2020年06月22日(月) 更新
面接で「学生時代頑張ったこと」を魅力的に伝えるポイント5つ【場面別例文】
目次
面接で「学生時代頑張ったこと」を聞かれたら?
どう答えれば良いのかわからない人が多い
調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/18
投票数:1678
就活生を対象に1678名から集計したアンケートによると、「「学生時代に頑張ったこと」をどう伝えていいのかわからない?」という質問に対して、68.6%の人がYes、31.4%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ) 就活生の半数以上が、「学生時代に頑張ったこと」の伝え方について悩んでいるようです。しかし「学生時代に頑張ったこと」は就活中、最も聞かれる質問でもあります。しっかりと対策しておくようにしましょう。
アルバイトや勉強は話しやすい
大学生であれば、本分である勉強の話やアルバイトの話は比較的話しやすいでしょう。面接で「学生時代に頑張ったことは」と問われれば、学業でも学業以外でも構いません。学業であれば、ゼミや研究の話題が多いでしょう。アルバイトであれば、基本的には何でも書けます。注意しなければならないのは、ただ「学生時代に頑張ったこと」を羅列するだけの内容に終始しないようにしてください。あくまでも面接ですので、意図があります。そこを考えて、内容に盛り込みましょう。
「学生時代に頑張ったこと」から面接官が知りたいことは?
困難に直面した時の就活生の人柄
面接で「学生時代頑張ったこと」から、人事採用担当者は、頑張ったことの事実を知りたいわけではありません。そこから垣間見える人間性、即ち、就活では、「困難に直面した時の就活生の人柄」を知りたいのです。なぜならば、人間は困難に直面した時、投げ出すか立ち向かうかで人柄が出るからです。学生時代に頑張ってきたことがあるならば、必ず壁にぶち当たり、大なり小なり困難に直面しています。人事採用担当者は、その困難を目の前にした場合、学生が何を考え、どのように乗り越えたかを聞くことで、「困難に直面した時の就活生の人柄」を知ることができます。人柄を知ることで、一緒に働く仲間として、適任かどうかの判断を下します。
改善案の出し方
困難に直面したときに、どのようなアイディアで乗り越えたのかが重要です。人事採用担当者は、人柄を知る上で、困難に直面した事実のみを知りたいわけではないからです。そこからどのように工夫したのかがポイントになります。例えば、部活やサークルでレギュラーや主力メンバーになれなかった際に、何を考えて、どのように行動し、その局面を乗り越えたのかを知ることで、端々に人柄が滲み出ます。そもそも、逃げ出したのか、一度は逃げたけれど、そこから、どのようにリカバリーしたのか。自分なりの工夫でどのように乗り越えたのか。極めて、個人的なエピソードを語ることになります。就活の中では、鉄板の質問事項です。困難を乗り越えた時の話として、自分なりの工夫を答えられる準備をしておきましょう。
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「学生時代頑張ったこと」の答え方コツ5つ
①具体的なエピソードを添える
「学生時代頑張ったこと」を書く際には、「具体的なエピソードを添える」ように意識しましょう。なぜかというと、説得力が増すからです。 ただ「サークルで野球を頑張りました」とだけ書くよりも、より具体的なエピソードを添えた方が、「何を伝えたいのか」「どのような経緯で取り組んだのか」がはっきりするため、興味を持ってもらえる可能性も高まります。
②「なぜ取り組んだのか」を伝える
「学生時代頑張ったこと」を書くときは、「なぜ取り組んだのか」についても触れるようにしましょう。そうすることによって、あなたの人柄やアピールポイントが伝わりやすくなるからです。 「学生時代は留学をして、英語の勉強を頑張りました」よりも、「学生時代から英語に興味があり、現地で学んでみたいという思いから留学をしました」と答えましょう。この場合だと、「行動力がある」「向上心がある」と捉えられ、より評価されるポイントになるはずです。
③「どのような成果を得たのか」を伝える
「どのような成果を得たのか」というのも、採用担当者が注目するポイントのひとつです。「学生時代頑張ったこと」から何を得たのかを述べると、より魅力的な回答になります。 また、どのような成果を得たのか伝えるときは、具体的な数字を述べるとより説得力が増しますよ。「他人から◯◯だと言われました」という言い回しも、客観性が増して良いエピソードになるでしょう。
④ストーリー性のある構成にする
「学生時代頑張ったこと」について答えるときは、ストーリー性のある構成にするように意識しましょう。以下の6つの構成で物語を作ってみてください。
ストーリーの組み立て方
1.学生時代に何に取り組んだのか?(まずはリストアップする)
2.なぜそれに取り組んだのか?
3.目標は何だったか、困難があったか?
