2017年09月14日(木) 更新

学生時代に最も打ち込んだことがない人はどのようなテーマが適切か|企業側の意図や構成の仕方・例文をご紹介

就活生の3人に1人が「学生時代に打ち込んだことがない」と回答

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/26~1/29
■投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「学生時代に打ち込んだことがない」という質問に対して、32.5%の人がYes、67.5%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
「他の人に比べると経験が少なくて、履歴書には書けない……」と思っている人は多いでしょう。特に、良く話題に出る『学業、サークル活動、アルバイト、ボランティア、インターン、留学』などに注力していなかった人は、頭を抱えているのではないでしょうか。

「学生時代に最も打ち込んだこと」はどんなテーマでもいいのか

大げさなテーマでなくてもいい

学生時代に最も打ち込んだことは、何も大げさなエピソードでなくても問題ありません。賞をとった、留学した、人から褒められたといった部分が評価されるポイントではないのです。とくに何もしていないとはいっても、比較的活発に取り組んだことや、または建設的な行動がないか、これまでの日々の暮らしを思い出して、書き出してみるといいでしょう。

『課題や困難を乗り越えた経験』であればOK

就職活動で 「学生時代に力を入れた・注いだこと」で取り上げる内容と、そうではない内容の違いは『課題や困難を乗り越えた経験』があるかどうかです。よく使われる『サークル活動、アルバイト、ボランティア、インターン、留学』には多くの場合課題や苦労があり、それを通じてポテンシャルや人柄、説明力が企業側に伝わるようになっています。
先に挙げた以外の項目についても、人に話せる程度の『課題や困難を乗り越えた経験』があれば、充分話す価値が生まれてくるのです。

「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く企業側の意図

意図①:仕事の取り組み方やスキルを知りたい

「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く企業側の意図として、「仕事の取り組み方やスキルを知りたい」という点があります。取り組み方を知ることで、どのような働き方をするのかをイメージするのです。打ち込んだことを通じて仕事に活かせるスキルがあるなら、それも評価のポイントになるでしょう。

意図②:課題や困難への対処ができるかを知りたい

打ち込んだことは、全てががうまくいっているとは限りません。ときには課題が出たり、困難な問題に直面したこともあるのでしょう。そういった状況に対して、どのように対処しようと努力したのか、就活生の行動を知ることで、業務における課題への対処スキルがどの程度なのかを企業側は把握しているのです。

「学生時代に最も打ち込んだこと」の探し方

目標を考えて行動した取り組みをピックアップする

「学生時代に最も打ち込んだこと」を探す際、大それたテーマでなくても問題ありません。
上記にもある通り、企業側はあくまで「仕事の取り組み方」や「課題への克服」について知ろうとしています。そのため、例えばアルバイトや趣味など、日常的におこなっている習慣の中で自分なりに目標を考えて行動した取り組みがあれば、テーマとして取り上げてもよいでしょう。複数社の選考を受験することを想定して、数種類のテーマをピックアップするのがおすすめです。

今後の業務につながる経験を選ぶ

テーマを絞る際は、「企業の事業や業務内容に活かせる経験かどうか」を考えましょう。経験から得た『粘り強さ』・『コミュニケーション力』・『洞察力』など、業務に活かせそうなポテンシャルの種類はたくさんあります。企業で働く姿を想像し、どこで経験が活かせるかをフラットに書き出してみると、おのずと自分にぴったりなテーマが出てくるはずです。

打ち込んだ経験がない場合は今から行動する

「どんなことも惰性でやってたから打ち込んだことはない」という人もいるかもしれません。そんな人は今から行動しましょう。アルバイトをしているのであれば、「接客対応をより丁寧にする」「発注を担当する○○商品の売上を上げる工夫をする」など、短期間でも結果が残せそうな目標を掲げて取り組んでみてください。
もし結果が残せなかったとしても、「なぜうまくいかなかったか」「今後はどう改善するか」といった部分も冷静に分析してください。面接ではその旨も話しましょう。そうすることで、自己分析ができていると採用担当者に評価されます。

「学生時代に最も打ち込んだこと」を的確に伝えるための項目4つ

①物事に力を入れた理由

学生時代に最も打ち込んだことを的確に伝える最初のポイントが、「なぜその物事(出来事)に力を入れたのか」理由を話すことです。どんな取り組みにも、何かのきっかけがあるでしょう。きっかけを最初に説明することで、あなたがどんなものに興味を持つ人なのか、人間的な部分を伝えることができるのです。

「物事に力を入れた理由」の構成例

私は小さな頃から祖父とよく通っていた中華料理店の店主と仲良くするうちに、中国の文化や風土に興味を持ち、「もっと中国のことについて理解したい」と考えるようになりました。

②どんな目標を掲げたのか

2つ目のポイントが、「どんな目標を掲げたのか」です。「学生時代に最も打ち込んだこと」の設問に対しては、「○○を頑張りました」だけで終わってはいけません。取り組むものに対してどんな目標を掲げたのかを記載してみましょう。具体的な数字やレベルを提示することによって、どの程度の目標なのかを企業側に理解してもらえます。

「どんな目標を掲げたのか」の構成例

中国のことについて理解するためには、公用語である中国語を理解するのが近道だと考えていたところ、中国語検定というものがあると知りました。そこで、日常会話やビジネス会話ができるレベルとされている、中国語検定2級の取得を目指しました。

