2019年10月04日(金) 更新
デザイナーに必要な素質とは?向いている・向いていないを判断する4つの特徴
目次
デザイナーとはどういう職業なのか
デザイナーは、デザインを通して顧客の求めるニーズを満たすような表現方法を考える仕事です。デザイナーといってもその仕事内容は多岐に渡り、グラフィックデザイナーやウェブデザイナー、イラストレーターなどが存在します。依頼されたデザインを作成することが主な仕事内容ですが、場合によっては企画の時点から任されることもあります。相手の意図を汲み取り、求めているデザインを忠実に再現する必要がありますので、コミュニケーション能力が必要といえるでしょう。また、常に新しいものにアンテナを張っている流行に敏感な人に向いています。
就活生の考えるデザイナーに必要な素質はセンスや創造力
キャリアパーク会員の就活生を対象に「デザイナーに必要な素質は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
就活生の回答
- 面白味
- センス
- 様々な視点から物事を見る
- センス
- 創造力
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「デザイナーに必要な素質は何だと思いますか?」
就活生の考えるデザイナーに必要な素質としては、「センス」「創造力」などが挙げられました。新しい世界観を創造することが仕事のデザイナーにとって、必須ともいえる素質でしょう。しかし、センスや創造力だけでは、デザイナーに向いていると言い切れません。そこで本記事では、デザイナーに向いている・向いていないが分かる素質を見ていきましょう。デザイナーを目指している人は、参考にしてください。
向いている・向いていないを判断する素質①:情報感度の高さ
デザイナーに求められる素質の一つに、流行や他人のセンスに対して、敏感に反応する情報感度の高さというものがあります。情報感度の高い人は、常に最新の情報をいち早く入手し、誰よりも先に時代の流れを掴むことに優れているのです。そしてそれは、デザイナーに求められる素質でもあるといえるでしょう。
発想のヒントになる情報を収集する必要がある
デザイナーには、常に新しいセンスや斬新な発想が求められます。そのような細心のセンスを発揮して仕事に反映させるためには、常に時代の流れを読み発想のヒントになる情報をたくさん収集しなくてはいけません。情報感度が高ければそれだけ自分の仕事のヒントになる情報に触れる機会も増えますが、情報感度が鈍ければいつまでも古い情報しか自分の中に蓄積されておらず、生まれてくるアイデアも必然的に古い物ばかりになってしまいます。
情報感度は身につけることが可能な素質
情報感度の高い人は、他の人が見逃してしまうような小さな情報にも目を配ります。町を歩く人のファッションや商品の陳列棚に並んだパッケージデザイン、広告チラシの色遣いなど、普段気にしないようなポイントにまで目を配るので、それだけ仕事のヒントとなる情報をたくさん仕入れることが可能になります。情報感度という素質は、生まれ持った好奇心の強さや、新しい物への関心の高さによって左右されるものですが、意識的に行動すれば後天的に身につけることが可能です。生まれつきの素質に頼らずに意識的に情報を収集するように努力すれば、今は向いていないタイプでも、デザイナーに向いているタイプへと自分を変えられるでしょう。
向いている・向いていないを判断する素質②:本質の理解
デザイナーという仕事は、すでに機能的には完成している物の形状や見た目を変更する仕事というように思われがちですが、実はそのような仕事のやり方は本来のデザイナーの仕事ではありません。デザイナーの本来の仕事というのは、色や形状に工夫を加えることで、顧客の問題を解決することを目的としています。ただ、見た目にこだわった結果として顧客が使いづらいデザインができ上がってしまったとしたら、それはデザイナーとしてしっかりとデザインできていません。
本質を理解できている人こそデザイナーに向いている
解決すべき問題の本質が正確に理解できていれば、美しいデザインを実現しながら優れた機能を付加させられるものです。問題の本質を素早く理解する素質を持つ人こそ、デザイナーに向いているタイプといえるでしょう。逆に問題の本質を捉えられない人は、デザイナーに向いていないタイプです。
向いている・向いていないを判断する素質③:柔軟な発想
デザイナーにとって、柔軟な発想は仕事の質を高める大事な素質です。柔軟な発想によって視点を変えることで、複数の問題を一気に解決できるような素晴らしいアイデアを生むことができます。残念ながら、世の中に出回っている多くのデザインは、問題解決という本質的なデザイナーの役割から外れたものばかりです。最近はシンプルデザインが流行ですが、シンプルなデザインと必要な情報が省かれたデザインは大きく異なります。
視点や切り口を変えて問題を解決するアイデアがデザイナーには大事
柔軟な発想により色や形を変化させ、はじめて使う人でも一瞬で使い方が理解できるようなデザインこそがデザインの本質です。見た目ばかりにこだわり、どうやって使えばいいのかわからないようなデザインでは、デザイナーとして必要な責任を果たしているとは言い難い仕事です。頭の柔らかいタイプの人ほど、視点や切り口を変えて問題を解決するアイデアをたくさん産むことができます。デザイナーとして正しい仕事をするためには、欠かせない素質なのです。
向いている・向いていないを判断する素質④:型にハマらない
デザイナーに向いているか・向いていないかを判断する上で、型にハマりたくないかどうかも重要な素質といえます。デザイナーになるなら、常に新しいデザインや技術を仕入れ、よりよい作品にするための努力が必要です。1つの技術にばかり捕らわれて、新しい技術への好奇心がなければデザイナーには向いていないかもしれません。
よりユーザーに寄り添ったデザインにするためにも必要な素質
新しい技術というのは、よりよいデザインにするために必要なものになるはずです。つまり、型にハマらず常に新しい技術やデザインを追求していけば、ユーザーに優しいデザインができるかもしれません。新しい技術に興味をいかにもち、ユーザーのことを考えられるかが、向いている・向いていないを判断する特徴の1つなのではないでしょうか。
適職診断もできる自己分析マニュアル
自己分析がしっかりできていないと、自分への向き・不向きが見定められません。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。
デザイナーに向いている・向いていないを判断する素質としては情報感度の高さや本質の理解などがある
デザイナーに向いている・向いていないを判断する4つの素質を紹介してきました。デザイナーに向いているタイプだからといってデザイナーとして成功できる保証はありませんし、今は向いていないタイプだったとしても、後天的に補うことは可能です。デザイナーは生まれつきの向き不向きがある商業ですが、努力しなければ成功することはできません。ですので、デザイナーに、向いている・向いていないかは、努力次第だといえます。常に努力を惜しまずにデザイナーであり続けようとする人が、デザイナーに向いている人といえるでしょう。
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