2018年03月19日(月) 更新
【2017年卒の就活費用事情】知っておきたい内定獲得までにかかるコストの内訳|とっておきの節約術もご紹介!
目次
就活は思っている以上にお金がかかる
就職活動では、就活生それぞれが進みたいと思う企業の入社を目指して、さまざまな選考を受けていきます。なかには地元を出て、都市部や地方で働きたいと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、それらの活動が多くなってくると気になってくるのが、それにかかってくる費用です。額面で見れば大したことのないものであったとしても、塵も積もれば山となるので注意しておかなければなりません。
この記事では就職活動にかかる費用に焦点を当て、先輩たちが活動を追えるまでにどれだけのコストがかかったのか、どのようにそのお金を出しているのかなどについてまとめてご紹介していきます。また併せて、何にお金がかかっているのか、そしてなるべく費用を抑えるための節約術についても解説していきますので、就活をなるべく安く済ませたいという方は参考にしてみてください。
2017卒者が就活で使った費用の平均は161,215円
マイナビサポーターズの調べによると、2017卒者の就活費用は全国平均で161,215円という結果になっています。毎年よく聞くのが、「思ったよりも費用がかかった」「こんなにお金がかかるとは思わなかった」など、就活にかかる費用の高さに驚く声です。
前年度の就活生と変わらない金額
過去の就活生が使った費用の金額を見てみましょう。
就活生が使った費用
- 2011卒……約17万円
- 2012卒……約16万円
- 2013卒……約15万円
- 2014卒……約16万円
- 2015卒……約15万円
- 2016卒……約16万円
就活にかかる費用は毎年変動していますが、変動する幅は約15万円~17万円の間で安定しているといえるでしょう。四国や九州・沖縄地方は交通費や宿泊費がかかるため、20万円を超える場合もあります。
早いうちから就活費用を貯めておく必要がある
前の見出しでも触れたように、就職活動には平均で15~17万円程度、地域によってはそれ以上かかってきます。この数字は学生にとって、決して小さいものと言えるようなものではないのではないでしょうか。そのため、早いうちから就職活動用の費用として、ある程度のお金を貯めておく必要があります。
もちろん、活動と並行してアルバイトをして賄うということも可能ではありますが、そうしてしまうと急なお金に対応できなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。潤沢な資金は、自らの活動の選択肢を広げるための燃料の役割を果たしてくれますので、なるべく早いうちから積み立てておくようにしましょう。遊ぶのも大切ですが、将来のためにお金を残しておくのも重要なことなのです。
就活にかかる費用の内訳
就活にかかる費用の平均金額について説明しましたが、なぜこのような金額になるのでしょうか。内訳を知り、就活にかかる費用をおおよそ計算しておくと困ることはないでしょう。以下では、就活費用の内訳について詳しく見ていきます。
費用内訳①:スーツや鞄・靴
費用の内訳として真っ先に考えられるのは、スーツや鞄・靴などの衣類や小物です。就活をするにあたって、必ず購入しなければならないアイテムとなっています。また、それなりの値段がするスーツや特に靴などは傷みやすいため、そこに費用をかける就活生は多いといえるでしょう。
費用内訳②:美容室代
意外と知られていませんが、美容室代も費用の内訳として考えられます。就活中は、髪型も整えておかなければなりません。髪は、面接で第一印象を決定づける要素でもあるのです。伸びっぱなしや色が派手な場合などは、カットしてもらったり黒に染めたりした方が印象はよくなるでしょう。
費用内訳③:交通費・宿泊費
住んでいる地域によっては一番かかる費用かもしれないのが、交通費・宿泊費です。地方から都市部への就職を考えている場合は、面接会場までの移動手段として飛行機や新幹線を使う方も多いのではないでしょうか。LCC(ローコストキャリア)などが出てきたため以前よりも安くはなってきていますが、それでも宿泊費と合わせると高額になりがちな費用の1つです。
費用内訳④:飲食代
業界によっては、セミナーや説明会などでのランチが頻繁にある会社も存在します。ランチ代を会社が負担してくれるなら良いのですが、自分で支払う可能性も。面接前などの時間つぶしでカフェやコンビニに寄り、ちょっとした飲食を購入する経費は減らせます。その分、ランチ会の費用として残しておきましょう。
費用内訳⑤:書籍代
就活では、SPIや面接対策などで書籍を購入する機会も多いでしょう。1冊あたり1,500円ほどなので、何冊も買うと大きな出費になります。書籍はネットの記事やサイトよりも詳しく書かれてあるため、「気付けば1万円近く買っていた」という人もいるのではないでしょうか。
費用内訳⑥:履歴書・証明写真代
就活では、履歴書や証明写真にもお金がかかります。書き損じした時や、追加で受ける企業が決まったなど、思いがけないところで必要になるのです。履歴書は多めに用意しておいた方がよいでしょう。
履歴書に貼る証明写真は、写真館で撮ってもらうのがベストです。使い回しができるように、現像だけではなくデータに落とすこともできます。スピード写真よりお金はかかりますが、履歴書で印象を残すためにも写真館で撮ってもらいましょう。
就活費用の捻出方法とは?
就活にかかる費用の負担は大きく、多くの就活生を悩ませています。就活の費用は、就活生自身が全額を負担するのが一般的なのでしょうか?高額な就活費用を全額負担すると、金銭的に非常に苦しくなります。就活中は忙しく、アルバイトをできない人がほとんどのはずです。では、就活費用は誰が負担するケースがもっとも多いのか、見ていきましょう。
アルバイトから捻出する人が多い
ほとんどの就活生は、それまでしていたアルバイトで貯めたお金から捻出しています。1年生の頃からアルバイトをしていて、生活費の他に就活費用を貯蓄している人もいるのです。中には就活をしながらアルバイトをする人もおり、自分でまかなおうとする姿勢がみられるといえるでしょう。
親族からの支援を受ける人もいる
もちろん、親族からの支援で就活費用をまかなう人もいます。15~17万円という金額を思うと、申し訳なく感じる人もいるかもしれません。しかし、あくまでも学生のため、親族を頼るのは仕方のないことだといえます。その分、就職して働き出したら親孝行や恩返しをしっかりしていけば問題はないでしょう。
就活にかかる費用の節約術をご紹介!