③どんな課題があったか・どう乗り越えたか

3つ目のポイントは、「どんな課題があり、どう乗り越えたのか」です。このポイントも「学生時代に最も打ち込んだこと」を説明するうえで重要なパーツになります。課題を「難しかった」「大変だった」で終わらせてしまっては、「最も打ち込んだ」とはいえません。経験した課題や乗り越えるために努力した部分を提示することによって、よりリアリティが増すでしょう。

「どんな困難があり、乗り越えたか」の構成例

中国語検定の勉強では、日本語と全く異なる中国語の文法や、リスニングにおける発音の違いに苦戦する日々が続きました。このままCDや資料での勉強だけでは、検定どころか中国語も理解できないと危機感を持つようになり、別のアクションを起こすことにしました。国際交流団体に所属して中国人留学生から文法の構成について学んだり、発音の仕方を直に聞くことで、より理解を深めようとしたのです。

④取り組んだ結果・どのように活かしていきたいのか

最後にご紹介するポイントが、「学生時代に最も打ち込んだこと」を取り組んだ結果、これからどのように活かしていきたいのかを取り上げることです。企業側の意図でも説明したように、仕事の取り組み方やスキルを知りたい企業側にとって、取り組みの結果や何が活かせるのかは非常に注目されます。目標に対する結果の比較など、的確な説明ができれば、今後のあなたの活躍に対する期待を企業側が持つでしょう。

「取り組んだ結果・どのように活かしていきたいか」の構成例

中国人留学生の皆さんなどの協力を得ながら文法や発音の違いを認識し、克服した結果、大学3年次に目標としていた中国語検定2級を取得することができました。このときの経験を通じて、御社の業務や課題に直面したときに、スタンドプレーではなく、周りの意見や協力を得ることで、より納得のできる成果を残したいと考えております。

「学生時代に最も打ち込んだこと」を伝える例文をピックアップ

最後に、学生時代に最も打ち込んだことに対する例文を3つご紹介します。それぞれ日常生活で経験する機会の多いテーマで取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①アルバイト

大学になって始めた飲食店のアルバイトです。入店当初はオーダーのミスが多かったため、店舗に貢献できるようオーダーミス0かつ、お客様が声をかけやすいように常に笑顔でいるようにしました。
始めはミスをしてしまうたびに笑顔ではいられなくなっていましたが、店員が笑顔でいるかそうでないかだけで、お店の雰囲気が変わることに気がつきました。また、気分が落ち込んでいるときは、ミスも多くなっていたこともわかりました。
そのときの発見をきっかけに、私は常に明るくポジティブな接客を心がけました。その結果、これまで多発していたオーダーミスが無くなっただけではなく、接客に対するお褒めの言葉もたくさんいただくようになりました。
御社でもこのときの経験を活かして、常に前向きにお客様満足度の高いサービスをご提供してまいりたいです。

例文②インターネット・パソコン

私は、大学では〇〇を専門としていましたが、個人的に情報技術に対する興味があり、独学でカスタマイズブラウザの詳細な設定改良をおこなったり、家族全員の通信機器のセキュリティ設定を整えたり、描画ソフト・動画ソフトによる画像や動画の編集をおこなったりしました。
現在では、私や家族の友人・知人から編集ソフトを用いたビデオメッセージ作成や画像の編集を何度も任されています。また、最近では情報処理に関係する検定を複数受け、下記の資格を取りました。
この経験を活かして、私は専門外の分野の知識も自主的に吸収し、自らの業務へ応用していきたいと考えています。

例文③サークル活動

学生時代は、高校時代から興味があった、演劇研究会のサークルに最も打ち込みました。とくに3年次に私が脚本・演出を任された際には、「来場者から満足される作品を作ろう!」との意気込みで取り組みました。
しかし、仕上がった脚本や演出に対して、出演者から何度もクレームが入り、ときには激しい言葉で衝突することもありました。何度も投げだしそうにはなりましたが、「出演者が納得しないのは、丁寧な説明ができていないからかもしれない」と反省し、各シーンの練習や読み合わせの際に、必ず意図や演出の流れを自分自身が演じながら伝えるようにしました。
その取り組みをおこなううちに出演者からのクレームも無くなり、1人ひとりが一生懸命練習に励むようになりました。本番では上演日すべて満席で、来場者の皆さんから多くのお褒めの言葉をいただきました。
このときの経験で、丁寧な説明と自らが追体験することがいかに大切かを学びました。御社で営業活動をおこなう際も、資料だけで説明するのではなく、自分自身が商品に触れながら良さを見つけ、取引先のみなさまにご納得いただける説明ができるよう努力します。

「学生時代に最も打ち込んだこと」は仕事につながる経験を取り上げよう

学生時代に最も打ち込んだことを取り上げる場合、大それたテーマでなくても問題ありません。日常生活でおこなう取り組みの中で課題や困難だったことをどう解決したか、伝えればいいのです。企業側は、就活生の行動を通して仕事の取り組み方や、課題に対する対処法を知ろうとしています。それらが的確に伝わる構成を心がけ、より説得力のある回答ができるよう、例文などを参考に書き出してみましょう。

【大学3年生限定】”ガクチカ”が書けずに悩んでいませんか?【内定者の例文11選】

「学生時代に力を入れたことは何ですか?」

就活では必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問です。就活でこの質問が重視されるのは、ポテンシャル採用と言われる日本の就活現場で、企業側が学生の入社後の姿を推し量りたいからです。
つまりこの質問に答えられなければ、選考突破は難しい。この対策マニュアルを使えば書き方、11個の例文を参考にしながら、自分らしいガクチカが完成するでしょう。一度仕上げておくとESに書けるだけでなく、面接で質問されたときも自信を持って答えられるようになります。

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