大和ハウス工業を受ける就活生が必ず知るべき業務内容と労働時間

大和ハウス工業の労働環境について①：業務内容

大和ハウス工業の労働環境について、最初に業務内容ですが、大和ハウス工業は住宅のみならず、ショッピングセンターやオフィスビル等、多岐に渡って業務を展開している企業です。
大和ハウスグループでは、戸建住宅や賃貸住宅、マンション、住宅ストック、商業施設、事業施設をコア事業に展開しています。また、リゾートや都市型ホテル、ホームセンターの経営などの事業にも力を入れています。最近は新規事業として、環境エネルギー事業やロボット事業、農業事業、海外での事業などにも積極的に参入しているようです。29年度3月時点での売上高は約2兆円で、経営利益は約2千億円と、前年同様、利益を伸ばし続けているといえるでしょう。

ヒアリングをしてから完成した住宅を引き渡す

住宅業界の中で売上高1位を誇りながら、「人・街・暮らしの価値共創グループ」をという企業理念を掲げているのが、大和ハウス工業です。基本的には総合住宅展示場に来場されたお客様に対して、自社のモデルハウスを案内しながら、お客様の理想の住まいへの要望をヒアリングし、間取りやパース、建物見積もりを提案します。契約となった後は、家の間取りを建築基準法や自治体ならではの法規に則って、正式な図面を作成し、現場の大工さんを指揮しながら、完成した住宅を引き渡すのです。
そんな大和ハウス工業の仕事は、総合職（営業系）・総合職（技術系：設計・施工部門）・総合職（技術系：設備・生産部門）・事務職と職種が分かれています。もちろん職種別で業務内容が異なりますので、それぞれ把握しておきましょう。

各職種の業務内容を徹底理解

希望したい職種があれば、面接時に採用担当の人事に伝えることで、配属される可能性が高まります。大和ハウス工業の職種は、どれも家作りに欠かす事ができない重要な役割を担いますので、よく理解しておきましょう。それでは、大和ハウス工業の職種別業務内容を説明します。

◆総合職（営業系）
大和ハウス工業の総合職（営業系）の業務内容は、基本的にはモデルハウスの案内をしながら、お客様の家づくりの要望をヒアリングし、理想となる間取りや見積もりを提案します。お客様に十分大和ハウス工業の魅力が伝わった段階で、契約となるのです。こういった、いわゆる営業としての役割を、総合職（営業系）は業務内容としておこないます。

◆総合職（技術系：設計・施工部門）
大和ハウス工業の技術系総合職の業務内容に関しては、契約後に建築法規の基準に違反していないか、図面チェック・修正をおこなう設計職の役割と、着工・上棟・竣工にかけて大工さんや業者に指示を出したり、工程を組む施工管理の役割があります。どちらも、営業職が契約を取った後、仕事が回ってくる業務内容になります。

◆総合職（技術系：設備・生産部門）
大和ハウスの総合職（技術系：設備・生産部門）の業務内容は、基本的に、自社技術の開発や設備商品を生産していく役割になります。いわゆる大和ハウス工業のブレーンとしての業務を担っているので、会社の将来性を拡大していく業務内容と言えるでしょう。

◆事務職
大和ハウス工業の事務職の役割は、言葉通りですが、営業分門や施工・設計部門の業務的サポートとなります。事務所ごとの採用となるので、一つの住宅展示場の動きやフローの把握が不可欠になるでしょう。

ハウスメーカーの中でも最大手企業となる大和ハウスでは、全ての職種が清潔感や規律を重んじているといえるでしょう。住宅展示場ではよく「設え」として様々なイベントをおこなっていますが、大和ハウス工業に関しては、いわゆる高級志向を貫いている企業とも言えます。そのため、社員全体が自信をもってお客様に接している様子がうかがえるのです。そういった点を考慮して、自分に適していると思った人は、大和ハウス工業で働くことが向いているでしょう。

大和ハウスをとりまく業界研究をする

住宅業界で働きたいという就活生は、住宅業界の仕組みや課題などについて知っておく必要があります。住宅業界の業績シェアを把握することも大切です。各企業の売上高や営業収益について把握しておきましょう。そこでおすすめなのが「建設・住宅業界大研究Book」です。各企業別に事業内容や求める人材、そして志望動機例も紹介しています。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

