【介護職の面接突破を目指す人は要確認】対策付きケース別に応じた全11の質問例を大公開

介護の仕事は「大変そう」というイメージを持つ人が多い

キャリアパーク会員の就活生を対象に「介護職員の仕事に対してどのようなイメージがありますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月6日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「介護職員の仕事に対してどのようなイメージがありますか？」

介護の仕事に関してのイメージは、アンケート結果からも分かるように、「大変そう」という意見が一般的ではないでしょうか。その他にもアンケートでは「素晴らしい仕事」という回答がある一方で「低給料」というマイナスイメージもあるのです。 この記事では、介護の仕事を目指すうえで必要な、面接突破策や質問例をご紹介します。

介護職の面接では経験と人柄が重視される

介護職を志望するなら、面接対策として必ず面接で聞かれること、質問内容を調べておきましょう。介護職の面接では、これまでの経験やスキルはもちろん、人柄なども重視されます。質問への回答は経験やスキル、人柄を具体的に宣伝できるような内容を心がけて作ります。

聞かれること・質問内容を把握し回答例を用意しておこう

介護職の面接対策は、介護系の仕事の面接でよく聞かれる質問を把握し、回答例を作っておくこと。回答例を用意し、繰り返し受け答えの練習をしておけば、本番の面接でも落ち着いて答えることができます。面接に失敗する原因として多くの学生が挙げるのが、「緊張」と「焦り」。面接は緊張するものですが、必要以上に緊張すると失敗します。事前に回答例を作成し、受け答えの練習をしておけば、緊張しても面接官の問いにはしっかり答えられるでしょう。

介護職への理解に関する質問例

以下に、介護職員の面接で実際に聞かれた内容を紹介します。紹介する内容を参考に対策として回答を用意しておきましょう。

■介護職を選んだ理由
■身内やボランティアも含めた介護経験
■介護経験の中で嬉しかったこと、苦労したこと
■介護という仕事をするうえで、最も気をつけていること
■利用者様とのコミュニケーションについての考え方

対策：経験に裏付けされた明確な回答をする

紹介した質問では、介護職に対する理解が問われます。ここで説得力を欠いた回答をすると、「この人はなぜ介護職の面接を受けに来たのだろう」と思われかねません。
自分の経験に裏付けされた、明確な回答を準備しておくのが最良の対策と言えます。先ほど紹介した質問の他にも、聞かれることを想定してみましょう。

志望先に関する質問例

続いて紹介するのは、志望先に関しての質問です。

■その施設／事業所を志望する理由
■職場を決める際、重視したこと
■当施設の運営理念／運営方針についてどう思うか

対策：志望先の理念や方針への共感を示す

施設や事業所によって、理念や方針はさまざま。企業研究を踏まえて、自分が共感できる志望先を見つけるのも対策と言えるでしょう。
また、面接官に聞かれることとして、「他に面接を受けている会社はありますか？」と聞かれる可能性があります。そこで「はい、○○を受けています」「職場の雰囲気を見て決めたいと思います」などとは、事実でも言わないのが賢明です。
企業が知りたいのは「なぜウチを選んだか」という部分です。それを伝えるためには、理念や方針を理解して共感を示しましょう。

介護職に対する熱意に関する質問例

質問で介護職に対する熱意も、よく聞かれることが多い質問です。下記に紹介しますので、面接管を納得させられる回答を予め用意しておきましょう。

■介護職に就くにあたっての取り組む姿勢、やる気
■体力に自信があるか
■資格取得（介護福祉士）に対する向上心の有無

対策：前向きな姿勢で熱意を伝える

介護職は体力的にきつい仕事として知られています。それを務め上げるには、努力や熱意が必要です。ある面接官が受験者に希望スキルを伝えると、「私にできるでしょうか」と逆質問されたそうです。
未経験の領域に対して不安を抱くのは当たり前。この受験生の逆質問からは、素直さや誠実さを感じますが、この時に面接官が期待していた回答は、「乗り越えたい」「成長したい」という前向きな姿勢です。面接官を不安にさせるような発言はNGです。

実際の面接評価シートで確認する

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、マナーや身だしなみ、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があります。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで、面接官視点を把握することができます。「面接評価シート」を無料で手に入れて、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

介護職の面接で聞かれる質問を把握して経験・スキル・熱意を宣伝する回答例を作っておこう

介護職員の面接で聞かれる質問例と、対策を紹介しました。介護職は人を相手にする繊細な仕事であるだけでなく、体力的にもハードで知られています。面接官も、介護職の業務を全うできる人間かどうかを面接で慎重に判断すると思われます。面接対策の事前準備をして、万全な体制で臨みましょう。こちらで紹介した例以外にも、質問で聞かれることを想定し、面接管を納得させる回答をいくつか用意しておくのをおすすめします。