを忘れずに書きましょう。どんなビジネスパーソンを目指しているか。それに対するビジネスプラン・キャリアプランをどう描いているかを具体的に記入してください。自分の人生経験をもとに書くときれいに仕上がります。
ただし、スキルアップだけを強調するのだけはNG。自分の成長の事ばかりを考えるのではなく、どうやって志望先企業や社会へ貢献していくのかを考えてください。

エントリーシートの書き方:長所・短所

志望動機、自己PRに並ぶ頻出項目として「長所・短所」があります。仮に「長所・短所」という言葉が出てこなくても、企業はあらゆる質問で長所と短所を見極めようとしています。面接時も、何気ない質問でも長所と短所を見抜こうとしている場合があります。エントリーシートを書く時点であらかじめ自分の長所と短所を把握しておきましょう。

長所は信ぴょう性を高める背景をもとに書く

長所は信ぴょう性を高めるために具体例や体験談をもとに書きましょう。長所を持つに至ったきっかけを相手に知らせることが大切です。「私の長所は発想力です。なぜなら○○で○○という実績を残したからです。」と相手に「なんでそれが長所なの?」と思われないようにしましょう。
また、長所の代表格である「リーダーシップ」は使い方を間違えると相手に伝わらない場合があります。なぜならリーダーシップはいろんなスタイルがあり、「みんなを支えるリーダーシップ」や「ムードを作るリーダーシップ」などあるからです。リーダーシップを長所に選ぶ際は背景をキチンと書きましょう。

短所は改善の努力をしていることを書く

「短所はありません」は自慢ではなく、ただの自己分析不足です。短所はイメージダウンにつながると思い、なかなか書きにくいものです。そのため短所を記入する時は、改善の努力をしていることも忘れずに。
「短所は落ち着きがなく、集中力がないところです。しかし、最近は茶道の習い事に通うなどして気持ちを落ち着かせ、集中力を鍛えるための改善を図っています」などが良い例文です。

エントリーシートの書き方:学生時代に打ち込んだこと

エントリーシートで就活生の人物像を把握する「学生時代に打ち込んだこと」も頻出が高い設問。学業を通して得たものを書くのが一般的です。ただ何を学んだかだけではなく、そこからどんな影響を及ぼしたかを書くのが大切です。変に気取ることなく、素直な気持ちで学生時代に打ち込んだことを書いてください。

最もアピールできることを書く

学生時代に打ち込んだことは学業のほかにゼミ、サークル活動、アルバイト経験、インターンシップでも構いません。そのなかでもっとも企業に自分らしさをアピールできる事柄を選びましょう。誰のために打ち込んだのか、何の目的のために打ち込んだのか。なぜ打ち込むようになったのかエピソードから自分をアピールしましょう。

ない場合はこれから作る意気込みを

仮に学生時代に打ち込んだことがなかったら、今から作る意気込みを書きましょう。打ち込んでいないのにあたかも事実のように書いてもすぐに見破られます。今はないけどこれから作りますという内容で充分です。

業界別エントリーシートの設問・解答例:広告業界

エントリーシートの共通項目はこれまで紹介した「自己PR」、「志望動機」、「長所・短所」、「学生時代に打ち込んだこと」などです。ただし、それだけでは企業が本当に欲しい人材か判断できません。これからは実際の企業で登場したエントリーシートの設問をみていきます。 ただし、設問と解答例はあくまで参考程度に収めてください。

壁に直面した時に乗り越えようと思う気持ちにさせるもの

設問:あなたが困難な壁に直面した時に、その壁を乗り越えようという気持ちにさせるのは何ですか? あなたの「やる気」にさせるものについて記入し、経験を交えながら説明してください。

回答例

児童ボランティアサークルに所属していた私は地区の子供たちが参加する運動会を企画しました。しかし、運動会ができる会場はなかなかなく、許可を取るのも学生だけでは無理と言われ途方に暮れていました。

子供たちの笑顔を考えると簡単にあきらめることができません。そこで粘り強く交渉した結果、市民グラウンドの使用許可が下り、無事運動会が開催できました。笑顔溢れる光景が今でも忘れられません。みんなの笑顔こそが私をやる気にさせる原動力になります。

業界別エントリーシートの質問・解答例:IT業界

ベンチャーマインドが求められ、動きが速いIT業界。IT業界は論理的でなおかつクリエイティブかどうかチェックされ、他業界と比較しても特に柔軟な考えが求められています。

誰にも負けない自信があること

設問:これだけは誰にも負けない自信があることは何ですか?

