2021年09月30日(木) 更新
問題解決能力を自己PRで魅力的に伝える方法【例文3選付き】
目次
問題解決能力は自己PRになる
自己PRで使える題材はさまざまありますが、問題解決能力もその題材のひとつです。就職してから仕事がすべてスムーズにいくとは限らず、課題にぶつかることは多いでしょう。
問題に直面したときに、そこから逃げるのではなく、しっかりと向き合って解決することが大切であり、そのためには問題解決能力は必要です。
仕事をしていれば避けられないトラブルに出くわすこともありますし、自身のキャリアを目指す上で、乗り越えなければならない壁がある場合もあります。
問題解決能力は仕事をスムーズに進めるだけではなく、自身の成長のためにも重要な能力です。問題解決能力が高ければ、企業でも高く評価されますので、上手にアピールして高評価を獲得しましょう。
仕事に直結しやすい
企業が請け負う仕事は、世の中に問題があるからこそ成立します。困りごとや悩み事を解決することと引き換えに金銭を受け取ることで、大半の仕事が成り立つことを理解しましょう。そういった仕事の成り立ちを考えたときに、問題解決能力は、仕事に直結しやすい能力と言えます。
問題を特定し、それを解決に導くということが出来れば、どのような仕事にも応用できるでしょう。また、この問題解決能力をすべての人間が持っている訳ではありません。
問題を特定しても行動できない、行動は出来ても問題の特定が的外れのような人々が多いです。その中で、1人で問題解決能力を備えていることを証明できれば、採用担当者への何よりのアピールになります。
企業の求める「問題解決能力」とは?
現状把握ができる
企業が求める問題解決能力の要素として、1つは現状把握が出来ることです。問題を解決するためには、何が問題であるのかを特定しなければなりません。また、ただ問題を解決するのではなく、問題に潜む原因を探ることも必要です。問題の原因がわかっていなければ、問題解決をしても一時的な解決にしかならないこともあるためです。
問題解決を達成したと言えるのは、その問題が2度と行らないようにしてこそです。現状把握として問題の原因を特定するためには、主観的な見方だけでなく、客観的な見方を要求されます。
一元的な視野しか持っていなければ、現状の把握とは呼べません。広い視野を持って、あらゆる問題の見方が出来て初めて現状の把握とされます。就活の現状把握で要求されるのは、問題に対する分析力と広い視野と覚えておきましょう。
行動力がある
現状把握を行うだけでは、問題の解決には至りません。行動して、問題が解消されることで問題解決能力として見なすことが出来ます。
そのため、行動力も問題解決能力の要素に入ります。また、この行動力を就活で示すためには結果が伴っている必要があります。ただ、行動するだけでは、意味がないとされてしまいます。
実際に、自分の現状把握で得た情報から解決するためのプロセス通りに動くことが問題解決能力の一連の流れです。闇雲に思い付きで動くことは、問題解決能力とイコールになりません。
もちろん、とにかく思い付きでの行動力があることも、就活では評価の対象になるでしょう。しかし、問題解決能力とは言わないので、注意しましょう。
改善点の洗い出しができる
行動した結果、問題解決が出来て終わりではありません。改善点の洗い出しをすることで、就活で求められる問題解決能力に必要な要素が完成します。
改善点の洗い出しとは、一連の問題解決の中で、もっと改善できるべき点がなかったのか振り返ることや、次に問題が起きないようにどうすればいいのかを見直すことを指します。
問題が起きる度に、問題解決をしていては、大きなトラブルに繋がる場合もあります。
問題解決能力を自己PRする場合には、改善点の洗い出しまで記載すると、より採用担当者に魅力的に映ります。
問題解決能力を磨くには?
客観的に物事をみる
問題解決能力を向上させるには、客観的に物事をみるようにする習慣を付けましょう。
一度落ち着いて、今何が起こっているのか、原因はなんなのか考えてみましょう。これまでの経験や主観も大切ですが、全く新しい問題として原因追及に努めることで、今まで見えていなかった課題がみえてきます。
自己中心的にならない
問題解決能力の低い人は、自己中心的に物事を考えている場合がありあす。
一方向あらしか問題をお見ておらず、1つの解決策がダメだった場合に、その問題に太刀打ちできなくなるのです。
そのため、自己中心的に考えるのではなく、柔軟かつ多角的な視点を持ち、この方法で解決できなかった場合は、どのやり方があるのかを考えられる人が問題解決能力の高い人といえます。
常にリスクを考えて行動する
問題解決は、過去や現在に起きた問題の事後処理を行うことばかりではありません。何か新しいことを始める時に、事前に問題となりうる芽を摘んでおくことも問題解決の一種です。
そのため、リスクを考えて行動することも、問題解決能力として就活でアピールすることが出来ます。
問題が起きた後に対応することは、ある意味で誰にでも出来ることです。しかし、リスクを考えた上で行動することは、誰にでも出来ることではありません。
リスクへの対応が出来るためには、物事に対しての先見性や成功させるための姿勢のどちらも必要になるからです。
企業としても、新規事業を始める時には、常にリスクが付きまといます。そのため、この能力を備えている人は必ず重宝しています。
面接官へ魅力的な自己PRをする方法は?
