2021年09月16日(木) 更新

就活で「死にたい」と思った自分を救う方法~体験談をもとに辛い就職活動の乗り切り方~

就活を辛いと思った学生は少なくない

※上記グラフの情報はキャリアパークが独自にtwitterアンケートを用いて収集した回答をもとに作成しています。

就活中に一番思ったことについて学生の皆さんにアンケートをとったところ、「辛い」と答えた方が最も多く全体の37%となりました。その反面「超楽しい!」と答えた方も全体の21%となり回答が大きく分かれました。この記事では就活がつらい、死にたいと感じる方に、そのような気持ちから自分を救う方法をいくつかご紹介していきます。

「死にたい」と思うぐらい就活が上手くいっていない学生は多い

あなたは今、就活に疲れて「死にたい」と思っているかもしれません。ですが、そんな気持ちを抱えているのは、あなた一人ではありません。多くの学生は就活が上手く行かなくて、「辛い」「苦しい」「死にたい」と考えてしまっているのです。 確かに就職活動は心理的にも体力的にも負担がかかるので、長く続けているとついつい負の感情が生まれてしまうこともあるでしょう。 「でも本当に死にたいわけじゃない。本当は生きて明るい未来を過ごしたい。」そんな風に多くの人は思っているはずです。 あなたをとりまく状況は確かに辛くて苦しいかもしれません。だからこそ、その状況を変えるために、少しだけ気持ちや環境を整理する時間を作ってみませんか?就活に対する気持ちや環境を変えていけば心の負担はだんだん少なくなるので、あなたの心体の負担をずっと減らせるはずです。

内定の有無が就活で死にたくなる原因になる

就活は辛いことや失敗の方が圧倒的に多いものです。就活の移動にかかる距離や時間で体力を消耗し、費用面でも学生にさまざまな心身の疲労をもたらします。面接で手ごたえがあった会社から不採用通知が届いてしまうと、落胆ぶりは他の人では理解できないくらいになってしまうでしょう。 また友人がどんどん内定を獲得してくと、自分だけが取り残されたような気がしてしまい、焦ってしまいます。そんな風にどんどん自分を追い込んでしまう人もいます。でもあなたがもしそうした気持ちを持っていたとしても、自己嫌悪をする必要はまったくありません。みんな同じような感情を抱えています。いつか内定を獲得して心に余裕が出来たとき、あらためて友達に「おめでとう」と言い直してみましょう。

将来が想像できなくなって就活で死ぬしかないと思ってしまう人も

どうしても学生は、ある特定の企業に入ることを目標としてしまいがちです。その企業のことを調べ尽くして、自分の将来と重ねながら大まかな人生設計を描いてしまう。そんな状況だと、その企業を落ちたときに自分の将来が想像できなくなり、「就活に失敗した」「死にたい」という気持ちを抱いてしまいやすくなります。就活の目標は特定の企業に設定するよりも、自分が望む生活を基準に設定したほうが就活をするうえで心の負担を軽く出来ます。たとえば、「安定していて自分の時間をとれる生活」「たくさん稼いで、いろんなものを買える生活」。望む生活はひとそれぞれあるかと思います。「望む生活を叶えられる会社」と目標を設定した方が、1社や2社落ちたとしても気にしすぎることはなくなります。就活では、自分が作り出したプレッシャーに押しつぶされてしまうことが多いです。できるだけ、自分でプレッシャーを作らない考え方にしていきたいですね。

就活で死ぬほど辛い経験をした学生の体験談

就活は努力が実らないと辛いことばかりで、ついつい落ち込みがちになってしまいますよね。しかし、多くの人が同じように「死にたい」と考えてしまうほど就活で辛い経験をしています。先輩たちが経験した体験談を読んで、他の就活生はどんな悩みを抱えているのかを知り、一緒に対策を考えていきましょう。

「50社以上から落ちて人格を否定されてる気がした」立正大学/K・S

体験談①

就活は誰よりも早く準備していました。スケジュールを調整しながら、たくさんの企業のインターンシップに参加し、面接で具体的なことを質問されても答えられるように誰よりも準備してきたつもりです。
しかし実際に就活をしてみても、合格の通知を受け取ることはなく、気がつくと50社以上の会社を選考落ちしていました。当初考えていた会社のレベルから相当落としても、内定を貰えることが無かったこともかなりショックでした。たぶん、就活は自分の人生で一番頑張った経験だと思うのですが、それが認められずに自分の人格を否定されている気さえしてしまいました。そのときあたりから「死にたい」と考えるようになりました。