就活生の多くは「8時間労働」が理想的だと感じている！

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思う理想的な労働時間とその理由を教えてください！」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月21日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「あなたが思う理想的な労働時間とその理由を教えてください！」

就活生の多くは、8時間労働が理想的だと思っていることが分かりました。「毎日約8時間、体力が持つだろう時間だと思うから」「8時間。集中力が切れない程度の時間が良い」など、仕事は疲れますが、ちょうど体力や集中力がもつ8時間がベストだと感じているようです。逆に時間が短すぎると、仕事をしているという実感が湧きづらいのでしょう。

大和ハウス工業の労働環境について②：労働時間

大和ハウス工業の労働時間は、職種によって異なります。大まかに分けると、原則9:00～18:00、8:00～17:00、10:00～19:00のいずれかです。この勤務時間に関しては、部署やエリアによって異なるといえるでしょう。また、みなし残業制度が設けられているので、実際の労働時間や残業時間とは異なる可能性はあります。
大和ハウス工業は、定時に帰社できる日ばかりが続くとは考えにくいです。ターゲットである一般のお客様の中には、平日の仕事終わりにしか打ち合せできない、という方もいるでしょう。そうなると、定時過ぎに業務をおこなう事もないとは言い切れません。お客様は理想の住まいを作ろうという考えがあるので、密に話し合いがおこなわれることが多いのです。そのため、長い時間をかけて話し合いをすることも、珍しくないのです。

大和ハウス工業は休暇制度も充実している

大和ハウス工業の休日制度ですが、年間休日123日：完全週休2日制(土・日、ただし住宅系は火・水または水・日)となっています。また、祝祭日、年末年始休日、夏季休日、年次有給休暇(10～20日)、その他の休暇（ボランティア休暇、家族の看護休暇、慶弔休暇等）、夏季、年末年始、有給休暇、慶弔休暇などの多くの休暇制度が充実しています。休暇制度はしっかりと完備されていると言えそうです。
年次有給休暇制度やその他休暇制度は事前申請が重要なので、会社規定を把握してから申請しましょう。申請すれば、基本的に休暇が適用されます。しかし、前述したとおり、お客様の打ち合わせやスケジュール次第で、休暇の取得状況は異なるものです。その点を、しっかりと覚えておいてください。

大和ハウス工業の労働環境について③：残業時間

最後に、大和ハウス工業の残業時間を見ていきましょう。大和ハウス工業の残業時間も、職種によって異なります。大和ハウス工業の平均残業時間は、月32時間程度です。この数字はあくまで平均ですので、それ以上の人も以下の人もいます。入社前に、自分が配属される職種がどのくらい残業しているのか、確認しておくと良いでしょう。

新入社員は労働時間外の勉強が結果につながる

住宅業界で働く人には、労働時間外に自社の家づくりや他社研究、HEMSなどの先進技術等の勉強をする人が多いようです。未経験者の多い住宅業界では、学ばなければいけない分野が大変多いといえます。特に新入社員にとっては、見積もりのシステムという初歩から理解する必要があるので、こうした勉強時間が大変重要といえるでしょう。住宅業界で頑張ろうと決意している新入社員にとっては、勉強する時間が社会人としての基盤をつくるともいえるのです。

大和ハウス工業の業務内容はお客様のフォローが中心！労働時間は職種によって異なる

大和ハウス工業の業務内容と労働環境、残業時間などをご紹介しました。就活生は、この業務内容や住宅業界の指針、労働環境を知り、住宅業界にエントリーしましょう。大和ハウス工業の業務内容は、お客様に理想の住宅を提供することが中心で、その為に必要な職種がそれぞれ分かれています。大和ハウス工業の残業は少ないとは言えませんが、お客様の家づくりに情熱がある人は、楽しくやりがいを持って働ける職場環境であるといえるでしょう。
大和ハウス工業は、売上高1位の業績を残している国内最大手の住宅メーカーです。住宅業界を見ている就活生にも大変人気がある企業なので、ぜひ前向きに選考を検討してみてください。