2021年10月12日(火) 更新

【メガバンクの年収】企業の比較・ランキングと30歳・40歳の年齢別推移

メガバンクは高収入だけど激務?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「メガバンクの収入に対してどのようなイメージがありますか?理由もあわせて教えてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • 収入以上に激務であるイメージがあります。
  • 有名だから、収入も多い
  • 高収入。実際に高収入な人を見たから。
  • 非常に高い 激務のため
  • 資格や勤続年数に応じて昇級度が高い

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「メガバンクの収入に対してどのようなイメージがありますか?理由もあわせて教えてください」

メガバンクは、就活生に非常に人気の高い志望先になります。収入に関してはどのようなイメージがあるのでしょうか?アンケート結果によると、就活生の多くが「高収入だと思う」「収入はあるが激務」といったイメージを持っているようです。 こちらの記事では、メガバンクの年収と企業ごとを比較したランキングをご紹介します!

メガバンクとは?

就職で人気ランキング上位には、いつも「メガバンク」と呼ばれる金融企業が名を連ねています。「メガバンク」には、どのような企業が含まれるのでしょうか。まず初めに、メガバンクを構成する都市銀行について知りましょう。東京・大阪などの大都市を中心に本店を持ち、全国に展開している普通銀行を「都市銀行」と呼びます。三井銀行、富士銀行、三菱銀行、協和銀行などがそれに該当するのです。これら複数の都市銀行の合併・吸収によって台頭したのが「メガバンク」と呼ばれる存在です。

現在は統合が進み三大メガバンクとなった

メガバンクの台頭の背景には1996年に橋本龍太郎元首相が具体化を指示した、銀行・証券・保険の相互参入の促進による日本版金融ビッグバンが大きな影響を与えています。その結果、銀行の再編・統廃合が加速。現在は三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行の三大メガバンクとして名を馳せています。この三大メガバンクの三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行にりそな銀行を加えて日本4大メガバンクを呼ばれるケースもあるので、知っておきましょう。

メガバンクでの仕事内容は?

メガバンクでの仕事は多岐に及びます。基本的に大半を占めるのが「営業」になりますが、メガバンク特有の仕事として「貸付業務」「為替業務」「預金業務」の3つがあります。
「貸付業務」では、資金を貸す業務です。多額の資金が必要な人・起業に向けて融資を行うことで発生する利息が利益となっています。「為替業務」は口座振り込みを代わりに請け負う業務です。電気・ガス・水道などの決済を行う業務になります。「預金業務」は口座への振込み・引出しを管理する業務になります。

メガバンクでの仕事は激務?

メガバンクでの仕事は一般的に激務といわれています。資格試験の勉強や、ノルマ達成への努力が必要となるでしょう。ボーナス査定や人事考査に影響してくる要素なので、しっかりとチェックしておきましょう。

メガバンクの離職率について知ろう!

メガバンクはかなりの激務だということを紹介していきましたが、離職率はどうなっているのでしょうか。メガバンクの離職率はやはり高めとなっており、3年で4割の同期がやめたというエピソードや、社員全体の離職率が6割を超えるという話も。社内でのライバル争いも激しく、難しい業務なので、精神が参ってしまう社員もいるそうです。メガバンクへの就職を考える際は、自分の体力と精神面のタフさを理解してからチャレンジすると良いでしょう。

メガバンクの初任給は?

メガバンクの仕事内容は激務ということを紹介しましたが、給与はどうなっているのでしょうか。特に、初めての給与「初任給」の額は気になりますよね。メガバンクの初任給は、キャリアパーク調べによると、どの企業も大きく変わらず、大学院卒で約240,000万円、学部卒が約205,000円となっています。他企業と比べると、少し金額が高めです。

金融業界の内定者ES集
業界大手内定者のESを参考にしよう!