回答例

私は情報収集力という点で誰にも負けません。
インターネットのニュースサイトを見に行くのではなく、更新情報が自分のスマホに届くプログラムを構築しました。また海外の情報を取るためにロシア語と中国語を学び、同様に更新したらすぐに確認できる流れになっています。同じニュースでも海外と日本での取り上げ方は異なります。またタイムラグもあります。海外の情報をいち早くキャッチできる能力が私の武器です。

業界別エントリーシートの質問・解答例:自動車業界

日本が世界に誇る自動車業界。トヨタ自動車を筆頭に日産自動車、HONDAが世界で躍進しています。海外への意識などがエントリーシートでチェックされている場合もあります。

チームを巻き込んで成果を出したエピソード

設問:チームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください。

エピソード

【目標】ミス0を目指そう
【役割】ミスが起きる原因の分析
【活動内容】印刷業界でのインターンシップ
【行動】
①ミスの自覚
「すみません」で済まされていたミスの罰則を厳格化した
②ミスの原因の追求
ミスの原因をリストアップし、時間などから発生する傾向を調べた
③ミス撲滅対策
傾向からミスが発生する時間帯に集中的に注意喚起を行った
【成果】
ミスの割合が10%から2%まで減少した

業界別エントリーシートの質問・解答例:金融業界

広告業界に続いて、つぎは金融業界です。金融業界も広告業界と同様に学生から根強い人気があります。景気回復の傾向がみられる影響で募集人員も増加しています。金融業界では思考力・リーダーシップのほかに結果を出すことが重要となっています。そのためエントリーシートは結果に対する設問が多くみられます。

過去に達成した誇りに思っている事柄

設問:あなたが過去に達成した、誇りにしている事柄について教えてください。

回答例

私の誇りは自分で考え困難な壁を乗り越えたことです。私が直面した大きな壁は、アルバイトでビールの売り上げを1.5倍にあげるという目標です。単純にいままでの1.5倍の動きをすればいいと思ったものの、なかなか思うようにいきませんでした。

そこで私は日々の行動をメモに書き起こし、時間配分を検討しました。すると自分の無駄な動きが減り、効率的にビール販売ができた結果、売り上げは1.8倍にもなりました。初めて売上ナンバー1になり、会社から表彰を受けました。これが私が誇りにしている事柄です。

業界別エントリーシートの質問・解答例:商社

激務と言われている商社ですが、就職人気ランキングでも常にランクインをしています。商社では経済やビジネスの理解度や基本的な内容を問われることが多いです。また物事を多面的にとらえているか求められます。

「周囲から信頼を得た」と感じるエピソード

設問:あなたが「周囲から信頼を得た」と感じることができたエピソードについて教えてください。

回答例

私はあるベンチャー企業のインターンシップに参加しました。そこでは私より先にインターン生がいたため、周りの社員はそのインターン生ばかりに仕事の依頼をしていました。

そんなある日、隣に座っていた女性社員のPCがトラブルになり、ある程度の知識がある私はすぐに対応しました。その迅速な対応が評価につながり、その日以降私にも仕事の依頼がくるようになりました。きっかけは業務と関係のないPCトラブル対応でしたが、周囲の信頼を得る結果となりました。

内定者が語るエントリーシートの体験談

業界別エントリーシートの質問・解答例はいかがでしたか。つぎは無事就活を勝ち抜いた内定者のエントリーシートに関する体験談を紹介します。これからエントリーシートを書く就活生はぜひ参考にしてください。

「ありきたりな表現じゃ。。。」

エントリーシートではよくあるありきたりな文章、ありきたりな表現にしないように気をつけました。自己PRで自分の強みをアピールしようとかっこつけた結果、紋切り型の表現になってしまいました。自分では型にはまってると思い込んでしましたが、担当者は自分の言葉で書いてほしいと思っているんでしょうね。

「誇張している内容は面接で見抜かれる」

エントリーシートの項目を埋めようと少ししか経験していないことをあたかも長年経験していると書いてしまいました。そして面接でその内容を質問されて、全然答えられませんでした。しまいには面接官に「本当にしていたの?」と言われてしました。誇張している内容と見抜かれていたんですよね。もちろんその企業は一次面接で不合格でしたよ。

「添削で見栄えが随分変わった」

エントリーシートの回答に2週間くらい使っていたので、自分の回答にはけっこう自信があったのですが…見落としが多く、第三者に添削してもらうと思わぬ発見がありました。優しいという性格を自己PRで使いたかったのですが、前後のエピソードを考えると協調性をアピールした方が適切だと教えていただきました。
また「なぜその会社を志望するのか」を詳しく書いたつもりでしたが、添削によって「なぜその業界の中で&その会社がいいのか」まで記載でき、自分でも説得力が増した気がします。

エントリーシートの書き方の注意点

人生を左右するかもしれないエントリーシート。一つのミスが取り返しのつかない事態になるかもしれません。最後にエントリーシートの書き方の注意点をみていきます。注意点を押さえて内定を勝ち取りましょう。

