2020年05月22日(金) 更新

挫折経験は書き方次第でポイントUP|就活で書類選考が通過しやすくなるESの作成方法【参考例付き】

就活生はそれぞれが挫折の経験を持っている

キャリアパーク会員の就活生を対象に「ESであなたの”挫折経験”を聞かれたらどう答えますか?理由もあわせて教えてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • 高校時代の部活で、補欠になったことです。自分の実力が認められなかった結果だからです。また、これが私にとってとても悔しい気持ちでいっぱいになったからです。
  • 部活動での多くの怪我。部活動に入り、レギュラーに選ばれ、大会で上位入賞を目指していた最中に膝の大怪我をしたり、かかとを骨折したりと選手生命が危うくなる怪我したため、実力が落ちてしまったから。
  • 応援団で入団当初、何も通用しなかった。
  • パソコン。本当に苦手で使えこなせず挫折した。けど、その後また頑張った
  • 大学入学 理由は滑り止めの学校に入ることになったから

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「ESであなたの”挫折経験”を聞かれたらどう答えますか?理由もあわせて教えてください」

アンケートの結果、就活生の多くは「部活動」や「大学受験」において挫折した経験があるようです。怪我や努力不足など理由は様々ですが、どれも中身の濃い内容といえるでしょう。そんな挫折経験を、エントリーシートで聞かれることは珍しくありません。しかし、ただ挫折した旨を伝えるだけでは、マイナスアピールとなってしまいますよね。この記事では、エントリーシートで好印象を与える挫折経験の書き方と例文を見ていきましょう。

エントリーシートを書く際に大切な事は?

企業側が応募者の事を知る最初の段階になるのが、このエントリーシートです。応募者数の多い企業になると、エントリーシートの段階でほとんどの応募者は落とされてしまいます。例えば難関な事で有名なテレビ局のアナウンサーなどは、エントリーシートだけで通過率が10倍20倍だったりします。つまり、10人に1人や20人に1人しか通過できないという事です。
大企業であればあるほど、きちんとしたエントリーシートを書かなければ通らないという事を覚えておきましょう。

エントリーシートで大事なのは「通る事」ではなく「落ちない事」

エントリーシートは、全員と面接をする時間を省く為の企業側の手段です。企業にとっては応募者を「ふるい」にかけるようなものなのです。つまり「落選となるポイント」があれば、そこで敗退となってしまうのです。

エントリーシート作成では落選ポイントを作らないように無難な内容を書く

エントリーシートを作成する上で「落ちない事」を正解とするならば、落選となあるポイントを作らない事、つまり「無難」な内容を書くのが正解だと言われています。長所や短所、成功談や失敗談、挫折体験など、あまり意表をつくような内容を書くのではなく、そこそこの内容のものを書く方が良いでしょう。それでいて良い印象を持ってもらえる書き方を、次項でご紹介します。

人気企業内定者のESを覗き見!

人気企業に内定した先輩方は、どのようなESを作成したのでしょうか。内定者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。「内定者ES100社まとめ」では、なかなか見ることのできないESを100社分掲載しています!

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エントリーシートに挫折・失敗の体験をどう書くか?

エントリーシートには自分にとっての良い話だけでなく、悪い話も書かなくてはいけません。むしろエントリーシートを見る側からすると、失敗や挫折体験の方が大事だと言われています。自己分析がしっかりできているかどうか?自分の弱点をどうやって克服していくのか?そういった事を人事担当者は見たいのです。

人事担当者の見てるエントリーシートのポイントは?

自分の短所・挫折体験・失敗体験などを書く欄があったとしたら、当然ながら空白で提出するワケにはいきません。これまでにそういった経験をした事が無い場合でも、何かしら書いて提出をしなくてはいけません。人事担当者の見ているポイントは、どういう気持ちの持ち方をして、どのように克服をしてきたか?という事です。

ただの失敗談ではなく今後の行動まで具体的に書くこと

次また同じ失敗や挫折を繰り返さない為に、どんな施策を打ったか?という点に注目しているのです。つまり、ただ挫折や失敗の経験を書くだけでなく、「その後の行動」までしっかり書く事が重要なのです。

エントリーシートに書く具体的な失敗体験・挫折体験の例文

エントリーシートに具体的な失敗体験・挫折体験を書く際の例文を見ていきましょう。そのまま使うのではなく、自分の経験やエピソードに置き換えて臨機応変に変える事がポイントです。これから紹介する例文はあくまでも参考にする程度で。

【例文】エントリーシートの挫折体験談

大学で所属していた学園祭実行委員会でメンバーの離反を招いてしまいました。
プレイベントで先輩の信頼を獲得した私は、一年生のリーダーとなり学園祭に向けて活動をしていましたが、自分でも気づかないうちに、先輩の言葉を伝達するだけ、皆ももっと頑張るべきだ、と都合の良い押し付けしかできていませんでした。実際、自分たちが執行代になるときには、私のリーダーシップのなさが追及され、数名の仲間が組織を離れていきました。今思い出しても申し訳なさを思い出す経験です。
ただこの時の経験をもとに、一人ひとりと向き合う機会をつくる、皆の本音を聞くということを心掛けるようになりました。もともと持っていたやると決めたら必ず結果を出す、という性格と合わせ執行代として作り上げた学園祭は前年2倍の集客となり、仲間からも「信じてやっていてよかった」という言葉をもらうことができました。

【例文】エントリーシートの失敗談

大学在学中に、私はあるペンションで住み込みのアルバイトをしていました。私の仕事はお客さまがご到着された際にお客さまの荷物を宿泊する部屋へ運ぶ仕事です。ある日、いつもの様に荷物を運ぶとお客さまから「荷物が違う」とクレームの内線電話が鳴りました。原因は私のお客さま名前確認をしなかった事による部屋真違いでした。ただちにオーナーに相談し、お客さまの部屋へ伺いお詫びをして荷物を正しく入れ替えました。その経験を元に以後はお客さまの到着時に名前の確認を行い、部屋のドアにはお客さまの名前を貼る事にしました。そのおかげでその後は部屋を間違えるといった事はなくなりました。

エピソードを書くときには起承転結をしっかりと意識すること

上記で挙げたどちらの例文も、具体的な場面がきちんと描かれていて、非常に解りやすい内容となっています。
起承転結をしっかりとまとめて、失敗や挫折をただ書くだけでなく、そうなった時にどういう施策をしたか?それによりどういう結果が得られたか?をしっかりと書く事が重要です。どんなエピソードでも構いませんので、失敗・挫折→思考→施策→結果の順番で書きましょう。

エントリーシート(ES)に挫折経験を書くときは例のように具体的に起承転結を意識して書くこと

エントリーシート(ES)は重要な書類選考のひとつであり、そこで落選してしまったら終了してしまいます。だからこそ油断する事なく、隅から隅まで丁寧にしっかりと書き上げましょう。失敗体験や挫折経験を書く場合でも、ただその経験を書くだけでなく、その後のアフターフォローの点まで加味して書きましょう。上記であげた例を参考にして、自分なりの書き方でまとめてみてください。

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