ESを作るのが難しく、なかなか完成しない人もいるのではないでしょうか。そんな時は、内定を獲得した先輩のESを参考にすることがおすすめです。

「金融業界の内定者ES集」であれば、業界大手企業に内定した先輩のES例文を読むことができます。

三菱UFJ銀行、野村證券、東京海上日動と大手企業のES内容も知ることができるので、ぜひ読んでみてください。

学歴で初任給・年収は変動する?

メガバンクの採用基準は、学歴にも深い関与があります。高学歴なほど採用される確率は上がり、初期配属先や給与・年収にも影響が出るのです。今後のキャリアプラン構築の参考にもなりますので、どの程度左右されるかを知っておきましょう。

配属先に影響して給与が変動するケースがある

メガバンクに採用された場合、学歴や採用時の評価によって配属先が決定するケースがあります。給与額は配属先によって変動しますので、学歴によって初任給・年収の変動はあると考えて良いでしょう。地方勤務になった場合、本店より年収は落ちやすくなりますので、面接での評価は大事にして、よりよい結果を出せるよう尽力していきましょう。

年収の上がり方を知る!

初任給だけでなく、年収額も気になることでしょう。キャリアパーク調べによると、メガバンクの平均年収は約800万円となっており、基本的に他企業より良い収入が得られる業界です。また、メガバンクの年収は、年代によって大きく変化していきます。メガバンクでの年収の上がり方もチェックしていきましょう。

年功序列型となっている

メガバンクの年収は、基本的に年齢と共に上昇する「年功序列型」となっています。勤め続け、重要な役職を得ていくことで、給与が増えていく仕組みです。秀でた実績を出していなくても、耐えて勤め続ければ、いずれ年収が上がっていきますので、継続する努力が無駄にならない業界といえます。

メガバンクの平均年収ランキング

メガバンクの平均年収を、企業別に見ていきましょう。平均年収を企業別に知っておくことで、企業の順位付けがし易くなり、目指すべき企業が定めやすくなります。ランキング形式で掲載しますので、参考にしてみましょう。(キャリアパーク調べ)

メガバンク平均年収ランキング

1位 三井住友銀行 約900万円
2位 三菱東京UFJ銀行 約800万円
3位 みずほ銀行 約740万円

IR情報から見る企業情報

三井住友フィナンシャルグループ

• 住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1−1−2
• 電話番号:03−3282−8111
• 代表者名:宮田 孝一
• 設立:2002/12/02
• 市場:東証1部,名証1部
• 従業員数:29,495人
• 平均年齢:36.5歳
• 平均年収:8,300千円

三菱UFJフィナンシャル・グループ

• 住所:〒100-8330 東京都千代田区丸の内2−7−1
• 電話番号:03−3240−8111
• 代表者名:平野 信行
• 設立:2001/04/02
• 市場:東証1部,名証1部
• 従業員数:35,504人
• 平均年齢:37.8歳
• 平均年収:7,870千円

みずほ信託銀行

• 住所:〒103-8670 東京都中央区八重洲1−2−1
• 電話番号:03−3278−8111
• 代表者名:野中 隆史
• 設立:1925/05/09
• 市場:東証1部,大証1部
• 従業員数:3,332人
• 平均年齢:39.0歳
• 平均年収:7,090千円

三大メガバンク比較!

ランキングでは三大メガバンク(三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行)の平均年収差について紹介しました。次は、三大メガバンクのそれぞれの特徴や違いから比較をしてランキング上位の秘密や就活で有益な情報を獲得していきましょう。

三井住友銀行

三井住友銀行(SMBC)は採用時、就活生に対して平等な選考を実践し、どの大学出身であっても行きたい部署への配属希望を尊重してくれます。しかし、三井住友銀行(SMBC)は他の三大メガバンクに比べ、業務の達成ノルマが重視されるので、他の企業と比べ、厳しい企業ともいえます。

三菱東京UFJ銀行

1三菱東京UFJ銀行は、国際業務に特化した業態が特徴で、世界での活躍を視野に入れたキャリアアップをしたい就活生にはマッチしている企業といえます。三菱東京UFJ銀行は三菱とUFJという2行合併で業務を進行している銀行ですので、それぞれ社風の違いもあります。上司がどちらの企業出身かによって、支店の雰囲気が変わる可能性もあります。

みずほ銀行

みずほ銀行は、自治体業務が強い特徴あり、他2企業と比較すると堅実という点では控えめなところが特徴になっています。また、支店の数が多く、部署ごとのバランスもとれいます。中小企業や個人の取引が多いのも特徴の一つです。

一般職の年収は?