問題の原因を分析する能力をアピールする
問題解決能力は、自己PRで使える重要な能力の1つです。
自己PRで問題解決能力をアピールするには「問題の原因を正しく分析し、より良い解決策を考えだす」という姿勢を見せられれば、自己PRとして有効に働きます。
失敗した後の行動力をアピールする
失敗は誰でもあります。自己PRするべき大事なことは、失敗した後にどう行動したかです。
ピンチの時こそ人間力が試されます。問題解決能力を自己PRする際は、失敗した後にどう考え、どう行動したかを伝えましょう。
間違った構成の自己PRでは、企業の選考を突破できない
自己PRはただ自分の強みを述べればいいのではなく、構成が重要になります。間違った構成では論理的な文章にならないため、自分の強みを理解してもらえず企業の選考を突破できません。
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PDCAサイクルに当てはめて問題解決能力を示す
問題解決能力は、PDCAサイクルに当てはめて自己PRをしましょう。そうすれば、特別な経験がなくても問題解決能力の高さをアピールできます。
まずは自分の強みは何かよく考えて、そこから自己PRに適した経験やエピソードがないか考えてみましょう。あとは、PDCAに当てはめて自分の問題解決能力をアピールし、結果を述べるだけです。
エピソードを長くしない
採用担当者へ問題解決能力を示すためには、実体験に伴うエピソードが欠かせません。エピソードがなければ、問題解決能力を証明できないためです。
就活の自己PRで、問題解決能力を話す時には能力を示すエピソードを用意しましょう。しかし、このエピソードを用意する時に注意しなければならないことがあります。
それは、エピソードを長くし過ぎないということです。エピソードを話すのは、あくまで問題解決能力を持っていることを採用担当者に理解してもらうことが目的です。
エピソードの内容に従って、評価が高まる可能性は低いです。さらに言えば、面接などの時間が限られているため、本当に伝えなければいけないことが採用担当者に伝わらない恐れも生まれてしまいます。
問題解決能力に関する自己PR例文
どのようなプロセスを経て問題解決に至ったのか
私は、問題解決能力に自信があります。それは、問題が起こったときに、原因やそこに至った経緯を整理して、周りの人と意見しながら解決策を練って実行する、といった行動を大学時代に何度も経験したからです。大学では100人を率いるサークルのリーダーとして活動していたのですが、大所帯なだけに不公平さが出たり、個人の意見が尊重されなかったりと、人間関係の問題も少なくありませんでした。 その時に、サークルのメンバーを個々に集めて知恵と意見を出し合い、みんなが何を求めているのか、どの部分なら譲歩できるのか、など打開策を突き詰めてみました。その時の問題の原因はコミュニケーション不足と、新入生への配慮のなさが上げられ、メンバー全員で集まる以外にも、個別での活動を活発化させ、各グループに新入生をばらけさせる、という案を実行しました。 結果として、個人同士の仲が深まるだけでなく、サークル全体の団結力が強まりました。また、新入生でもサークルで活躍できるようになり、みんながライバルとなったおかげでサークルの士気もあがりました。この、問題解決能力は貴社に入社できた際にも必ず役に立つと自負しています。
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受かる自己PRの作成方法
就活において、自己PRの作成は避けては通れない道です。しかし「自己PRを作るのにあまり時間をかけたくないし、そもそも受かる自己PRってどんなものかわからない」と思う人もいるでしょう。
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常にリスクを考えた行動をする
私の信条は、常にリスクを考えた行動をすることです。新しいことに挑戦する時には、失敗となりうる可能性も頭に入れることを心がけています。これは、新装開店のカフェでオープニングスタッフとしてアルバイトをしている中で、身に付けることが出来た能力です。新装開店のカフェでのアルバイトでは、トラブルの連続でした。発注ミスや注文ミス、人員の入れ替えなど挙げ始めたらキリがありませんでした。そのため、いかに先のことを考えて最悪の状況を想定し行動するのかが何よりも大切でした。最悪の状況を想定しておくことで、何かあった時にいつでも落ち着いて対応することが出来るようになりました。新しいことに取り組む時に失敗は隣り合わせです。失敗を恐れていても、始まりません。そのため、最悪の失敗を想定し、常にリスクを考えた行動を社会人になっても忘れないようにしたいです。
PDCAサイクルの利用
私は、PDCAサイクルを利用することで、問題解決に取り組んできました。どんなことでもPDCAサイクルに当てはめることで、問題が小さな時に対処することが出来、スムーズな解決に至ることが出来ます。特に、人間関係のトラブルではPDCAサイクルを大いに役立てることが出来ました。人間のトラブルは小さな勘違いやいざこざが、主な原因だと私は考えています。そのため、いつも1か月ごとに身の回りの人間関係をPDCAサイクルに当てはめて振り返っていました。これをすることで、人間関係で不要な悩みを持つことが少なくなりました。人間関係はトラブルの基です。しかし、PDCAサイクルを用いることで、いつも健全な関係を築くことができます。そうすることによって、他の問題も解決に導くことが出来ると考えています。社会人になった後も、人間関係のPDCAサイクルを回すことで、いい人間関係を築きたいです。
問題解決能力を自己PRする際はエピソードを長くせずスキル面をアピールする
問題解決能力は自己PRの題材としても優れたものであり、上手にアピールすることができれば高い評価にも繋がります。
仕事では問題解決能力が求められることも多くあり、就活でアピールするだけではなく、就職後もしっかりと発揮し、高める努力をすることが大切です。
柔軟な問題解決能力は利益率を上げるなど企業にとって必要なものであり、上手に活かすことで企業に貢献することができます。
問題解決能力を高めるためにも、柔軟な視点で仕事する姿勢を忘れないようにしなければなりません。常に能力を高める工夫をする必要もあります。就活は就職すれば、それで終わりではありませんので、就職後に企業で活躍できるように、能力の向上は常に考えておきましょう。
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