2020年06月24日(水) 更新

エントリーシートで部活動の経験をアピールする際のポイント5つ~マネージャーや途中でやめた場合の書き方・例文もご紹介!~

就活生が部活経験をアピールする際は苦労や努力を伝える

キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートで学生時代の部活経験をアピールするコツがあれば教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 部活動ならではの苦労や努力があると思うのでそれをまとめる。
  • とくになし
  • 苦労を語る
  • 苦労を乗り越えたエピソード
  • 試合や大会に出れなくても一生懸命取り組んでいた姿勢を連想させる

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートで学生時代の部活経験をアピールするコツがあれば教えてください!」

アンケートの結果、部活経験をアピールするコツとして就活生は「苦労や努力を語る」ということが分かりました。「苦労を乗り越えたエピソード」「一生懸命な姿を連想させる」など、自分が如何に部活に対して真剣だったかをアピールする就活生が多いようです。しかし、エピソードなどを具体的に書こうとすると、難しいと感じる人も多いでしょう。そこで本ページでは、エントリーシートで部活の経験をアピールする方法をご紹介します。

エントリーシートでは学生時代に頑張ったことが聞かれやすい

就活が始まると書く機会が多くなるエントリーシートでは、学生時代に頑張ったことを設問している企業が多くあります。ほとんどの企業が学生時代に頑張ったことをエントリーシートに設問しているので、書き方のポイントなどを押さえておいた方がよいといえるでしょう。

部活やサークルでの活動なら伝えやすい

学生として頑張ったことを伝えるなら、やはり部活やサークル活動・アルバイト経験などがアピールしやすいといえます。中でも部活なら、努力したことが何か1つはあるはずです。それを魅力的に自己PRできれば、採用に一歩近づけるでしょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

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部活で頑張ったことを伝える際のポイントとは?

とはいえ、部活で頑張ったことや努力したことを伝える就活生は非常に多いといえます。つまり、頑張ったことと企業が求めている人物像に近くなければ、埋もれてしまうのです。では、部活で頑張ったことを効果的にアピールするには、どうすればよいのでしょうか。以下で、ポイントを見ていきたいと思います。

①部活で得た強みと企業が求める能力を絡める

部活やサークル活動を通して得た経験や強みを、どのように社会生活に活かせるのかをアピールとしてエントリーシートに書いておけば、企業が求める人物像や能力とマッチするかもしれません。どのような活動を行っていたのかをなるべく具体的に書けば、企業の人事担当者はあなたの人物像をイメージしやすくなるでしょう。

②目標と努力した点を書く

エントリーシートに部活の経験を書く際は、参加していた部活と設定した目標・努力した点について書きましょう。採用担当者に、どういった部分に注力していたか分かりやすくするためです。社会人はノルマや目標で働く場面が出てきますが、部活で掲げていた目標と目標達成のために努力した点をエントリーシートに書けば、達成意識の高さをアピールできるポイントとなります。

③結果と過程も忘れずに書く

部活の経験をアピールする際は、目標に対して努力した点や苦労したこと、その目標に対して結果はどのようになったのかもしっかりと書きこむようにしましょう。大きな大会で結果を残しているのなら有利に働くのは確かですが、エントリーシートに書く部活の経験では、大会の結果よりも自身の継続性や前向きな姿勢のアピールが重要です。

④活動内容には大まかに触れる

部活の経験をアピールする際は、活動内容を深堀しないように注意しておきましょう。いくらメジャーな部活であっても、面接官が知らない場合もあります。また、そもそも面接官が気になっているのは、部活の活動内容ではありません。その部活でどんな努力をして、どのようなことを仕事で活かせるのかが知りたいのです。決して活動内容を詳細に書いていかないようにしてください。

⑤役割があるなら明確に書き、ない場合は触れなくてOK

また、部活内で部長や副部長など、役割があった場合はそれを明確に書きましょう。部活内での役割を書くことによって、自分がどのようなポジションの人間だったかが面接官に伝わります。そうすれば、企業が求めている人物像に近いかどうかを判断しやすくなるでしょう。特に役割がない場合は、その点については触れなくても大丈夫です。

マネージャーとして部活を支えたこともアピールになる!