先ほど平均年収について共有しましたが、職務による年収の違いについても紹介していきましょう。まずは一般職の年収についてです。キャリアパーク調べによると一般職の年収は約360万円となっています。一般職は総合職と違い残業がなく、給与に残業代が付かないため、総合職より年収が下になるケースが多くなっているのです。しかし、他業界の一般職より、かなり高めな年収額を得ることができます。

総合職・営業職の年収は?

総合職の平均年収は、残業・ノルマなどがあることから、一般職に比べ高くなっています。キャリアパーク調べによると約800万円が総合職の平均額ですが、キャリアアップの仕方によっては、1000万円を超える年収を手にすることが可能になります。また、海外での活躍・躍進は非常に評価が高く、結果次第では、約1200万円もの年収を手にすることが可能になります。

年齢別でみる!30歳での年収推移は?

今度は、年齢別での年収推移について紹介していきましょう。キャリアパーク調べによると、新卒からの3年間で、年収はおおおよそ300万円~400万円になることが予想されます。そこから30歳までにかけて、500万円となり、30歳から上がり方が大きく変わって約800万円となるのです。やはりメガバンクでは、30歳での年収上昇が大きいので、ここまでのキャリア形成をしっかりとしていくことが肝要といえます。

年齢別でみる!40歳での年収推移は?

30歳までの年収推移を紹介しましたが、40歳からどう変化していくでしょう。キャリアパーク調べによると、先ほど紹介した年収1,000万円以上は、ここから本格的に現実味を帯びていきます。ノルマをこなし、平均的な働きをしていけば、年収1,000万円を超える可能性は高いでしょう。40歳を超えることで年収が1,000万円になる可能性は高いですが、ここからが難しく、年収1,500万円~2,000円に達するには、より多くの実績・結果が必要となっていきます。

課長・支店長の年収

役職ありきでの年収はどうなるでしょうか。キャリアパーク調べによると、課長・支店長クラスであれば、約700万円~840万円の年収がもらえるでしょう。しかし、このクラスは上と下からの意見を受け止めなくてはならない状況で、業務の円滑な進行や協力して行う仕事などで支障が出やすい時期となります。常に職場の空気を気にする必要のある仕事内容であるといえます。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

頭取・役員の年収

長く勤めれば勤めるほど年収が上がりやすくなるネガバンクですが、頭取・役員の年収はどうなっていくのでしょう。キャリアパーク調べによると三菱東京UFJ銀行の平均年収は約6,300万円、三井住友銀行の平均年収は約4,400万円、みずほ銀行の平均年収は約2,600万円となっており、企業でそれぞれ報酬額が大きくことなっています。社員の平均年収・給与と役員の報酬は比例していないことを覚えておきましょう。

メガバンクの年収は高め!業界研究マニュアルも活用して情報収集しよう

メガバンクは、複数の都市銀行の合併・吸収によって台頭した複合企業です。メガバンク特有の仕事として「貸付業務」「為替業務」「預金業務」の3つが挙げられます。
また、下記の業界研究マニュアルも活用しましょう。キャリアパークで無料ダウンロードできる下記の資料は、銀行業界の課題と動向や業績の推移、給与、福利厚生など、多くの情報が掲載されています。とくに、「メガバンクで働きたい」というみなさんは、必見です。しっかり業界研究をおこない、ほかの就活生に圧倒的な差をつけましょう。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント