2021年09月16日(木) 更新

就活で面接官が失敗体験を聞く理由|質問の意図を知ることで答え方の対策を練る【参考例文アリ】

就活生はその経験をどう乗り越えたかを部活動などを題材に取り上げるケースが考えられる

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で失敗体験を聞かれたとき、あなたならどう答えますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 正直に答える
  • 失敗談から学び改善したことを具体的に伝える
  • 学生時代の部活について
  • 部活動でのミスの経験を言う
  • 失敗と、それをどう乗り越えたか、何を学んだかを合わせて回答する

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で失敗体験を聞かれたとき、あなたならどう答えますか?」

質問に対して「部活動でのミス経験を話す」など、具体的なテーマについて回答したケースもあれば、「失敗を乗り越えて学んだ点」などを取り上げるといった伝え方についての回答もありました。失敗談は中身も大事ですが、伝え方がよければ必然的に評価されやすくなるため、この機会にその話し方について検討してみましょう。まずは面接官が失敗談について聞く理由を紹介します。

面接官が失敗体験を聞く意図とは?

誰にでも、1つくらいは失敗体験があるはずです。できれば自分も思い出したくないでしょうし、まして人に聞かせたくないですよね。しかし、就活をしていると面接で「失敗体験を教えてください」という質問がされる場合があります。

ではなぜ、企業が面接で就活生の失敗経験を聞こうとするのでしょうか。当然、その質問には、企業側の意図があります。ここでは、企業側が失敗体験について質問してくる意味について見ていきましょう。

失敗体験から「何を学んだか」を知りたい

まずは、ここでしっかり覚えておいて欲しいのが、ビジネスシーンでは、「失敗をした後何をしたか」が何よりも大事だという点です。

失敗体験から挫折したままだったり、無責任にすべて投げ出してしまう方が大損失になるのは、企業としても百も承知なのです。しっかりと、自分の失敗やミスを認めて受け入れ自分の糧にできる人を企業は評価します。なぜなら、そこにこそ新たな利益が生まれるものがあると企業は知っているからなのです。そういった意図もあり、企業は失敗体験を聞いてあなたの人間性を見極めていようとしているのだといえるでしょう。

失敗経験を質問された時のポイントはそのあとの行動!

上記で紹介したように、「失敗からいかに立ち直れるか」「失敗体験から何を学べるか」がビジネスパーソンとしての重要な要素になります。したがって就活の面接では、失敗体験からどのような行動を起こしたか、までを答えるようにするのがポイントです。

ただの失敗体験談だけではNG

面接官から「あなたの失敗体験談を話してください」いう質問があった時に、そのまま自分の失敗体験談だけ話して終わらないようにしましょう。上記でも説明したように、企業側は、失敗体験だけが聞きたいのではなくて、その後あなたがどう思って、そう対処したのかその部分を見ています。

ただ単純に失敗体験だけで終わってしまいますと、あなたの人間性も伝わらずに、マイナスな印象になってしまいますので、気をつけてください。

どう思ってどのような行動をしたか具体的に話す

これは、面接に質疑応答で基本的なところになるのですが、必ず具体的に話して、その時どう思ったのか。そう対処したのか、またそこからどのような経験を学んだのかという風により具体的に伝えるように工夫していきましょう。

また、ここで大事な点ではありますが、失敗体験談だからといって、そのままネガティブな話で終わるのではなく、必ず最後は、ポジティブな話でまとめるように心がける点も忘れないようにしてください。

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失敗体験を用いた自己アピールの例文

失敗体験であっても本気で物事にぶつかった経験や姿勢を話すことで自己PRにつなげることができます。あなたの経験した「失敗体験」をどう受け入れ乗り越えたのか、という点が就活で面接官がみているポイントになるでしょう。あなた自身の失敗体験は説得力のあるエピソードになり、立派な自己PRになるのです。

ここでは失敗体験をもとにした例文をみてきたいと思います。

失敗体験の例文①

では、例文を見ていきましょう。

例文①

「私が人生の中で一番挫折を感じたのは、学生時代に参加したコンテストです。チーム制で、あるプランを練り上げ発表するものだったのですが、その分野に関して知識不足だった私は、チームの足を引っ張ってしまい、チームメイトにまで足手まといと言わせてしまいました。他の学生との力の差をみせつけられ、自覚と共に大きな挫折を味わいました。
そこから私は知識不足だった分野を必死に勉強し、結果、同コンテストに単独参加し、計3回の入賞を果たすことができました。失敗体験は非常につらい経験でしたが、そこで自分の不足している部分を改めて認め、次のアクションへとつなげる動力に変えることができ、大きな結果を手に入れる経験へと導けたことは、大きな糧となっています。御社でも、失敗を活かして結果を出せるよう精進したいと考えています。」

失敗体験の例文②

もうひとつ、例文をご紹介します。

例文②

「私が失敗体験と感じているのは、学生時代のアルバイトでの出来事です。私のアルバイト先では、お客様からお褒めの言葉を頂けた人が、半年に一度、努力賞ということで表彰されていました。そこで表彰されるためにと、私は毎日笑顔を欠かさず接客し、大きなミスもなく半年を終えたのですが、努力賞に輝いたのは別な人でした。
あんなに頑張ったのに、と悲観的になりましたが、私はあることに気づきました。目的が違っていたのです。表彰された人は、『お客様のために』頑張っていました。しかし私は表彰されるために頑張っていたのです。そこに気づいた私は、改めてお客様が求めるサービスとは何かを考え、半年を過ごしたため、次で努力賞に輝けました。失敗体験の原因が何だったのかを明確にし、対策が取れるのは私の強みでもあります。御社で失敗体験をしても屈しない心で仕事に取り組みたいです。」

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面接では失敗体験から何を学んだかを知るために質問される!例文を参考に就活の自己PRに繋げよう

就活で失敗体験について質問される理由と、答えるときのポイントについて見てきました。面接で失敗体験を質問するのは、そこから何を学んだのかが知りたいからです。この失敗体験に関する質問は自己PRに繋げられることのできる、面接を好印象で終わることのできる大事な質問でもあります。上記のような例文を参考にして、自己PRに繋げるように工夫した回答を用意しておきましょう。例文を見たらわかるように、失敗体験だけで終わらせないのがポイントです。

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