ここまで就活費用について見てきましたが、どこかで節約することは不可能なのでしょうか?実は、就活が終わってから「無駄遣いが多かった」と後悔する人は多いです。就活費用は、工夫次第で押えられます。どのような節約方法があるのでしょうか?
衣類や小物代:先輩や知り合いに借りる
スーツや靴・カバンなどの小物類の費用を抑える節約術としては、先輩や知り合いに借りる、もしくは譲ってもらうということが挙げられるでしょう。とくにネクタイや靴、カバンについては、時代によって流行があるというわけではありませんので、借りたものでも使いやすいです。採用担当者も、それが借り物であるかどうかなどを逐一確かめるわけではありませんので、自分の好みのデザインなのであれば安心して使うことができます。
就職活動で小物が必要になるのは一定の期間だけです。ただし一方で、スーツに関してはきちんと見えるサイズ感が人によって異なりますので、借りることが必ずしも良いことではないということには注意しておきましょう。
交通費:できるだけ1日で複数社回る
疲れるから1日に訪問する会社は1社だけ、と決めている就活生もいるでしょう。しかし、これでは交通費がかさみ続け、無駄な費用となってしまいます。説明会や面接は、1日のうちにできるだけ複数の会社を回るよう、予定を調整してみましょう。また、新幹線やJR線を利用する人には、学割の利用がおすすめです。特に新幹線代は高額になるため、早めの準備が必要になります。利用前に確認してみてはいかがでしょうか。
交通手段として飛行機を利用するなら、格安航空券を探してみてください。座席は狭くなりますが、LCCを利用するのもいいでしょう。学生限定のマイルカードもあるので、上手く活用すると、経費削減につながります。
飲食代:コンビニやカフェを避ける
就活中、時間をつぶすためにコンビニやカフェに立ち寄った経験は誰にでもあるでしょう。しかし、飲食代がかさんだことを後悔する就活生は、意外と多いのです。節約のために水筒で飲み物を持参したり、おにぎりやサンドイッチなどの軽食を持参したりすると、飲食代をかなり削減できます。
さらに、カフェによっては水筒やタンブラーを持ち込むと割引になるサービスを展開しているので、利用してみてください。タンブラーや軽食を持参するのが面倒という人は、スーパーやドラッグストアで購入する手もあります。コンビニに行くよりもずっと安く済むはずです。
書籍代:本当に必要な書籍だけ買う
書籍は、なんでも買ってしまわないのが一番の節約方法です。本屋さんに行くとどうしても「こっちの本も」「あっちの本も」となってしまうかもしれません。しかし、本当に必要な本だけを買うことで、より質の高い就活ができるようになります。
就活のまとめ本を買ったり、SPIの対策本なら言語・非言語すべての対策ができるものを買ったりなど、本当に必要なものだけ購入するようにしましょう。また、住んでいる地域の図書館や大学の進路指導部などにある書籍を活用するのも、節約方法としてはおすすめです。特に大学の進路指導部には就活に特化した本がたくさん置いてあります。
会社が就活費用を負担してくれる場合もある
一つひとつは小さいながらも、地味に費用がかかってしまう就活ですが、なかには選考を受ける会社側が最低限必要なコストを負担してくれる場合もあります。ただし、企業側が自動的に対応してくれるというわけではありません。それに該当する場合には、事前に企業側からの通告があるでしょうから、必ず申請するようにしましょう。費用面に限った話ではありませんが、利用できるものを使わないでおくというのは非常にもったいないことです。
選考が進むと交通費を支給してくれる会社もある
就活費用の会社負担についてですが、企業がもってくれることの多い項目は交通費と宿泊費です。当日来社するまでにかかる電車賃はもちろんのこと、地方から選考のために移動してくる際に前入りをしなければならない場合には、宿の手配なども手伝ってくれます。ただしこれは面接試験より先の選考に進む場合など、企業が定める条件を満たしていなければ受けることができません。
また、捻出することのできる項目も制限されていることが多いです。そのため、もちろん選考にかかるお金を最初から全額負担にしてくれるような一部例外はありますが、「そんな制度があったらラッキー」くらいに思っておいたほうが良いでしょう。
基本は自己負担であることを忘れずに
就職活動にかかる費用は基本は自己負担となっています。リクルートが実施したアンケート調査によりますと、面接や会社説明会などで交通費・宿泊費などを支給することがあるという企業は、全体の36.4%という結果になっています。また、費用を負担してくれる場合であっても、そのうちの60.0%が「最終面接のみ」と回答しています。「会社説明会で支給する」とした企業はゼロでした。
このデータから、就活費用を負担してくれる会社のほうが、どちらかというと珍しいということが読み取れるでしょう。基本的には全て自分でまかなう事になります。そのため、悔いの残らないような活動をするためには、自分である程度の蓄えを持っておかなくてはならないのです。
2017卒の就活費用平均は16万円!地方は交通費で高額になるため節約を意識しよう
就活にかかる費用の全国平均は16万円ほどで、地方の人は都会に行く傾向があるので高くなりがちです。就活費用が足りずに説明会や面接に行けない!という事態にならないためにも、親に相談しておいたり、アルバイトで費用を貯めたりして、計画的に準備しておきましょう。
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