4.目標達成や困難を乗り越えるためにどうしたか?
5.結果はどうなったのか?
6.そこから何を得たのか?
この流れに沿って文章や話を構成すれば、「学生時代頑張ったこと」があなたの自己PRに早変わりします。支離滅裂な文章よりも伝わりやすいのですので、ぜひ意識して話を組立ててみて下さい。ガクチカ作成マニュアルを使えば、先輩たちの例文を見ながら作成することができます。
⑤要点をひとつに絞る
就活の面接では、ゼミや部活、アルバイトなど、多くのことについて話すよりも、ひとつの話題を深く伝える方が面接の採用担当者の印象に残りやすいでしょう。 ゼミや部活など、話題にする項目の目途がついたら、そのひとつの内容をしっかり掘り下げて、「学生時代頑張ったこと」として自己PRにつなげられるよう意識して下さい。
上手にアピールするコツ
- 具体的なエピソードを添える
- 「なぜ取り組んだのか」を伝える
- 「どのような成果を得たのか」を伝える
- ストーリー性のある構成にする
- 要点をひとつに絞る
面接で話す際の注意点
面接で話す際の注意点があります。ポイントは4つです。1つ目は、エピソードは簡潔に済ませることです。簡潔に伝えるのは、面接の鉄則と言えます。2つ目は、嘘や誇張は止めることです。嘘や誇張が発覚した場合のリスクは避けましょう。3つ目は、話を脱線させないように注意することです。4つ目は、要点は一つにすることです。最後の2点は共通する点があります。これらは注意しないと、確実に話が長くなります。内容が固まったら、次は話す際に注意を払いましょう。
エピソードは簡潔にさせる
エピソードは簡潔にして、話しましょう。面接官は、一人の学生を見ているだけではありません。特に1次面接や2次面接などの初期段階や集団面接では注意してください。面接者が複数いるのに、一人でだらだらと長く話してしまうと聞き手はどう思いますか。アピールしたい気持ちが前に出過ぎると、話しが長くなる傾向が高くなります。抽象論ではなく、具体的なエピソードを交えて伝えることが好ましいですが、冗長はNGです。面接官は、あなたに興味を持てば、必ず質問をしてきます。さらに伝えたかったことは、その際に、話すこととし、自分から話す場面では、エピソードは簡潔にしましょう。会話のキャッチボールになることを心がけてください。それがコミュニケーション能力ともいえます。
嘘や誇張はNG
嘘や誇張もおすすめしません。人事採用担当者は、刑事ではありませんので、エピソードの裏どりの確認まではさすがにしませんが、嘘や誇張にはリスクがつきものです。話がどんどん膨らんで、嘘や誇張が出始まると論理のほころびが出てきます。面接官はプロです。何百、何千と人を見てきています。整合性がなくなってくると嘘や誇張がバレてしまいます。嘘や誇張がバレれば、信頼を失います。信頼を失えば、面接は通過しません。信用できないからです。負のスパイラルに陥ることになります。自信を持って、どんと構えて面接に臨んでください。準備をして、注意すべき点を踏まえて、あとは流れに身を任せてください。万が一、選考に落ちても、落とされたのではなく、相手が見る目がなかったと思えるような境地で面接を受けましょう。邪道は王道には勝てません。
話を脱線させない
話は脱線させないようにしましょう。まず、脱線すると話が長くなります。話が長くなると、自分でも何を言っているかわからなくなります。自分が何を話しているかわからないということは、相手はなおさら理解できません。面接は限られた時間の中で行ないます。話が脱線することで、面接官は知りたくもないことを、延々聞かされることになります。面接官も余程のことでない限り学生の話を止めることはしません。そうなれば、学生にとっては、ますます話が進み、滔々と話したいことから脱線したことまでしゃべり始めます。常に相手、つまり聞き手の気持ちになりましょう。まれに面接官に誘導されて、関係ないことまで縷々面々話してしまうパターンがあります。話が盛り上がったのに、落とされてしまうタイプの面接です。
要点はひとつに絞る
基本的には要点はひとつに絞ってください。面接は時間の制約があります。論点がずれたり、何が言いたいのかわからない面接になれば通過の可能性は低くなります。エピソードは具体的に話しますが、要点はひとつです。まずは、言いたいこと、すなわち結論を真っ先に言い切りましょう。要点をまず伝えることで、相手に言いたいことやアピールポイントをはっきりさせましょう。そのあとからエピソードを簡潔に話せばよいでしょう。輪郭がはっきりせず、ぼやけた話は相手も退屈です。面接官に話した内容を突っ込まれたら、突っ込まれたことに対して、また要点を絞って話しましょう。それには常に結論を先に言うことをおすすめします。落としどころがはっきりしていれば、横道に反れることはないからです。
「学生時代頑張ったこと」の例文①アルバイト