内容の矛盾は生じないように

エントリーシートは履歴書よりも記入する項目が多いです。その上、内容の重複または空欄もマイナス要因になってしまいます。その反面、注意しなければならないのが内容の矛盾です。 例えば自己PRが「1つのことに辛抱強く続けられる」に対して短所が「飽きっぽい性格」だと明らかな矛盾になってしまいます。

文字の間違い・変換ミスを絶対に起こさない

エントリーシートでの誤字脱字は一気に評価が下がります。とくにWebのエントリーシートの入力で起きやすいのは変換ミスによる文字の間違いです。一度入力した文章をWordなどにコピーし、時間を置いてから改めて確認すると誤字脱字が発見しやすくなります。

文字数別に用意しておく

エントリーシートに記入する項目の文字数は企業によって異なります。基本的には指定された文字ぎりぎりに埋めましょう。
自己PRが200文字や300文字など指定されている場合は、それぞれぎりぎりまで文字を埋める必要があります。そのため、あらかじめ記入しそうな志望動機、自己PR、学生時代に打ち込んだことを200文字や300文字版と文字数に合わせて用意しておくのがオススメです。

「○○字程度」と指定されたら「○○字以内」に変換

エントリーシートの大きな悩みのタネの一つが、○○字程度という文字数指定。どれくらいなら”程度”として許されるのか、過不足は問題ないのか、といった疑問を抱えている就活生は多いです。○○字程度で困った時は、○○字以内に変換して考えることをおすすめします。限りなく○○字に近いのが理想ではありますが、90%に達していれば条件クリアです。
Web上で○○字以内でと指定された時、字数をオーバーすると送信できないですよね。”程度”の時はオーバーしても大きな問題はないのですが、○○字以内に収める習慣をつければ端的で分かりやすい文章力が身につくので、「○○字程度」と指定されたら「○○字以内」に変換しましょう。

複数の項目でつながったストーリーを示す

エントリーシートでは、「学生時代に頑張った事」や志望動機以外にもいくつか回答する必要がありますが、それぞれを切り離して考えるのは危険です。それは、企業に伝わるあなたの人間性に一貫性がなくなるから。その点を十分に注意してください。

まとめて読んで「あなた」がイメージできるように

企業の採用担当者は、エントリーシートの各設問で個別の長所を知りたがっているわけではない、という点をおさえなくてはいけません。エントリーシート全体を通して一人の人間について知ろうとしているのです。バラバラのアピールをしても人事にはなかなか刺さりませんから、すべて書き終えた後いっぺんに読むようにしてください。まとめて読んだときに、内容がスラスラと頭に入ってくるのが魅力的な書き方です。

同じエピソードを伝える場合は切り口を変える

選考で有利になるという噂が出てくるほど、体育会出身者の就活成績は全体的に良い傾向にありますよね。そんな体育会出身の就活生は、一貫して部活動での実体験を伝える人が多いようです。もちろん内容は重要ですが、ESに書くことで悩んだときにあれもこれもと手を出す必要がないのが分かりますね。
そして、同じエピソードで自己PRする人に共通しているのは、切り口や表現を変えているという点。見方を変えると一貫性+奥深さが出るのでオススメです。

ただし繰り返しの説明で字数を稼ぐのはNG

同一のエピソードに重みを持たせるのが大切なコツとはいえ、同じ内容を何度も記入するのは絶対ダメ。特に400字や800字など、ボリュームが大きい時は字数が足りないと悩みがちですが、それは内容の深掘りができていないから。細かな情報の伝え忘れを防止して、応募者のバックボーンを企業に少しでも鮮明にイメージしてもらいましょう。

はじめて読んでも人物像が伝わるエントリーシートの書き方をしよう

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今回は「エントリーシート対策完全版!全てがわかる書き方マニュアル」と題してみていきました。就活生と企業のファーストコンタクトはエントリーシートです。第一印象をよくして、その後の選考をスムーズに進めましょう。 就活の成功を祈っています。

【大学3年生向け】人気企業100社分の内定者エントリーシートを見たくないですか?

エントリーシートをどうやって書いていいかわからない

面接に進むための通過点として重要なエントリーシート。しかし、自己PRやガクチカなどをどうやって書いていいか悩む人も多いもの。そこで人気企業100社の内定者が書いたES回答集をプレゼント!基本的な書き方から、評価されるポイントを詳しく解説。内定者のエントリーシートを基にすれば、魅力的な文章を効率よく書けるでしょう。

掲載企業:ANA/JAL/トヨタ/日産自動車/花王/電通/博報堂/三菱東京UFJ銀行/みずほ銀行/三井住友銀行/伊藤忠商事/三菱商事/ 三井物産/NTTデータ/JR東日本/JTB/HIS/リクルート/サントリー/日清/明治/森永製菓/IBM/ゴールドマン・サックス/ モルガン・スタンレー/BCG/NHK/東京海上日動/三井住友海上火災/野村證券…(他)

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