部活に所属していた人の中には、「マネージャーとして部を支えていた」という人もいるでしょう。実はマネージャーとして部活を支えていたというのも、エントリーシートでのアピール材料になります。直接的に部活をしていなかったとはいえ、立派な部員であることに変わりはありませんので、どんどんアピールしていきましょう。

部活でどのようなサポートをしたかを具体的に伝えよう

部活でマネージャーをしていたことをアピールする場合は、部員に対してどのようなサポートをしていたのかを具体的に伝えるようにしましょう。「マネージャーとして部員を支えました」という内容だけでは何を頑張ったのかが分かりませんし、説得力がありませんよね。「マネージャーとして部員の健康管理をするために、3年間毎日記録をつけていました」など、より詳細に書いていきましょう。

「なぜマネージャーなのか」についてもしっかり記入する

企業としては、「なぜ選手ではなくマネージャーという立場を選んだのか」という点について知りたくなるはずです。学生時代に頑張ったことや自己PRを作成する際は、なぜマネージャーという立場を選んだのかも、しっかり書いておきましょう。学生時代に頑張ったことや自己PRは、自分で読み返してみたときに「なぜ?」という疑問が浮かばないのがベストです。

エントリーシートで部活をアピールする際の例文を3つご紹介

ここまで、エントリーシートで部活の経験をアピールする際のポイントについて、詳しく見てきました。それでは、エントリーシートで部活をアピールする際の例文を、3つほどご紹介したいと思います。運動系・文化系の部活の例文と合わせて、運動部のマネージャーをしていた場合の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

例文①:運動系の部活

例文①

私が学生時代に頑張ったことは、サッカー部でのクラブ活動です。私が部長になるとすぐに新人戦があったのですが、初戦敗退してしまいました。するとチームのモチベーションが下がってしまい、練習に対する熱意に徐々に個人差が表れ始めました。そこで私は、部員ひとりひとりと会話する時間を持ちました。メールやLINEではなく直接会話することで、本音で話し合うことができ周囲の状況を認識することができました。部員のモチベーションを上げるために、全体の目標と部内での役割を与えたところ当事者意識が芽生え、夏の大会では全員が納得のいく成績を収めることができました。

例文②:文化系の部活

例文②

私が学生時代に頑張ったことは、吹奏楽部でコンクール最優秀賞をとったことです。私が所属していた吹奏楽部は今まで優勝経験がありませんでした。メンバーも練習に「意味があるのか?」とやる気をなくしていたのですが、その空気を改善しようと部長だった私は練習メニューを一新しました。普段の練習に加えて、新たな呼吸法や肺活量を鍛えるためのジョギングを取り入れたのです。その結果、演奏の腕は着実に上がり、最優秀賞を獲得できました。この経験から私は、課題解決の重要さとチームで成果を上げることの楽しさを学びました。

例文③:運動部のマネージャー

例文③

私は学生時代、バスケ部のマネージャーとして部員の健康サポートを頑張りました。幼少期からバスケをしていたのですが、足を怪我してしまったため、マネージャーとしてバスケ部に関わることを選びました。なかでも一番頑張ったのは、部員の健康管理です。私が入部して1年目の冬に、部員のほとんどが一斉にインフルエンザにかかってしまい、大会に出場できなかったことがありました。その経験を踏まえ、翌年の冬は全員に予防接種を受けるよう促したり、栄養ドリンクを自作して飲んでもらったりしました。その甲斐あってかその年は感染する人がおらず、その上大会で優勝することもできました。

部活を途中でやめた場合はどうする?

なかには、部活を途中でやめたという人もいるかもしれません。やめた理由が人間関係のトラブルなどネガティブな内容だと、引け目を感じてエントリーシートに書くのをためらってしまうでしょう。途中でやめた部活についても、エントリーシートに書いた方がよいのでしょうか。

やめた場合も書いたほうがいい!退部理由はポジティブに書こう

部活を途中でやめてしまったという人も、エントリーシートには書くのをおすすめします。1、2ヶ月でやめてしまった場合は書かない方がよいかもしれませんが、部活に所属して頑張っていたということが伝えられれば効果的なので、ぜひ書いていきましょう。その際、仮に退部理由が人間関係のトラブルなどネガティブなものでも、「他にやりたいことができたため」などの内容にしてあげるとアピールしやすくなります。嘘をつくのはよくありませんが、こういった内容なら問題はないでしょう。

エントリーシートで部活動の経験をアピールする際は5つのポイントを意識して書こう

エントリーシートで部活の経験をアピールする方法について見てきました。部活での経験で企業にアピールできるポイントは、活動の成績よりも過程を重んじられる点です。つまり、成果よりもどのように努力したかを書き、継続性や忍耐力を持っているとアピールできるかがポイントだといえるでしょう。そして、部活で得た経験をいかに社会生活に活かせる部分があるのか、その点についても掘り下げてエントリーシートに書くと効果的です。

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