私が学生時代に頑張ったことは、大学1年生の頃から続けていた飲食店のアルバイトです。居酒屋では幅広い年齢層の方々とコミュニケーションが取れる環境があり、そこに魅力を感じて始めたのがきっかけでした。実際にいろいろな方々のお話が聞けて、さまざまな意見や価値観を得ることができました。気配りも重要な仕事で、社会人として必要なふるまいも身についたと感じています。
「学生時代頑張ったこと」の例文②部活・サークル
「学生時代頑張ったこと」の例文②:部活・サークル
私が学生時代に頑張ったことは、部活で取り組んでいたバレーボールです。体力面はもちろん、精神面でも非常に鍛えられました。チームワークが必要なスポーツで、メンバー全員で目標に向かった日々、心から信頼できる仲間は自分の宝物です。最後の大会では、格上だと言われていた相手に打ち勝つことができ、努力する大切さと全力を尽くす大切さを学びました。
学生時代に部活やサークルに情熱を注いだ人も多いでしょう。部活はまだしも、「サークルって就活の面接で取り上げていいの?」と不安な方もいるかもしれません。 結論からいえば、サークルも部活と一緒で、面接ではチームワークなどの面からアピールができますので、目的を持ってしっかり取り組んでいたのであれば問題ないでしょう。 また、部活やサークルでは忍耐力や協調性なども面接で自己PRできますので、「学生時代頑張ったこと」のひとつとして紹介するのは何も問題ではありません。
「学生時代頑張ったこと」の例文③勉強
「学生時代頑張ったこと」の例文③:勉強
私が学生時代に頑張ったことは「勉強」です。具体的には、授業の予習・復讐、スケジュール管理を徹底して行い、難解でわからない問題に対しては積極的に教授へ質問したり、自分で図書館で調べたりしました。結果、日々の講義等に対して常に向上心を持って取り組むことができましたし、「自分で解決する癖」を身につけることもできました。
面接で「学生時代頑張ったこと」を聞かれたとき、勉強について自己PRする学生も少なくありません。「勉強」に関してアピールする際は、あなたが明確な目標を持ち、その達成に向けてどのように取り組んだのかを伝えるのが重要です。
「学生時代頑張ったこと」の例文④研究室・ゼミ
「学生時代頑張ったこと」の例文④:研究室・ゼミ
私が大学生活で頑張ったことは、ゼミ活動です。ゼミの仲間と話し合いを重ね、色々な意見や価値観を交換してきました。自分がどう話せば相手に伝わりやすいのかを学べ、相手の意見を柔軟に受け入れる大切さを学ぶことができました。そうした能力は、社会人としてもとても役に立つだろうと思います。
多くの学生がゼミ・研究室に所属していますよね。あなたが1~2年をかけてゼミで頑張ったこととして、どのような事を専門的にゼミで学んだのか、その活動やゼミ内での役割などを切り口にアピールしましょう。 就活の面接では、ゼミを休まなかったことや、専門的な研究に励んだことなどを、学生時代頑張ったこととして面接で前面に押し出して下さい。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
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「学生時代頑張ったこと」の例文⑤留学
「学生時代頑張ったこと」の例文⑤:留学
私が学生時代に頑張ったことは、留学です。子供の頃から海外に強い関心があり、小学校の頃から授業とは別に英語の勉強に取り組んでいました。高校生の頃はホームステイでオーストラリアへ、大学ではアメリカに留学をして、国ごとの英語の違いやコミュニケーションのとり方などを学びました。TOEICも900点まで取れるようになり、ネイティブの友人との会話に困ることもなくなりました。
海外留学は学生のうちしか経験できない貴重な体験ですので、就活の面接での自己PRでは、積極的に「学生時代頑張ったこと」としてアピールしましょう。面接官の気を引く話題になりますし、英語力というのは純粋に武器のひとつにもなります。 中には、学生時代に頑張ったことが思い浮かばない人もいるかもしれません。しかし、だからといって慌てる必要はありません!ポイントをおさえてれば、マイナスにならずに自己PRできるのです。
「学生時代頑張ったこと」は要点をひとつに絞る!例文を参考にしよう
学生時代に頑張ったことは、ゼミや部活、他にも探せば必ずひとつはあるはずです。就活生は今後の書類・面接試験に向けて、しっかりと対策していきましょう。アピールしたい項目は、ゼミや部活など、とにかく要点をひとつに絞り、物語構成にするのが大切です。「学生時代頑張ったこと」は、「学生時代に力を入れたこと」として質問されるケースもあります。どのように聞かれても答えられるよう、回答を流程度用意しておきましょう。
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