アクチュアリー試験の難易度と候補生の主な就職先

アクチュアリーの仕事内容を知っている就活生は少ない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「アクチュアリーの仕事内容を知っていますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「アクチュアリーの仕事内容を知っていますか？」

アクチュアリーの仕事内容を知っている就活生は少ないことが、アンケートの結果から分かりました。仕事内容を知っている就活生もいますが、そもそも「アクチュアリーって何？」という人が大半を占めています。そんなアクチュアリーの資格取得試験はどうなっているのでしょうか？本ページでは、アクチュアリー試験の難易度と主な就職先を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分は専門職に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、専門職の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか？

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。
My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、自分の強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分が専門職に向いているタイプか、診断してみましょう。

アクチュアリーは数理的手法で保険料などを算出する専門職

アクチュアリーとは確率論や統計論といった数理的手法を活用して危険率や保険料などを算出する専門職です。近年では年金分野にも進出してきているので、就職先も広がると予想されています。ただし、その専門性から資格の難易度は非常に高いと言えるでしょう。アクチュアリーの取得を目指すなら、先に就職する人がほとんどです。

資格を取得して正会員になる必要がある

アクチュアリーになるには、公益社団法人日本アクチュアリー会が行っているアクチュアリー試験に合格し、会の正会員となる必要があります。年齢制限はありませんが、4年生大学における3年生以上から受験が可能です。試験内容としては5科目から成る1次、2科目から成る2次で構成されており、1次では5科目全てに合格する必要があります。

アクチュアリーの難易度は1次試験合格に5～10年要するほど

アクチュアリーの1次試験は数学・生保数理・損保数理・年金数理・会計経済投資理論の5科目で構成され、それぞれについて合格する必要があります。一度に全て合格する必要はないので、毎年1科目ずつ合格を狙っていくと良いでしょう。就職した後でも大丈夫です。1次に合格すると準会員の認定がされますが、準会員になるには5～10年の期間を要するとも言われるほど難易度が高いです。これが就職を先にしてアクチュアリーを目指す理由だと言えるでしょう。

就職先によっては補助や昇給がある

アクチュアリーに合格するには、長い時間がかかるので、大学在学中に準会員を目指し、将来アクチュアリーの資格を活かせる会社への就職活動を行っておくと良いでしょう。企業によっては資格対策講座の受講費に一部補助が出たり、合格科目数に応じて昇給があったりと支援をおこなっている会社も存在します。したがって、先に就職をしてアクチュアリーを目指すと良いでしょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

アクチュアリー候補生の主な就職先は生命保険会社や信託銀行

アクチュアリー候補生の主な就職先としては生命保険会社や損害保険会社、または信託銀行などの金融系、監査法人やコンサルティング会社、各省庁となります。アクチュアリーは数理業務のプロフェッショナルとして社会的信用性も非常に高く、リスクマネジメントの観点からも専門性の高い企業への就職が有利となるでしょう。就職先はアクチュアリー資格に関して、サポートをしてくれるところを選ぶのがおすすめです。

アクチュアリーの将来性は高い

アクチュアリーの将来性としては、求めている企業数に対してアクチュアリーの人数がかなり少ないため、就職に困ることはないでしょう。大手企業に就職し、将来的には独立して事務所を構えるなど、多岐に亘ってキャリアプランを考えていける職業だといえます。難易度が高くて、就職は保証されているようなものなのでぜひ挑戦してみて下さい。

アクチュアリー試験の難易度は高いので保険会社や金融系に就職して合格を目指そう

アクチュアリー試験の難易度と、候補生の主な就職先について紹介しました。アクチュアリーは非常に将来性が高い仕事ですが、1次試験突破にも5～10年を要するほど難易度が高い試験です。したがって、先に就職する人がほとんどだと言えます。主な就職先は金融系・保険会社・コンサルなどです。就職先によっては補助などがあるので、積極的に利用しましょう。