2019年10月15日(火) 更新

【建築業界の年収ランキングTOP20】市場規模や現在抱える問題についてもまとめて大公開

年収ランキングを参考にするかは就活生によって異なる

キャリアパーク会員の就活生を対象に「年収ランキングは応募先企業を選ぶ際に参考にしますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • いいえ
  • 多少参考にする。
  • あまりしない

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「年収ランキングは応募先企業を選ぶ際に参考にしますか?」

年収ランキングを応募先企業を選ぶ際に参考にするかは、就活生によって異なるということがわかりました。「多少参考にする」という意見もあれば「あまりしない」と就活生もいました。仕事に求めるものにはさまざまな基準があるので、年収にこだわる人もいればそうではない人もいます。この記事では、建設業界の年収ランキングTOP20をご紹介していきます。

建設業界の現状

まずは、建設業界全体の現状について確認しましょう。建設業界全体での平均年収や売上などの細かい数字を紹介します。建設業界全体での平均年収を知る事で、建設業界の中でもどの企業に入社するかの参考になると思います。建設業界を年収だけで就活の基準にするわけではありませんが、就活において年収は重要な要素となります。

建設業界の市場規模と概要

業界動向サーチドットコムにおける建設業界の基本情報(平成25-26年版)では、以下のようになっています。

業界規模:15兆1,956億円
経常利益計:4,452億円
売上高純利益率:+1.9%
過去5年の伸び率:-1.1%
総資産額:14兆4,175億円
労働者数:109,423人
平均年齢:43.9歳
平均勤続年数:17.6年
平均年収:638万円

建設業界には深刻な人手不足の問題がある

建設業界はここ数年間は売り上げを伸ばしていくと思われていますが、その反面、人手不足が無視できないところまできているようです。建設業界はこの20年間は縮小の一途を辿っており、建設投資は当時のピークから半減、リーマンショック後の就業者は15年間で約180万人が離れていきました。そういう影響やIT文化などの仕事幅の増加もあり、建設業界内での若者離れはとても深刻です。就業者の3分の1が55歳以上なのは、厳しい現状だといえるでしょう。

この建設業界の人手不足は、大手ゼネコンの技術者から下請けが抱える技能労働者まで、ありとあらゆる職種に広がっている問題でもあります。就活で建設業界も視野に入れているなら、この点をしっかり知っておくべきです。では、そんな建設業界の年収ランキングを見ていきましょう。

建設業界の年収ランキング

建設業界全体の平均年収については上記で紹介しましたが、就活では建設業界の各企業の年収も気になるところですよね。年収は就職をする上で必ず確認していただきたい項目です。年収だけが就職先の決め手とはなりませんが、就職をするなら年収は切っても切り離せません。ここでは建設業界の年収ランキングを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ランキングによると年収は高め

建設業界の上場企業および従業員千名以上の非上場企業183社の調査結果を、年収リサーチで見ていきましょう。以下は、建設業界に勤めている30歳の社員の年収ランキングです。

1位:千代田化工建設:706万円
2位:大東建託:650万円
3位:日揮:637万円
4位:中外炉工業:623万円
5位:大和ハウス工業:614万円
6位:前田道路:587万円
7位:大林組:583万円
8位:大成建設:581万円
8位:明豊ファシリティワークス:581万円
8位:大気社:581万円
11位:住友林業:575万円
12位:鹿島建設:572万円
13位:日本電技:570万円
14位:ミサワホーム:568万円
15位:東葉エンジニアリング:563万円
16位:NIPPO:560万円
17位:新日本空調:558万円
18位:清水建設:557万円
19位:ナカボーテック:544万円
20位:きんでん:541万円

上位20位までの建設業界の年収ランキングは、このようになっています。ゼネコン社員の年収は、他の業界に比べても高めといえるでしょう。とくに、大手ゼネコン社員の年収は驚くほど高いです。年により変わりが出るのは当たり前ですが、ゼネコン大手五社の1つ「鹿島建設」は、年収が900万円台半ばもあり高めといえます。また、他のスーパーゼネコンや大林組、清水建設や竹中工務店、大成建設も鹿島建設と大差ない年収です。建設業界自体の年収が高くなる理由としては、公共事業での公的な資金の投入などが挙げられます。

どんな企業があるのか知ることも一つの選択

まずはどんな業界があり、業界ごとにどんな特徴があるのか知るのも一つの手です。自分の求めている企業の特性を知ることで職業選択の幅も広げることができるでしょう。業界マップでは、就活生に人気の高い21業界200社以上の情報を一気に読むことができます。この機会に無料でダウンロードし、業界理解に役立てましょう。

建設業界の年収ランキングを就活に活かそう

今回は、建設業界の企業の年収ランキングをご紹介しました。大手ゼネコンなど、建設業界は年収が高いからといって、就職が難しいわけではありません。これは、就活生にとっては嬉しい話しでしょう。ただし、だからといって建築業界・建設業界でも就活が楽に進むわけでもないのです。建設業界への就職を考えた際は、ぜひここの建設業界の年収ランキングを参考にしてください。

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