「第一志望の会社の最終面接に落ちた」/T・W

体験談②

僕にはずっと前から行きたいと思っていた会社がありました。事前の準備はもちろん完璧に済ませていて、選考も1次面接・2次面接とスムーズに通過することもできました。その会社は大手企業だったので、周りの人からも羨ましがられることが多く、僕自身も浮かれてもう内定を貰ったかのような気さえしていました。保険のために受けていた企業を全部断ってしまったのも、今から考えれば軽率な行動でした。
第一志望の会社の最終面接を受け、自分のなかでは“手応え”を感じていたのですが、届いたのは一通の不採用通知でした。それから、目の前が真っ暗になってしまい、就活を続ける気力もなくなってしまいました。

「友達がみんな内定をとっていくなか自分だけ取り残された」/E・D

体験談③

就活のスタートは遅かったです。友達が企業の選考を受け始めていると知って、「自分もそろそろ始めるか」という思いで就活を始めました。
そこまでレベルの高い企業を受けるつもりはなかったので、自分の身の丈にあったところを選んでいたつもりでした。しかしそれでも内定を貰えることはなく、友達がどんどん内定をとっていくなかで、自分だけ内定をもらえない日々が続きました。
一番辛かったのはツイッターです。ツイッターを見ると、友達が「◯◯の内定とった」とつぶやいているのを見て、複雑な気持ちなりました。正直「自慢かよ」と思って、その人の事を嫌いになったこともあります。同じ大学に通う親友が内定をとったときも、素直に「おめでとう」と言えなくて、冷たい態度を取ってしまいました。そのときの友達の顔を思い出すたび、自己嫌悪で「死にたい」と考えるようになりました。

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あなたを必要としている企業はたくさんある

体験談を見ても分かる通り、就活で「死にたい」「辛い」と考えてしまうのは、企業から内定をもらえなかった場合がほとんどです。応募した企業に対して気持ちを入れ込んでしまえばしまうほど、その落胆は大きくなることと思います。自分が望んだ会社に行けないことは辛いことですが、就活ではもっと気持ちを切り替えて広く視野を取る必要があるでしょう。 “その企業でしか為し得ないこと”というのは意外と少ないものです。競合の会社でも同じような業務、待遇も同程度のところが数多くあります。そのなかには、絶対にあなたのことを必要としている会社があります。就活が一度失敗してしまうと、次を目指すのは難しいかもしれませんが、今を乗りきって4月から満足できる環境で働けるように、もうひと踏ん張りしてみましょう。

就活で落ちることは人間性を否定されたわけではない

就活に力を入れれば入れるほど感じてしまうのは、不採用となった企業から自分は「否定された」という気持ちです。面接官と上手くコミュニケーションをとれていたとしたら、その落胆も更に大きくなってしまうでしょう。
ですが、あなたが“ダメ”だから不採用になったというわけではありません。人事担当者が不採用を決める大きな理由は、会社の求める性格・スキルと方向性が違うためなのです。決して人間性を否定されたというわけではないので、落ち込みすぎる必要はありません。あなたのことを、本当に求めてくれる企業に出会えるように、説明会や選考会などで接触回数を増やしていきましょう。

いきなり人から評価されるから、気持ちがついていかないだけ

学生時代は、ほとんどの場合テストの結果で優劣がついていたかと思います。大抵の場合、勉強不足が原因なので、落ち込みはしても納得するまで時間がかからなかったかと思います。 しかし、就活の場合は書類選考や面接など、“決まった正解がない”審査でいきなり人から評価されるので、気持ちがついていかずに傷つきすぎてしまうことがあるのです。 一番重要なのは面接に慣れることです。しかし、何度やっても就活になれないという方は、面接官に過度なリスペクトをするのをやめてみるのも手でしょう。 というのも、自分が行きたい企業の社員や人事担当者は無条件で尊敬してしまうということはありませんか?憧れの会社に務めているというだけで、なぜだか眩しく見えてしまうものなんですよね。 就活で不採用になると、その憧れの社員たちから否定されたという気持ちになって、落ち込みすぎてしまうことがあります。憧れの企業に勤めている人と言っても、人間として大きな違いがあるわけではありません。「同じ人だ」という気持ちを強くもって、就活の雰囲気に飲まれないようにしていきましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るには、自己分析による自己理解が必須です。自己分析を疎かにしていると、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツール「My analytics」です。

My analyticsを使えば、質問に答えるだけであなたの強み・弱み・適職を見える化できます。
ぜひ活用して、就活を有利に進めましょう。

就活で「死にそう」と感じても自分の価値を下げちゃダメ

内定をもらえないと、「自分は劣っているのでは?」と考えてしまいがちですが、決してそんなことはありません。どの企業から落ちたとしても、それであなたの価値が変わることはありません。 それに、就活生も企業と同じことをしているのです。あなたかが企業を就職先に選ばなかったからといって、その企業の価値が落ちることなんてありませんよね?ある企業で不採用になってしまったとしても全く同じことが言えるのです。あなたの価値は、まったく揺らぐことがありません。

上場している企業だけが優良企業ではない

就活をしていると「優良企業に入りたい」という思いから、どうしても一部上場企業ばかりに目がいってしまうことってありませんか?そして、それが強い固定観念になって「一部上場企業以外は労働環境が整っていない」とさえ思ってしまうこともあるかもしれません。
もちろんですが、そんなことはありません。たとえば、日本一のホワイト企業として話題になった未来工業株式会社という企業がありますが、この会社も一部上場していません。しかし、残業は少なく年休も130日と、自分の時間を大切にしたい労働者にとってはかなり恵まれた環境になります。未来工業株式会社のことは数多い企業の中の一例ですので、探せばあなたを求めている優良企業は必ずあります。

就活を考えると死にたくなるなら一度ゆっくりと休むことも必要

就活を考えると思わず気分が落ち込み、涙が自然に出てきてしまう。こんな症状なら、一度ゆっくりと心身を休めることも大切になります。就活シーズン中に休むことは気分が落ち着かないかもしれませんが、1ヶ月ほど休んでも求人の総数は変わりません。 就活のことは一度頭から追い出して、新しい経験をしたり、本を読んだりする時間を作ってみましょう。そして、頭をすっきりとさせてからもう一度自分の人生を考えてみて下さい。きっと、休むまえとは違う考え方になっているはずです。

いますぐ誰かに話を聞いてもらいたいときはここで相談しよう

こころの健康相談統一ダイヤル

TEL:0570-064-556

公的機関が運営している電話相談となります。運用時間については、各都道府県で大きく違うので、以下のページを参考にしてみて下さい。

こころの健康相談統一ダイヤル

いのちの電話

TEL:0570-783-556(ナビダイヤル)

いのちの電話は日本いのちの電話連盟が運営しています。電話相談のほかにもメールを【用いたインターネット相談も行っているので、自分にあった方法で相談してみましょう。

いのちの電話

東京都夜間こころの電話相談

TEL:05-5155-5028

これは東京都福祉保健局が運営するものです。日中はなかなか電話出来ないという方に向けて開設されていますので、悩みを打ち明けてみましょう。

東京都夜間こころの電話相談

コーヒーハウス(新宿区)

コーヒーハウスは電話相談ではありません。心が就かれた人たちが集まって、互いに語り合う場となります。予約をする必要はありませんので、自分の好きなタイミングで訪れてみましょう。

コーヒーハウス

就活で死にたいと感じても「自分の価値」は下げないで!あなたにはまだまだ多くの可能性が広がっている

就活ではさまざまな原因が積み重なり、自分でも逆らえずに「死にたい」と思ってしまうことがあります。それは全くおかしなことではありません。就活は体力的にも精神的にも大きく消耗しますし、あなたの苦労はみんなが感じていることです。
就活で落ち込み過ぎないようにするには、就活の目標を自分の生活に寄せてみたり、面接官を余りリスペクトしすぎたりしないようにしてみましょう。そうすれば就活をしていても、過度に落ち込んでしまうことはなくなるはずです。
また、就活そのものを変えたいときは、就職エージェントに相談してみるのもいいでしょう。キャリアアドバイザーと二人三脚で就活を進めることで、心の負担を減らしながら内定にもぐっと近づけるでしょう。
そして、本当に就活が出来ないほど辛いときは、ゆっくりと自分を休めることも大切になります。自分の身体を一番大切にして、自分の将来の道を選んでみてください。

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