2019年12月25日(水) 更新
就活生に求められる能力とは|アピール方法や例文付きで紹介
目次
社会人になる前の就活生に求められられる能力とは
就活では自身が持っている能力を、企業で活かせることをアピールして内定を目指します。
しかし、企業側として即戦力となる能力を学生が持ち合わせていることは少ないでしょう。では、企業の採用担当者が就活生に求めている能力とはどういったものでしょう。
就活で見る能力は、資格やスキルだけでなく、人柄などの要素も合わせた総称としているケースが多いです。
人柄は学生時代の経験を経てつくられていることが多い
よく就活の場で人柄や人となりをアピールすることがありますが、この人柄は、大体が学生時代までの経験を経て作られます。
特にそれ以前の就職経験がない新卒の採用では、この人柄や人格という部分を評価対象にする場合が多く見られます。企業によっては、この人柄を重視する場合もあります。
人柄や人となりというのは、将来企業で就職後にどのように振る舞うかにも関わってきます。その後の企業での成長にも影響するので、採用にあたって意識する企業が多いでしょう。
この点から、就活の際は企業に「将来企業にとって利益を生む社員になるだろう」と思われる人柄であることを、積極的にアピールできるようにしておきたいものです。
就活生に求められる能力とは
求められる能力①:コミュニケーション能力
円滑に仕事を進めるためには、コミュニケーション能力が欠かせません。コミュニケーション能力とは上手く話す力、話し続ける力だと思っている就活生が多いですが、実は違います。
コミュニケーション能力は「話す力」「聞く力」「読む力」の3つを意味します。もっとも重要なのは話す力ではなく聞く力であり、相手からの質問や要望に的確に答えるために必須です。
求められる能力②:論理的思考力
論理的思考力とは、筋道を立てて物事を考え、論理的に考える能力を意味します。
上司や顧客に対して、相手が納得するような説得をしたり、問題の解決策を考える際に必要です。論理的思考力を向上させることで、プレゼンテーション能力や文章作成など、他の能力の向上につながります。説明や文章が論理的であるというのは、強みになるのです。
求められる能力③:主体的行動力
主体的行動力とは、自分から考えて、積極的に取り組む力を意味します。言われたことをやるのはアタリマエのことであり、ひとつのことを伝えると、それに付随することを自ら考え行動する能力が必要です。
主体的行動力は、社会人になったら自然に身につくものではありません。社会人になっても、言われたことはするが、言われていないものに関してはやらない、声をかけるまで何もしない人はいます。
この能力も学生時代の経験などから身につくものです。入社後の研修やマネジメント工数を考えると、主体的行動力の備わった人は企業の採用担当者が求める能力といえます。
求められる能力④:問題解決力
問題解決力とは、直面した問題の解決策を考える力を意味します。就活生に限った話ではなく、ビジネスシーン全体で問題解決力に欠ける人が多いと言われています。
問題解決力を身につけるには、問題を解決するためのプロセスを知り、実行する必要があります。問題解決のプロセスは以下の通りです。
手順①:問題の本質を把握する
手順②:解決策を考える
手順③:解決策を実行する
問題を解決したエピソードは採用選考で非常に役立つので、問題に直面したときは、このプロセスを実行してみましょう。
求められる能力⑤:ストレスコントロール力
ストレスコントロール力とは、ストレスを我慢する力ではなく、ストレスの発生源に対応する力を意味します。
ストレスの原因を解消したり前向きに考える、楽観的に考えるなど、ストレスをコントロールする方法は複数あります。ストレスの原因に対してどう対処し、仕事をするかが重要なのです。
企業から求められる能力をアピールするときの注意点
アピールする能力は1点に絞る
自身の強みは、自己分析をおこなっていると複数出てくることもあることでしょう。
企業の求める人材に一番マッチする能力をアピールするのが就活では重要ですが、実際にアピールに使う場合は、できるだけ能力を一点に絞るようにしましょう。
というのも、いくつもの能力があるとアピールしてしまうとそれぞれの印象が弱まってしまうのです。能力があることをアピールするのは重要ですが、自身がどういった人材であるか伝わりにくくなってしまうと、本末転倒です。
自己分析の結果を活かすことを考えれば、企業の求める人材についてしっかりと調べたうえで、その人材の要素に一番近いものやマッチする能力を一点絞り込みましょう。
ストーリーや結果ではなく考えを具体的に記載する
自己PRの際はエピソードを説明したり、能力を活かした結果についてまとめたりなど、文章作成として意識すべき流れが存在します。
その中で一番重視してまとめたいのが、エピソードなどから導き出される、自分自身の就職後への考え方になります。エピソードや結果というのは、この考えを支持し、補強する要素です。
自身の能力をアピールする際、しっかりと考えておきたいのが企業での能力の活かし方や自身の考え方なのです。
その点を押さえた上で、まずは自己PR作成前に自身の就職への考え方を、しっかりとまとめておきましょう。具体的なエピソードで補強することで、自分の考えを伝えられます。
能力をアピールする例文
例文①
主体的行動力の例文
私は常に「自ら動く」ことを意識して行動できます。
学生時代のアルバイトで社員の手伝いをおこなうことがありました。仕事自体が通常のアルバイト業務よりも難しいものでしたが、私は率先してサポートに入り、業務を学ぶようにしました。結果としてアルバイト用マニュアルを作成することができ、その後の業務改善につながりました。
御社に就職した際も、困難な業務に積極的に参加し、その後に結果として残していけるように率先して行動したいと思っています。
例文の内容では、自分の経験を元に積極的な行動でアルバイトの仕事が改善したエピソードを語っています。
このように、具体的なエピソードを述べることで行動力のイメージがしやすくなるでしょう。
例文②
問題解決力の例文
私は小さな課題に目を配り、解決する問題解決能力を持っています。
私は学生時代に塾講師を経験し、その際子どもそれぞれにサポートすべき細かい部分があること、それが自分も子どもの頃してほしかった部分であることに気付きました。
それからは、専用に時間を作るようにし、勉強のサポートだけでなく精神面・行動面のフォローをあわせておこない、それが結果的にフォローした子どもの学校生活の改善や成績の向上につながりました。
この経験を元に、細かな改善点に目を配り企業の業務向上につながる行動を進んで取りたいと思っています。
能力がどのようなものかを詳細に語ることは、明確に能力をアピールするのが大事です。問題解決のために細かい課題に目を配り、実際に解決につなげたエピソードによって、能力についてより説得力が高まります。
企業から本当に求められる能力を把握して効果的にアピールしよう
企業が求める能力と、就活生が求められると考える能力にはギャップがあっては、せっかくのアピール文も効果がありません。
企業から本当に求められる能力を把握し、採用担当者に刺さるアピールを考えることが就活を成功させる秘訣なのです。
求められる能力、すなわち社会人基礎力は学生時代に自然と身につけてられたものも大きいですが、新たに意識して身につけることも難しくはありません。
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